オーナーの過去 後編part1
中途半端に終わります
オーナーがお店の裏に行ってから大体5分ぐらいたったが一向に帰ってくる気配がない。『のんびり待っていよう』と、先ほど注文したストレートの紅茶を飲んでいると「なぁなぁ、名前はなんていうの?」と20代前半ぐらいの男の人が話しかけてきた。「桐月恵理那!」と答えた。すると、「名前可愛いな!」と言われたので「ありがとう!」としっかり答えた。そのあと「恵理那って呼んで良い?」と聞かれたので、「もちろんいいよ!」と言った。それから「お兄さんの名前は?」と聞いた。「俺は白嵜遥斗。よろしくな!」
「うん!よろしく!はるにぃ!」
「はるにぃ?」
「うん!遥斗だからはるにぃ!」
そこから、桐月恵理那と白嵜遥斗はいろいろな会話をした。好きなものや特技などを聞きあったり、お互いが愚痴を吐いたりしているとバーに居た他の客も寄ってきて、みんなで一緒に話していた。そこそこ盛り上がってきたころに、「あんたらそんなとこ集まって何の話してんの」とオーナーが言った。そのあとすぐに「まぁ、なんでもええけどせめて声のボリュームもうちょい落としてや。裏まであんたらの声聞こえてきてたで」と言った。そう言われ全員が一気に口を閉じた。するとオーナーが笑いながら「なんや一気に静かになってしもて、ただ声のボリューム考えや言うただけやで?」といった。すると、少しずつ白嵜遥斗を中心に話し出した。そして、大半の人が話し出したころ、オーナーに「恵理那、こっち来てや」と呼ばれたので話の輪を抜けオーナーのもとに向かった。
「おかえり、久連」
「はい、ただいま」
「どこ行ってきたの?」
「ん?あぁ〜、ロッカーに携帯と鍵を取りにな」
「携帯は分かるけどなんで鍵?」
「それは後でな、ほら携帯出して。連絡先交換しよ」
そう言われ、恵理那と久連は連絡先を交換した。
「久連、ありがとね」
「ええよ、後これ。」
「あぁ、さっき言ってた鍵?」
「そう、これうちの家の鍵。恵理那に渡しとくわ。何時でもおいで。」
「え、でも...」
「遠慮せんで大丈夫やから」
「...わかった。ありがとう!」
「ん。...あ、恵理那」
「何?」
「この後、暇か?」
「あ〜うん」
「そうか、それやったらもうすぐ閉店やし家おいでや。」
それを聞いた恵理那は、「え、いいの!!」と返した。すると、久連は「勿論ええで」と恵理那に返した。その後すぐ、「ほら、アンタらはよ帰りや!今日はもう終わりやで」と白嵜遥斗やそのほかの大人の人達に言った。すると「え〜、もうちょっと居たい!」という声が沢山上がったが久連が「え〜やあらへん。出禁にすんで。」と言うとみんなが「やっぱ、久連にはかなわんな...」といい各々帰る準備を始めた。その後五分もしないうちに「ほな、帰るわな〜」といい次々に帰り始めた。そして最後に白嵜遥斗が「ほな帰るわ」と久連に言い続けて恵理那に「ほなまたね!あ、これ連絡先。良かったら追加しといてね。」と言い帰って行った。
「じゃあ店の片付けやるから恵理那ちょっと待っとってな。」
「え?私も手伝うよ?」
「ホンマに?助かるわ〜じゃあ、皿洗ってくれるか?」
「わかった!」
と言う会話をしながら店の片付けを始めた。
後編1個だけじゃ収まりきらなかったのでもうひとつ後編あげます( ̄▽ ̄;)
そして、もうすぐ年越しですね!沢山読んで頂きありがとうございます!来年はもっと上げられるようにしたいと思ってます( *´꒳`*)
来年もよろしくお願いします!