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第三話学園へ向かう日の朝

第三話学園へ向かう日の朝


私はリゼッタの屋敷に泊まることになった

「あぁ本当さっきの肉料理美味しかったな〜」

「ありがとうございますギアラ様、他にもご注文があればお作りしますよ明日でよろしければ……ですがね」

「さっ流石に今食べたら太っちゃうから明日お願い」

私がそういうとリゼッタたちが驚いた顔を揃って

「ギアラがそういうなんて珍しいね。いつもなら『食べた分動けば問題無し!!』っていうのに」

ギアラがゲームで身体能力が高かったのはこれが理由なんだよね

ギアラは食べた分以上に動いてるってファンブックにも書いてた

ゲームだとモブ令嬢B扱いだから描写自体が少なかったんだよね、トホホ

それにギアラ大の肉が好きすぎて学園で『美味しい肉の食べ方を研究する会、略して美味肉研究会』なんてのを作ってたな

『研究会に参加することで限定サブイベントや全てのキャラとの信頼を高められる!! 限定スチルイラストが手に入る研究会システム!!』っていうのがゲームであったけど、私はギアラに会いたくてゲーム攻略をすっぽかしてサブイベばかりやってギアラの信頼度ばかり上げてたんだよね

美味肉研究会にソフィール・トルスティンも入ってた。

たしかギアラが舞踏会での婚約破棄により孤立したソフィールに『はいソフィー考え事は肉食べてにしたら? 私の研究会なら好きに使っていいから』って誘ってソフィールは喜んで入ってた

……というかギアラ色んな人に肉を食べさせてたから案外隠れファンが多いのに美味肉研究会にギアラとソフィールだけって……ソフィールが嫌われすぎなんじゃ、噂に尾びれ背びれがついててそれを信じる人が多かったんだろうな

……とまあこれは私の予想だから本当のことは分からないんだけど。

ほんとなんで……なんでギアラがモブ令嬢Bで最期殺されて肉料理にされなきゃいけないの!?

ていうかこのままだと私がそうなるんじゃん!!

舞踏会でやらかしてるから肉料理に近づいてるからなんとかして遠ざけないと……やっぱりまずは味方を作らないと

ギアラが肉料理になったことは分かってるけど誰に殺されたかって描写がなかったから、そこが問題だよね

ブツブツブツブツ

「ねえギアラ……お〜いギアラ聞いてる?」

「ギアラお姉ちゃんまたお肉のこと考えてるのかな? マリカ明日もお肉料理お願いね」

「お任せくださいお嬢様」

チュンチュンチュンチュン

「………はっ!! あれいつのまに私ベットまで移動したんだろ」

私が驚いているとマリカが突然背後から話しかけてきた

「ギアラ様が五分ほど何か言ったあと倒れたので私がベットまでお運びしましたよ」

「ありがとうマリカ。運んだって私重くなかった!?」

「重くなどありませんでしたよ。それよりギアラ様リゼッタ様学園の方はよろしいのですか? 屋敷(ここ)からだとあと十分以内に出ないと間に合いませんよ。……はあ、リゼッタ様起きてください」

「あと五分だけ……お願い」

「駄目ですよ、遅刻しますよ」

リゼッタがなかなか起きそうにないので私がとっておきの方法を使った

「ねえリゼッタ早く起きて学園行かないとエルバート様に会えないよ」

私がそういうとリゼッタは飛び起きて準備をし始めた。

「早く行くよギアラ!! きょっ、今日こそエルバート様に話しかけるんだから!!」

そうリゼッタはエルバートに恋をしている。

ファンブック情報なんだけどね

ゲームだとリゼッタはモブ令嬢Aだから詳しく書かれなかったんだよね

研究会システム以外だと、エルバートルートの背景に木の影に隠れてエルバートを見ているのがちょこんと映ったりネオンダールルートでギアラと談笑してるのが映ったりするぐらいだったからもう少し掘り下げてくれても良かったと思うけど制作の都合もあるから……だからファンブックでモブも含めて全てのキャラを掘り下げてくれたから発狂するほど嬉しかったんだけど!!

舞踏会の次の日の学園ってことは、ゲームだとソフィールが孤立してたよね。

てことはゲームのギアラと同じ行動をすればソフィールは味方に出来るよね

なんかそんな邪な気持ちで接するのやだな……よし味方にするって考えはなしで!!

せっかくゲームの世界に来たんだし友達になれるようにしよう

学園ってことはやっぱりゲームの主人公のアンジェが入学してくるってことだよね。

うぅ胃が痛い……でもなんとしてでも私は生き残ってみせる!!

私が決心し、リゼッタと共に屋敷を出て学園へと向かった。

読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来るときにしますね

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