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とりあえず目標 完結させる!これだけ!


あと細かいところは完結させてから直します!

勇者と魔王との戦いも落ち着きはじめ膠着状態となった 世界



ダンジョンで資源を集め お金 つまりゴールドを稼ぐことが当たり前となった


だが 緊急クエストやSランクダンジョンなどの不確定のダンジョンでお金を稼ぐのは危険と判断され 勇者がすでにダンジョンを攻略 ゴールドを稼ぐのはクリア済みのものだけとされた


うちのお父さんもその中の一人だ 「ちょっとバイトにいってくる」的なノリでダンジョンを攻略しお金を稼いでいる



俺も今年で17歳 そろそろダンジョンの参加が可能となる年齢だ


17歳になるとみんな ダンジョンに参加するための職種である まずは「旅人」からスタートし そこから おのおのの職業につくことが可能だ


今日はその ダンジョンに参加するための試験「試練の森」に俺は挑戦する

挑戦といってもチュートリアルみたいなものだけどな





「おはよう」



俺は1年前 この異世界に転移した、俺だけなら普通なのだが (普通なのか?) お父さん お母さん 家族全員がこの異世界に転移してきた 


お母さんはというとこの異世界にもすぐに慣れ 図書館から借りてきた 魔導書を読み漁り一通りの魔法を1年で使えるようになった

お父さんが1年かけて必死に建てた家を実験といって魔法で1日でぶっ壊したのはいい思い出だ



 うちのお母さんがエプロン姿で朝ごはんの準備をしていた


いつも通りの平和な朝である



「んー!メラ!」



フライパンから火の玉が湧き上がる



「お母さん???」




「ごめん!焼きすぎちゃった!」



朝ごはんの目玉焼きが丸焦げになっている



「なんで魔法を使った?ガスのほうがいいだろ!」



「だって、ゴールドがないんだもん今はねガスだってお金がかかるのよー 節約よ 節約」



(いやいやいや、にしても メラって、まぁ火の玉だけど それで丸焦げになったら意味ないだろ)



「そうだ!今日、試練の日だったわよね?頑張って合格してきてね そして いっぱいダンジョンで資源集めしたり モンスターを倒していっぱいゴールドを稼いできてね 」



「わかったよ、」



俺は丸焦げの目玉焼きを食べた



「いってらっしゃーい」



「ちょっと待って お母さん」



「なに?」



「武器とか装備品とかないわけ? アイテムボックスみたけど1個もなかったんだけど」



「あのね、この家庭にそんな武器とは装備品とか持ってる家にみえる?お金がないって言ってるでしょ!」



(お母さんが家ぶっ壊したからな)



「にしても ほら、モンスターとか出るじゃん?どうやって戦うの?」



「そうねー確かに」



(やっとわかってくれたか)



「じゃこれなんかどう?」



「いやいやいや、!それ木の棒じゃん!」



「これで十分よ 試練の森なんかはスライムぐらいしか出ないの!だからスライムの頭に木の棒をぶっ打ただければ倒せるわ スライム倒せれば 4ゴールドぐらいもらえるかしらね」



「ままぁまぁ そうだけど、じゃ盾とかどうすんの? さすがに盾がないと死ぬよ?」



「そうねー えっとー? これなんかどう?」



「いやいやいや おなべのフタ? それはないって! 俺死んじゃうよ?まじで」



「これぐらいが丁度いいと思うけどなぁー」



(ていうか 大切な我が子におなべのフタで守れってどういう親だよ! マジでメラの上のメラミとか来たらおなべのフタなんてすぐに壊れちゃうぜ? ホントに)





「いってらっしゃーい」




お母さんは笑顔で送り出した




試練の森にいく道中 周りの視線が気になって仕方がない


民宿のお母さんも武器屋のおっちゃん やくそう売ってるばあちゃんも変な顔してるし


それもそうだ かぶとは三角巾  武器は木の棒 シャツ(旅人の服があったからまだよかった) 盾はおなべのフタなのだから




(こんなんで ダンジョンクリアできるのかなぁー?)

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