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はぢめてのダンジョンマスター  作者: 闇統王様
第二章 目指せダンジョン村。
27/27

増える住人とリフォーム。

「入場ポイントが加算されました。」


唐突にそんなことを口走るダコアちゃん。


「へ?」


「ダコアちゃん?」


「どうやら人を連れて戻って来た様です。」


「・・・え?もう戻って来たの?今日の朝に出発したばっかりだよね?」


今はお昼を食べてまったりしていた所だ。


ダコアちゃんが気を利かせて映像を出してくれる。


「あ、ほんとだ。知らない人がいるね。」


そこには探索に出ていた二人に肩を貸されている、知らない男の人が映っていた。


「幸先良いね。案外簡単に集まりそうかな。」


なぁんて思ってたこともありました。うん、そんな甘くは無いですよね。


次に探索組が帰ってきたのはなんと2ヶ月後!5人連れてきました。


森の浅い所に居たのを連れてきたみたい。皆疲れきってるね。怪我してる人も居るみたい。


此処ってかなり森の奥に在るみたいだね。道もあるわけじゃないし、森を出るまで1ヶ月は掛かりそうだって、こりゃ人を集めるのはなかなか大変そうだぞ。


あの二人以外にも探索組を増やせれば良いんだろうけど、ここの森の強すぎる魔物を避けながら行けるのはあの二人しか居ないっぽいね。

だからこそ最重要人物のサーフィちゃんに付いていたんだろうからね。


まあ、人数が増えるのは気長に待つしかないね。


それはともかく、喫緊の課題はとても暇なことですね。

日にちが結構経ったからAPもそこそこ貯まったけど、大きなことが出来る程では無いしね。


あっ、でも生活環境の改善はちょこちょこしてる。


布団も綿に替えたし、お風呂用品も揃えたし、服の替えも用意しました。

細々した台所用品も揃えたし、あっ箸もあったんだよね。


だから、生活は程々充実してきた。


しかし、やることがない。料理しかやることないのは大分飽きた、流石に。まだやれることはあるんだけど、そればっかりやってると、ねぇ?


う~ん・・・何しようか・・・。


あっそうだ!人数もぼちぼち増えてきたし、何時までも大部屋って訳にはいかないよね?


リフォームしますか!



さて、今回は結構変更が多いから、仮作成でやろうかな。


「仮作成の・・・編集・・・第一層っと。」


よし、編集画面が開いたね。


「ちゃんと覚えていたんですね。」


「も、もちろんだよ!」


ま、まぁついさっき思い出したんだけどね!


気を取り直して、部屋は基本的に個室にしようと思うんだよね。でも家族や夫婦、恋人同士なんかの部屋割りはどうしようかな?


う~ん・・・まあスペースは在るんだから全部作っちゃおうか!

在る分には問題無いでしょ!


さてと、それじゃあどんな感じにしようかな・・・。


今の大部屋をホール的な感じとして、その奥に男女其々の個室を作るか。

家族と夫婦恋人部屋はどうしようかな・・・。


女子部屋とは反対側の男子部屋の向こう側に新しく通路を作ってそっちに作ろうか。うんそれで行こう。


配置場所は良いとして、其々の部屋の大きさはどうしようかな?


個室は2×3メートル位で良いかな。寝る場所と多少私物が置ける位だったらそれで足りるかな?


「ダコアちゃんどう思う?」


「いいのではないかと。」


「じゃあ、これで行こう。」


二人部屋は幅を増やして4×3メートルで良いか。


家族部屋はどうしよう。基本は親と子供の四人家族を考えると、8×3か6×4かな。


まだ部屋で自炊させてあげられる程の設備は作ってあげられないからこんなものかな。後々拡張できる様にスペースを空けて配置しておこう。


「ダコアちゃんこんな感じでどうでしょう?」


「いいのではないかと。」


「では、決定で。」


これで居住区画はいいかな。炊事場はまだ1つで我慢してもらおう、そこまでAPに余裕は無いからね。


それじゃあ、後は農業区画かな。量と種類を増やしておこう・・・こんなものかな。


よぅし、後は此れを反映させるだけだね。


「今回はフロア全体に反映させるから、サーフィちゃん達には一旦第二層に行っててもらはないといけないよね?」


「そうですね。」


其では早速サーフィちゃんを呼び出します。


「サーフィ、サーフィ応答せよ。サーフィ、サーフィ応答せよ・・・・・・。」


〈は、はいうさ!ナナさん!〉


相変わらず、ビクッとなって反応するサーフィちゃん。可愛ええのう。


そして、新人さん達に怪訝な目で見られるサーフィちゃん。

うん。今は新人さん達と作業していたみたいだね。まあいいや。


「うむ。今回人数が増え、今後も増えていくだろうから、居住区画と農業区画の拡張を行おうと思う。」


〈あ、はい。ありがとうございますうさ。〉


「うむ。その為に一度全員で第二層に降りて貰えるか。」


〈はい。今すぐですかうさ?〉


「そうさな。手を放すと不味いものが無ければその方が望ましいな。」


〈分かりましたうさ。皆に伝えますうさ。>


「うむ。」


それから暫くして全員が第二層に降りたので、さっき作った仮作成の反映を行いましょう。ぽちっとな。


はい終了。早っ、即時反映ですからね。


「サーフィよ、拡張は完了した。それぞれの大部屋の奥に一人部屋、新しい通路の先に二人部屋と四人部屋として使えるような区画を作ってみた。好きに使うがよい。」


〈はい。ナナさんありがとうございますうさ。〉


「生活に足りないものがあれば言うように、叶えられるかは分らんがな。」


〈はい。皆に聞いておきますうさ。〉


よし、これで人数増えても暫く大丈夫でしょう。

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