第二話お泊まり会
第二話お泊まり会
私とリゼッタは屋敷に着いた
ゲームでギアラはリゼッタの義妹のアオイに懐かれている
アオイが九歳の時ベルコニャ家に引き取られた。
当時のギアラとリゼッタは十六歳
婚約破棄があったってことはそれから二年が経過しているってわけになる
「ねえギアラいつも言ってるけどアオイを甘やかしすぎないでね!! 私だってもっと甘やかしたいし甘えてもらいたいんだ〜か〜ら〜!!」
「分かった分かったから」
ゲームだと分からなかったリゼッタが見られてなんだか嬉しいかも……でも忘れるな、ついさっきやらかしたことを!!
ガチャ
「リゼ姉おかえり〜…………もしかして隣にいるのって、ギアラお姉ちゃん!?」
「ねえアオイ〜リゼ姉もいるよ〜忘れないで甘えてよ〜」
「忘れるわけないでしょ」
チュ
「これでいいでしょリゼ姉、早く行こギアラお姉ちゃんいつもみたいに撫でて〜」
撫でてって言われても……いっ、いいのかな?
「ギアラお姉ちゃんどうしたの? もしかして」
まさかギアラの中身が私に変わったことに気づかれた!?
「お肉成分が足りないの!? 早く摂取しなきゃだよね、待ってて」
パパン
アオイが手を叩くと天井から女の人が
「お嬢様どうかしましたか〜!!」と叫びながら登場した。
「ギアラお姉ちゃんのお肉成分が足りなくなっちゃったからお肉料理を四人分作って」
「お嬢様、私も一緒に食べてもよろしいですか?」
「もっちろんだよ。マリカが一緒に食べてくれるからいつも以上に美味しく感じるだから、ありがとね」
「お嬢様……私こそですよ。ではさっそく作ってきますがお肉は何を使いますか?」
マリカがアオイに聞くとリゼッタが答えた
「さっきギアラがシマチョウが食べたいって言ってたよ」
「ありがとうございますリゼッタ様それでは作ってまいりますのでみなさまお待ちください」
そしてマリカは厨房の方へ走って行った。
「ありがとうリゼ姉……それにしてもリゼ姉、ギアラお姉ちゃん舞踏会は途中で帰っても良かったの?」
そう聞かれて私が
「つまみ……」と言いかけた時リゼッタが任せてと言いたげな顔で説明し始めた。
十分後
「そうなんだギアラお姉ちゃんしばらくの間泊まってく? 家に帰っても知られたら酷い扱いを受けるでしょ……でも誰かから言われて分かった方が面倒になるかも……まあ食べた後に考えよっか」
アオイに『家に止まらないか?』と提案されたあとマリカが料理を持ってきた。
「みなさまお待たせ致しました『シマチョウの甘辛炒め入りチャーハン』です。夜遅いので、少量にしておきました。ギアラ様安心してくださいギアラ様のものにはシマチョウ多めに入れておりますので、それでは」
一同「いただきます」
「いつも美味しいよマリカ……本当ありがと」
「そのお言葉がいつも心に沁みておりますお嬢様」
「マリカ私のにシマチョウ多めに入れてくれありがとう……お肉成分満タン!! になったよ」
「それはよかったです。明日の朝ごはんにも様々なお肉をご用意しておりますゆえお楽しみに」
「マリカいつもアオイをよくしてくれありがとうこれからもアオイを頼むよ」
「そのことでしたら、安心してください!!」
「それじゃあ私泊まっていこうかな……一旦は今日だけね」
「部屋は私と同じ部屋を使うけどいい?」
とリゼッタに言われたので「私は使わせてもらう側だからリゼッタが決めていいよ」
「それじゃ私の部屋で……一緒に寝ようね」
そして私たちは晩ご飯を食べた。
私はリゼッタの屋敷に泊まることになった。
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