彼女の方が好きなんでしょう?
もう知らない
貴方は私よりも彼女の方が好きなんでしょう?
だって彼女の方が可愛いものね
顔が整っていて背丈も高い
まさに凛としている芍薬のよう
でも私ではどんなにメイクで誤魔化そうとしても
華やかになれない地味っ子だもの
もう知らない
貴方は私よりも彼女の方が好きなんでしょう?
だって彼女の方が楽しいものね
話題は溢れているし打ち切りもしない
まさに豪華な牡丹のよう
でも私は特定の話しか出来ない
世間には疎いオタクだもの
もう知らない
貴方は私よりも彼女の方が好きなんでしょう?
だって彼女の方が素敵だものね
優しく微笑みを向けて真っ直ぐな性格
まさに優美な百合のよう
でも私は笑顔が苦手で
こうやって捻くれた性格だものね
いや本当は分かっているよ
単なる幼馴染として付き合ってくれたってこと
元々貴方とは釣り合っていないことも
だから私から別れてあげる
解放したら彼女の元に飛び込めるでしょう?
ちょっと待ってよ!!
どうして可愛いなんて言うの?
どうして素敵なんて言うの?
どうして楽しいなんて言うの?
そんなこと言われたら決意が揺らぐじゃないの
もう急に謝るなんて
私が怒っている理由分かっているの?
そうだよ 分かっているじゃない
隠れて彼女と会っていることが嫌だったの
彼女にはプレゼントの相談をしていたなんて
どういうこと?
そんな話は聞いてないわよ
サプライズなんてやめて
不安を煽るだけなんだから
私は自分に自信なんて無いんだからさ
まあでも今回は素敵なプレゼントを
用意してくれたらから許してあげる
だけどこれからは1人にしないで
私だけを見つめて欲しいわ
貴方の中で溶かされていきたいの
ちゃんとすれ違った様子を落とし込めたか不安です……。




