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はぢめてのダンジョンマスター  作者: 闇統王様
第二章 目指せダンジョン村。
18/27

最大最高の娯楽禁止!?禁止?


無事サーフィちゃんにキッチンの・・・煮炊き場だったっけ?まぁどっちでも良いか。そのお披露目も出来たし、もう忘れてることは無いよね?


それじゃあ何をしようかな・・・仕事も無ければ娯楽も無い・・・。


「何を言うか!ダコアちゃんを愛でるという最高の娯楽が在るじゃないか!!」


「・・・・・・突然何を口走っているんですかマスター・・・。」


「いやね、やるべきことは一先ずやったから、この後何しようかなぁって考えてたんだよ。」


なでりこなでりこ。


「・・・それで先程の言動ですか・・・。」


なでりこなでりこ。


「そう!私にはこのようにやるべきことg「ぺしん」あっ・・・。」


なでりこしてた手をダコアちゃんに払われた!?


「な、何を・・・。」


「・・・それはいいですから。」


「えーー。」


「いいですから。」


「・・・はい。」


ううう、私の最大最高の娯楽を禁じられてしまった・・・。しょぼ~ん。


「・・・・・・それで、マスターはこの後どうするんですか?一先ず白兎達は居座る様ですが。」


相変わらずサーフィちゃんに当たりきついなぁ・・・。


「・・・そうだねぇ。今のままサーフィちゃん達が住んでくれてるだけでも、最低限の生活はできるんだよねぇ。」


「そうですね。」


「でも高ランクハンターやなんかが来たらと思ったら安心ではないよねぇ・・・。」


「そうですね。」


「となると、Aランクのモンスターを召喚するってことが一先ずの目標かなぁ。」


「因みにAランクのモンスターって何APだったっけ?」


「500000APですね。」


「ご・・・う~ん500000APかぁ。」


「今のままだとどのくらい掛かるのかな?」


「1474日ですね。」


「こまっ・・・1474日って今計算したの?」


「はい。」


「すごいねダコアちゃん。ありがとう。」


なでなで。


「・・・いえ。」


はっ、ついなでなでしてしまった。お、怒ってないよね・・・。せ~ふ。


ええと1474日って事は一年が360日だから・・・・・・。


「4年ちょっとって感じかな?」


「そうなりますね。但しAPを全く使わない前提で、ですが。」


「うぇっ、そっかぁ。AP使わないって事は無いだろうから、更に時間が掛かると・・・。」


「そうなりますね。」


う~ん4年かぁ。あ、でもAランクモンスターを特にリスク無く4年で召喚出来るのならむしろ良いのかな?

だとしても、安心出来ない状況が4年以上続くのって精神衛生上良くないかな?


「4年以上何事もなく過ごせるかな?」


「現状の様に外界との接触が無ければ可能かもしれませんが、それでも脅威が来ない保証にはなりません。」


「ですよねー。」


って事は期間短縮の為に収入を増やすしかないわけだ。


「人を増やすか・・・。」


「そうなるでしょうね。」


他には、今居る人達にレベルを上げてもらうってのもあるけど、そうそう上がるものじゃないしね。

選択肢は無いようなものだね。


「う―ん。でも能力的にも制約的にも私達がかっさらってくる事は出来ないし・・・、そうなるとサーフィちゃん達にやってもらう事になるよね。」


「そうなるでしょうね。」


「じゃあお願いしなきゃだね。」


「・・・いえ、あえて借りを作ることは無いかと。」


「ん?それじゃあ人増やせないんじゃ・・・。」


「白兎が近いうちに、他の村人も連れて来て良いか聞いてくるはずです。」


「ん?あぁ成程。確かにサーフィちゃんならそう言って来そうだね。」


サーフィちゃん達が連れて来たいって言って来るのを許可したら、逆に貸しになるかな?まぁ少なくても借りにはならないだろうし、貸しは多いに越したことはないよね?


