書類の角
プリント集めや、書類整理の時に。
「痛っ!」
「どうしたの!?」
「え? いや、書類の角で指切っちゃって」
「そうそう、そこ。紙だと思って油断してたらスパッと切れるのよね」
「どうして、こんなに尖ってるんだろ?」
「いっその事、丸かったら切れなくて済むのにね」
『こいつら、好き勝手言ってるな。紙の角が四角く尖ってないと、書類をまとめたり、整理する時に困るでしょ! 端と端を合わせてトントンってしたら書類が綺麗にまとまるのは、四角く尖っているから出来るんよ。分かる?』
「あっ、分かった!」
「何が?」
「ここの角、コレがあるから書類整理がやりやすいって事」
「それで?」
「だから、尖ってても仕方ないって事」
「でも、それなら全部の角じゃなくても、いいんじゃない?」
「そう言われたら、そうかもしれないな」
「でしょ!?」
「絶対何か意味があると思うけど……」
『まだ言ってる。角全てが四角く尖っているのは、整理する時にトントンってするのに役立っているって事だけじゃない。それだけじゃなくて、書類整理する時に必要な物。そう! ホッチキス。ホッチキスで止める時にも角があった方が便利でしょ! って人間には俺の声、聞こえてないけどね……』
「あ〜! 分かった!」
『もう知らん!』
と、まあこんな感じ? で話を書いていけたらなぁ。と思っていますので、気長によろしくお願い致します。