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ぷろろーぐ


「ごめん。俺じゃやっぱり美桜の期待には添えないよ」

何度も何度も。同じようなセリフはたくさん聞いてきた。

「価値観もさ、あわないと思うんだよね、俺たち」

そのセリフ、前の人も言ってたなぁ。

「美桜もさ、そう思うだろ?」

「・・・・・・はぁ」

思わずもれたため息を相手は肯定の意だとでも思ったのか少しほっとした顔をした。ばっかじゃないの。

「俺も忙しいしさ。美桜にばっかり構ってあげられないんだ」

ごめんな。別れよう。

次に何を言いたいかなんて超能力者じゃなくたってわかる。

「わかった。じゃあね」

ごめんの「ご」の形をした口が固まる。

「え?」

「別れたいんでしょ? ばいばい」

それだけ言って踵を返して歩き出すと後ろから声がした。

「美桜、ごめんな!」



ほんと、ばかじゃないの。










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