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一打目が当たった瞬間（ゴルフボール）
一瞬の出来事
重撃と言えばいいのか、鈍撃と言えばいいのか、爆撃と言えばいいのか、どう伝えれば良いのか分からないが、音に表現すると『ドゴォッ』とか『バァァァン』とか『ズゴォォォン』って感じで、身体中に激痛と言っても激痛なんて言葉じゃ生温い位の激痛もとい死前痛《死の直前に達するかという程の痛み》（勝手に言葉作った）が、身体中を駆け巡ったと思うと、身体は歪に歪んで声も出ないうちに弾き飛ばされる。それが一打目のショット。
ゴルフボールの一打目は正に地獄そのもの。
あの渾身の一撃の第一打。あれを人間が食らったらと思うと……。
「あ～、南無阿弥陀物。南無阿弥陀物」
