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ダンジョンのゲートにたどり着いた俺は早速受付の人にEランクダンジョンでクリアした証となる許可証を受付の人に渡す
「はい、確かに許可証ですね、今回はどうされますか?再びEランクダンジョンに挑戦するかDランクダンジョンへ挑戦いたしますか?」
「はい、Dランクダンジョンへ行きます」
俺は強く決意を歌い ダンジョンのゲートを通る
Dランクダンジョンはたくさんの人が行くのでダンジョンゲートの周りは混んでいる 初心者から峠を超えたベテランまでたくさんの戦士 魔法使いたちが自分をアピールして パーティを募集している
「俺もパーティ組まないと!」
といってもEランクダンジョン同様マッチする人などいない みんなはやはり強い味方を探している 俺みたいな弱いやっを組んでも仕方ないって言っているようだった
探しても集まらなかった俺は再びゲートに戻り受付の人にきいてみた
「あの、、もし、パーティー集まらなかったらどうなるんですか?」
「原則 パーティーが3人居なければダンジョンに参加することができませんので もし、集まらなかった場合は後日となります」
基本的にダンジョンはパーティが組まなければ参加できない 昔は1人旅でOKだったらしいがいつの日か3人か4人での参加となったみたいだ
「シオンさん、パーティが集まらないのでしたら「ギルド」に参加することをオススメいたします 有名なギルドならば メンバーがたくさんおりますし リーダーがパーティを選んでくれるのでひとりぼっちでダンジョンに参加できないということはなくなります」
ギルドに参加するという考えもある 俺みたいな弱くても チーム編成によっていろいろ変わるかもしれないし ダンジョンにも多く参加できるだろう しかし ギルドに参加するためにはゴールドが必要になってくる
有名なギルドならば50000ゴールドは固いだろうか もちろんそんな多くのゴールドがない俺にとって夢みたいな話だ
ギルドには誰でも参加可能なギルドも存在する が そのギルドは誰でも参加なために出入りが激しく 無法地帯となっているところもあるらしい そんなリスクの高いギルドは当然リーダーもやる気がなく ダンジョンに参加を希望しないこともあるだろうしパーティも集まらない そんなギルドに参加しても意味はないだろう
「ギルドなしで頑張ります」
とりあえずギルドに参加せずにフリーで頑張ることにした フリーならばゴールドもたくさんもらえるだろうし
「ん?」
ゲート前のスペースを見渡すと 俺の見覚えのある2人が俺の瞳に映し出される
「マリアちゃん!!」
「え?シオンさん!?」
「状態回復の魔法を習得するって言ってたのに」
「もう!習得いたしました!」
(え?まだ前のダンジョンから 3日しか経ってないぞ?そこから魔導書を読んで覚えたっていうのか?すごすぎるだろ!)
「そうか、」
彼女もまた天才と言われる部類の存在なんだろうと俺は思ったのだった




