表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はぢめてのダンジョンマスター  作者: 闇統王様
第二章 目指せダンジョン村。
19/27

生活向上第一弾

さて、源泉の選択は出来たので、間取りを考えていきますか。


とりあえず浴槽部分を2メートル四方とるとして、その回りを1メートル幅で囲って、入り口側に更に1メートル幅をとって洗い場にすると。

やはり元日本人としては洗い場は必要だよね。


そしたら先ずは床全体を一段下げて、部屋にお湯が流れて行かない様にするっと。

お次は浴槽の縁を上げて、中を下げて、肩まで浸かれる様にして浴槽はオッケー。


そしたら浴槽の周りにかけ流しのお湯の排水用の溝をつくると。

最後に源泉を浴槽に流れ落ちる様に配置して終了。


あっ、地形が土のままだと泥々になっちゃうよね?石に換えよう。

うっ、1タイル10APか・・・結構するなぁ。まぁ仕方ないか。


「よし!これで完成かな。なかなかいい感じになったんじゃないかな。」


「・・・そうですね。」


ダコアちゃんも感嘆といった感じだよ。ふふん♪


ではでは、さくっと台所も作ってしまいましょう。


お風呂の向い側に空間作ってそこに作ろう。あ、因みにお風呂はトイレの隣ね。


配置はサーフィちゃん達に作ったのと同じでいいでしょう。

竃を作って、窯作って、作業台と水場を作って、排煙用に転移魔方陣を設置して、スイッチも入口のと連動させて完成と。


まぁ一度作ったやつだからね。さくっと完成ですよ。


「素晴らしいですね。」


おぉ!ダコアちゃんからお誉めの言葉を頂きましたよ!


「そう「ぐうぅぅー。」・・・。」


またなのか・・・せっかくいい感じだったのに!


「昼食も摂らずにやっていましたからね。無理もないかと。」


流石にもう弄って来ないね・・・ダコアちゃんはいい子だからね!

ってか、え?もうそんな時間なの?


「そんなに時間経ってないと思ってたけど、そんなに時間経ってた?」


「もう夕食の時間になろうというところです。」


「えっ?!そんなに?!・・・そういえば凄くお腹が空いてる気がする。」


「かなり集中していたようでしたからね。」


「う~ん、そっかそんなにのめり込んでたか、お風呂作り。」


「夕食か~どうしようかな。」


「作らないのですか。」


「いや、ダコアちゃん分かってて聞いてるよね。」


「・・・・・・・・・。」


「まともに使ったこと無いって言ったよね。それに資材も材料も無いよ。もう、おちゃめさんめ~。」


そう言ってダコアちゃんの頬をうにうにする。

相変わらず至高の感触・・・堪りませんな!


「・・・ぅゅゅ・・・。」


「・・・あっ!。良いこと考えた!」


「・・・どうしました。」


「何も私が作らなくても良いんだよ。」


「・・・私も作れませんよ。」


「ん?違う違う、ダコアちゃんに作って貰うんじゃなくて、ほらサーフィちゃん達も作るわけでしょ?」


「・・・そうですね。」


「みんなの分作るんだろうから、そこに1食…いや2食か、増えてもそんなに大変じゃないんじゃないかな?」


「・・・そんなに食べるのですか。」


「ん?・・・いやいや!私が2食分食べるんじゃないよ!1食はダコアちゃんの分だよ!」


「私は必要有りません。」


「う~、でもほら食べられるんでしょ?・・・うぅぅ、じゃあ私の分から少し食べるだけでもいいから~ね?一人ご飯は寂しいんだよ~。」


「・・・・・・・・・はぁ、仕方無いですね。それなら良いですよ。」


「ほんと!やったぁ!ありがとうダコアちゃん♪」


そう言って、ダコアちゃんをぎゅっと抱き締めて、頬で頬をすりすりする。

むはー!堪りませんなー!


「・・・ぅ・・・。」


はっ、危ない危ない。またやり過ぎる所だったよ・・・。


「じゃあ早速お願いしようか。」


「マスター。」


「ん?・・・あぁ、う~んそうだねぇ。・・・どういった食事をしているのか興味があるから、食事を作る際は1食分供出するようにって言えば、お願いしてる感じじゃ無いんじゃないかな?」


「・・・そうですね。」


ちっょと不服そうだけど、ダコアちゃんのオッケー出ましたね。


「まあまあ、私が料理出来る様になるまでだよ・・・。・・・多分。」


まぁ、何だかんだめんどくさいとか言って作らないような気もするけど、それは黙っておこう。


「じゃあ、サーフィちゃんに言っておこうか。」


と言うと、ダコアちゃんが何時ものようにダンジョンメニューを操作して、サーフィちゃんを出してくれる。う~ん、仕事が早いね。

これも自分で出来る様にならないと駄目かな?う~ん、まぁダコアちゃんがやってくれるから良いか。


さてさて、サーフィちゃんは何をしていたのかな?・・・うん、丁度ご飯の準備をしているところみたいだね。

ナイスタイミングだね。ではいきますか。ん゛、ん゛ん。


「サーフィ、サーフィ、今よいか。」


〈ふぇっ?!・・・あ、は、はいナナさん、大丈夫ですうさ。〉


ふぇっ?!だって、ふぇっ?!びくってなってうさみみがピンって立ってたよ!やっぱり耳は感情に追随する系なんですかね!可愛すぎでしょう!って、うおっ!


「・・・・・・・・・。」


な、何かダコアちゃんから物凄く負のオーラがでている気が・・・。

ん゛、う゛ん。ほ、本題に入ろうかな。


「サーフィ達の食事に興味がある。食事を作る際は1食分、供出するように。それが負担になるほど困窮してはいないだろう?」


〈え、あ、はい。それは大丈夫ですがうさ。もしかしてナナさんが食べるうさ?〉


「それはそうだろう。」


〈えっ!?そ、そんなうさ。ナナさんに食べて貰うような物は作ってないうさ。〉


「良い。現状でどの程度のものなのかにも興味がある。特別な事はせずに作る様に。良いな。」


〈は、はい。分かりましたうさ・・・。〉


「受け渡し方法はまた連絡する。くれぐれも特別はな事はせぬように。」


〈・・・はいうさ。〉


よし。これで暫くは食事に困らなそうだね。


「あんな感じなら問題無かったんじゃないかな?」


「そうですね。」


よし!ダコアちゃんからの合格頂きました!


う~ん、じゃあご飯出来るまでどうしようかな。何時もならダコアちゃんを愛でていれば、いつの間にか時間が経っているけど、今はまだ自粛した方が良いよね?


じゃあ今後の参考にどういう風にご飯作ってるか、サーフィちゃん達を見てようかな。


さてさて、どんな感じでやってるのかな?

通信時の〈〉が通常時の「」になっていたのを修正。前話迄の〈〉と<>が混ざっていたのを修正。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