オーナーの過去 part2
お久しぶりです。
相変わらずエセ関西弁です
片付けを始めて暫くした頃「恵理那~終わったか~」と久連から聞かれた。ちょうど掃除が終わったので「今終わったよ~!」と返事をした。
「ほな、ごみ捨てて家いこか。」と言われたので「うん!」と強く頷いた。
お店を出て二人は話しながら15分ほど歩いた。「もうすぐ着くで。」と久連がいった。「分かった!」と返しつつそこからさらに2分ほど歩いた。すると「ついたで」と久連が言った。「ここ⁈」と恵理那が驚いた声を出した。
「せやけど…どないしたんや?」
「いや、久連の家…タワーマンションじゃん‼」
「こら、近所迷惑になるから声のボリューム落としや」
「だって~…」
「だってやあらへん。ほら、行くで」と恵理那に呼びかけながらエントランスに向かっていく。「あ、ちょっとまってよ!」と言いながら久連を追いかけて恵理那もエントランスに向かった。
二人はエレベーターに乗った。「そういえば久連~」
「ん?どないしたん?」
「いやさ、ここ何階立てなの?」
「四十三階立て」
「それで久連は、ここの何階に住んでるの?」
「四十階」
「……え⁇」
「…どないした?」
「いや、タワーマンションに住んでる時点でびっくりしたけど、まさか四十三階立てのタワーマンションの四十階に住んでるなんて思わないし、私高所恐怖症だし…」
「あ、そこは大丈夫やで。」
「なんで?」
「実はうちも高所恐怖症やから」
「…ほんとに?」
「うん」
「じゃあなんで高所恐怖症なのにそんな高いところに住んでるの?」
「あ~それは…」
四十階です
「着いたな、ほら先降り。続きは部屋はいったらな」
「うん、ありがとう」
先に恵理那がエレベーターから降り次に久連が降りた。そして久連がマンションの廊下を歩いていく。その後を恵理那はついていった。
久連が部屋のドアを開けると「先入り」と言ってくれたので先に部屋に入る。そのあと「ここ洗面所やから、荷物置いたら手洗いうがいしておいで」と言ってくれたので「わかった!ありがとう!」と言い荷物を置いて洗面所に向かった。
全て終わり久連の所へ向かった。
「久連〜終わったよ〜!ありがとう!」
「ん、ええ子やな。ほな、うちも行ってくるさかい待っとってな。」と、久連が言った。
「うん!わかった!」と言うと久連はニコッと微笑み洗面所に向かっていった。
しばらく待っていると「お待ちどうさん」と言いながらリビングのソファに座った。
「さて、さっきの話の続きしよか。」と久連が言った。その言葉に「うん」と返事をした。
ここまでお読み頂きありがとうございます!
また、過去編が書き終わらなかったのでpart3作ります。
これからも不定期であげていくのでよろしくお願いします(*^^*)