「と言うことは、後はサーフィちゃん達待ちか~。またやることがなくなった・・・。」


「そうですね。」


増やす方はサーフィちゃん達待ちだから、減らさない方か・・・今の継続的な支出は・・・食費か・・・。


「自炊するか・・・。」


「・・・・・・。」


ノーコメントですかダコアちゃん・・・。まぁ確かに私の中にある料理の知識も実地でやったっぽいのは、レンチン料理ばかりですけどね。


勿論電子レンジなんか無いので、火を使う事になるよね・・・ってガスコンロも無いじゃん!

そういやサーフィちゃんに竃とか作ってたっけ・・・。

うーん、薪での料理なんて小学校の時の飯盒炊爨くらいしかまともな知識無いんだけど・・・。

ううう、ここの設備ってどんな感じなんだろ・・・。


そう思って部屋を見渡す・・・。


「・・・ってなんも無いじゃん!」


そこに見えたのは、トイレに続く扉と机とベッド、後は木の壁と床。


これじゃ料理の腕とか薪で料理出来るか以前の問題ですよ。


「むー、ダコアちゃん分かってたでしょ~。意地悪せずに教えてくれればいいのに~。」


そう言いながら、ダコアちゃんの頬をむにむにする。

なんというやわもち感・・・いつまででもむにむにしてられるよ~。


「・・・しゅみまふぇんましゅたー・・・。」


むにむにむにむに・・・はっ、危ない危ない・・・あんまりやり過ぎるとまた払われちゃうからね。自重自重。


う~ん、それじゃあサーフィちゃん達に作ってあげたやつをまた作る?

でもあっちのは大人数を賄えるように大きめに作ったから、小さめに作ればいいかな・・・。


「んん?ちょっと待ってダコアちゃん。もしかしてマスタールームってこの部屋とトイレだけ?」


「そうですね。」


まじか!全く生活環境が整ってないじゃないですか・・・。そう言えばトイレもダコアちゃんに急いで作って貰ったんだっけ・・・。

うん、先ずは最低限必要なものは作らないとダメだね。


「よし、台所とお風呂を作ろう。」


「・・・唐突ですね。」


「いやだって、トイレしかないって駄目でしょ。最低限必要なものじゃない?台所とお風呂。」


「・・・・・・。」


「いやまあね、台所作ってもちゃんと料理出来るかってのはあるよ?薪だし。でも自炊しなきゃでしょ、AP節約の為に。」


「それにお風呂は乙女にとって必須でしょう。」


「・・・そうですね。」


よし、ダコアちゃんの理解も得られたので早速作りますか!


「先ずはお風呂かな。」


「そちらなのですか。」


「ん?そうだね、台所の方は縮小版を作れば良いんだし、掛かるAPも分かってるからね。お風呂の方がどの位で出来るか分かんないし、先にした方が良いかなって。」


「成程。一理ありますね。」


う~ん、じゃあ浴槽選んで~・・・って。


「ダコアちゃん、これってお湯自動で出て来たりしないよね?」


「しませんね。」


「ですよね~。じゃあお湯はどうすれば。」


「他で沸かして入れるのでは。」


「マジで?・・・ああ、なんかそういう話読んだ事あったかも。」


さすがにやってられないかなぁ。五右衛門風呂でも水くみしなきゃだよねぇ・・・。


「・・・!、源泉かけ流し!!」


「!・・・突然叫ばないで下さいマスター。」


「あ、ごめんねダコアちゃん。びっくりさせちゃったよね。」


なでりこなでりこ。


「・・・・・・。」


「でもいいんじゃない?源泉かけ流しの温泉なら沸かす必要は無いし、水くみしなくてもいいもんね。」


「確かにそうですね。」


よし、じゃあ温泉を探そう!温泉温泉・・・。高っか!効能付きの温泉高っか!ううう、安いの安いの・・・あった!


『温泉(効能なし)


 特に効能が無い温泉。只のお湯のため飲用も可能。』


うん、贅沢は言うまい。しかし効能一つ付くだけで1000AP超えって高くないですか?因みにこの子は100APでした。



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