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はぢめてのダンジョンマスター  作者: 闇統王様
第一章 ダンジョンを創ろう。
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ダンジョンを創ろう。

う~~、恥ずかしい所を見られちゃったなぁ。顔が熱っついよもう。いそいそと身だしなみを整える。


「す~は~、す~は~、ふ~~。」


おし、何とか落ち着いたかな。


「もういいですよ。ダコアちゃん。」


「・・・では、ダンジョンの仮作成を始めましょう。」


先程の事がなかったかのように話を進めるダコアちゃん。その優しさに泣けてるくよ~ううう~。

ダコアちゃんを持ち上げ、椅子に座り、膝上ON、腕をお腹に回して、はい準備完了。


「・・・・・・。」


「よし、じゃあどうすればいいのかな?」


「・・・まずメニューのダンジョンから仮作成の新規作成を選択します。」


え~と、ダンジョンの仮作成の新規作成と。字面にすると分かり辛いかもだけど、出てきたものを順番にタプタプしていくだけだよね。


「ん~?ダンジョン設置予定場所の周辺情報を取得しますか?これって?」


「ダンジョン周辺の地形と大きく異なるダンジョンを作成する場合、より多くのAPが必要になりますので情報を取得した方がよいかと。」


「成程。じゃあ、はいで。」


『ダンジョン設置予定場所を入力して下さい。』


「えっと、これは?」


「それは、やっておきます。」


ダコアちゃんがなんか操作してます。操作してます。あっ取得完了しましたって出た。


『ダンジョンの基本地形を変更しますか? 現在:洞窟(山地)』


「これは?」


「基本地形の変更にはAPが必要なので、どうしても他の地形が良いと言うのでないならば、変更しないでよいかと。」


「うん。では、いいえっと。」


真っ黒な画面の右側にメニューボタンがずらっと並んだ画面が出てきたね。


「メニューの階層から作成を選んで下さい。」


え~階層から作成っと。第一階層を作成しますか?まぁこれは作らないと始まらないよね。はいっと。

あっ真っ黒画面の中に点線で出来た箱が出てきた。


「えっと、これで出来たの?」


「そうですね。ですがこのままだと階層全体が土で埋まっている状態になりますので、ここに床を設置していってダンジョンを作っていきます。」


「成程。それで床はどこから?」


「基礎の床ですね。」


基礎の床。おおっ種類がかなりあるね。土、草地、木、石、レンガ等々。


「土以外はAPがかかるね。」


「そうですね。地形の基本床は1万㎡迄APは必要ありませんが、それ以降はAPが必要になります。」


「い、1万㎡って結構大きくない?」


「そうですね。それなりの大きさのものが作れるかと。ただ階層の初期限界が1km四方の100万㎡ですので、全体を使うとなるとかなりのAPが必要になりますね。」


「ほぇ~。」


1km四方って一階層で結構大きなものが作れるんだね。それも初期限界って言ってたし、そう言えば階層メニューの中に拡張とかあったっけ。そこに手が出るほどAPありませんけどね。


「まぁ取り敢えず、床張っていきますか。土っと。・・・これをどうすれば?」


「そのままダンジョンの画像を指でなぞっていけば設置できます。ただ現在の縮尺が1000倍になっているので100倍位まで拡大した方がやり易いかと。」


ふむ、拡大縮小ね。こんな感じ?ピンチアウト、ピンチインを試す。おっ、なった。


「さすがマスターですね。説明しなくてもできるなんて。左下に縮尺が出ますのでそれで合わせて下さい。」


ふんす、ふんす、それほどでもないですけどね。え~と、縮尺は・・・あった、で100倍と。よし。


「あれ?そう言えば入口ってどこになるの?」


「入口は外縁に面した床になら何処にでも設置できます。メニューの設定の入口で設置します。」


「成程。ありがとう。」


なでなでなで。


「・・・・・・。」


じゃあ、何処から始めようか?外縁の真ん中から始めれば自由度高いかな?え~~と。


「ごめん。ダコアちゃん画面ってどう動かすの。」


「指2本でドラッグすれば動かせます。」


あっ本当だ。


「ありがとう。ダコアちゃん。」


なでなでなで。


「・・・いえ。」


真ん中は、え~~っと外縁の500って書いてある所かな。よし、じゃあここに3m四方の入口を作って、後は通路をずうっと伸ばすと。通路って幅どれくらいあればいいかな・・・。2mでいいか。それを100mほど続けて、正面にボス部屋を・・・30m四方で作ってと。ボス部屋前に左右に通路を作って、それぞれに入口方向に向かって50m四方の空間を作ると。こんなものかな。


「ダコアちゃん、階層移動はどうやるの?」


「階層の階層移動の上下で出来ます。第二階層を作成してからになりますが。」


「ありがとう。」


なでなでなで。


「・・・・・・。」


じゃあ、階層の作成で第二階層を作成っと。え~と第二階層をいじるにはどうしたら・・・っあ、メニューの横に第一階層、第二階層ってあるね。そして第一階層が明るくて第二階層が暗くなってる。もうこれは第二階層をタプッとすれば・・・うん、第二階層になったね。こっちも外縁の真ん中に5m四方の部屋を作って、階層移動上を設置と。で、第一階層に戻ってボス部屋の奥に通路を作って、階層移動下を設置と。


『第二階層の階層移動上と接続しますか?』


何か出た。


「ダコアちゃんこれって?」


「階層移動は基本的に上下一対で設置するもので、対を設置された時点で一番違和感のない階層移動に自動で接続を試みます。階層移動の接続先は設定から変更できます。」


「成程。ありがとう。じゃあ、はいっと。」


なでなでなで。


「・・・・・・。」


では、第二階層に戻ってさっき作った部屋を出たとこに左右に通路を作って、両方ぐるぐるぐるぐるさせた後、片方行き止まりに、片方をボス部屋に繋ぐっと。


「ダコアちゃん、マスタールームとコアルームって設置しないといけないんだよね?」


「マスタールームは必須ですが、コアルームは必須ではありません。」


「そうなんだ。」


「ダンジョンコアをマスタールームに設置しない場合にコアルームを設置することになります。」


「?、それってなんか意味あるの?」


「ダンジョンコアの損失だけで、マスターは助かる可能性があります。」


何それ、ダコアちゃんを犠牲にして、自分だけ助かるって事?


「問題外だね。検討の余地なし。ダコアちゃん、マスタールームの設置ってどこでするの。」


「・・・・・・特殊のマスタールームからです。」


特殊のマスタールームと、第二階層のボス部屋の奥に設置。あっボス部屋って勝手に呼んでたけど、ボス部屋の設定とかあるのかな?


「ダコアちゃん、ボス部屋の設定って出来るの?」


「可能です。扉などで閉じられた部屋を長押しすると設定画面が出て来ますので、そこで設定できます。」


成程。扉で閉じないといけないのか。


「ダコアちゃん、扉はどこで?」


「設備の扉からですね。」


「ありがとう。」


なでなでなで。


「・・・・・・。」


設備の扉と、これもいっぱいあるね。取り敢えず無料の木の扉かな。各層ボス部屋の前と奥に設置っと。3枚目からは有料みたいだね。部屋の設定からボス部屋と。


『魔物を設置して下さい。』


あ、魔物を設置しないと設定できないのか。う~~ん、どんな魔物が良いんだろ。

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