7
「こちらがDランクダンジョンに参加するための許可証になります!Dランクダンジョンへ参加される場合はこちらをご提示してご参加ください」
無事にEランクダンジョンをクリアした俺たちは受付のお姉さんにダンジョン許可証を渡された
もとい 戦利品やゴールド 報酬などはジュリアンに取られてしまったが本来の目的は果たすことが出来た
これで自由にパーティを組みダンジョンに参加出来るようになった
「まぁ、でも、ゴールド欲しかったなぁー武器も買いたかったし」
俺が愚痴を左から右に受け流すようにマリアちゃんが話をきいている
「でも、やくそうとかはよくないか? 売りに出したって4ゴールドぐらいだろ? それぐらいなら俺にくれたっていいのにな」
俺の独り言にため息をつきながらマリアちゃんが口を挟む
「いいじゃないですか、生きてるんだし ジュリアンさんの実力がなければ私たちではクリアできませんでしたし、本来の目的 許可証ももらい 役職も与えられました それでいいんじゃないでしょうか」
「役職ってもう 職業に入れたのか?」
「はい、Dランクダンジョンに入れれば役職が与えられます 私はシスターマリアです」
「これからマリアちゃんはどうするの?」
「しばらくは教会で祈りつつ 魔法書を購読しいろんな魔法に触れ合って行きたいと思っています 今はまだ体力を回復させる魔法しか使えませんが 毒を治す魔法など 覚えて行きたいです、」
「そうか、じゃしばらくは会えないんだな 残念」
「シオンさんはどうさせるんです?」
「俺はDランクダンジョンへ行って今度こそゴールドを稼ぐよ とりあえず武器を買いたいな」
「そうですね 応援しています」
「ところでジュリアンサンは?」
「あージュリアンはもうここには居ないよ 外に居ると捕まっちゃうおそれがあるみたいだから またダンジョンに参加するって」
「そうなんですね、」
俺とマリアちゃんはゲート日出てお互いいとまごいして外に出た
今生の別れではなかったが なんだか寂しい
「また会える日を祈りながら」
「ただいまぁー」
家に帰るとお母さんが優しく出迎えてくくれた
「シオン おかえりなさい それで?ゴールドはたくさんもらってきた?」
「お母さん?それなんだけど、、、」
「はぁー!!? 1ゴールドももらえなかったですって!」
「ホントにごめん パーティにやつに全部あげちゃったんだよ っていうか あげるしかなかったんだよ」
「私がどれだけゴールドを楽しみにしてたと思ってるの!!!」
「でも、ほら 許可証もらったんだ これでいつでも行けるからさ」
「ううううう 」
「お母さん?魔法はやめて?マジで、」
「イオナズン、」
「ボっカーーーーーン!
「死ぬー!」
俺の家は全てなくなった