表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

第二話 異世界転生

こんなクソ小説でもご覧いただきありがとうございます。

 俺は異世界転生をしたらしい。


 俺がミルクの味を覚えてから数カ月の時が経ち、ようやく頭がはっきりしてきてわかった。

まず、俺が寝ているこの部屋には電気がなかった。

代わりにランタンが置いてあったんだ、しかし正確にはランタンではなかった。

そのランタンのような物の灯りが消えたある時、昔のヨーロッパの農民が着るような衣装に、身を包んだ茶髪の女性がやってきた。


 またあの女か、俺のお世話に熱心なことだぜ。


 そんなことを考えていた俺のそばで、女性がランタンを手に取った。

するとランタンの方ではなく、手が輝き始めたんだ。

あっけに取られて咥えてたおしゃぶりを俺は落とした。

そしてしばらくすると、先ほどまでの女性の手の輝きが消え、まるで入れ替わったように、先ほどまで消えていたランタンがまた灯り始めた。

 

 それを見て俺は確信したんだ、あれは魔力を注いでるんじゃないかって


 ここは夢にまでみた魔法の存在する異世界なんじゃないかってね。

 

 最初はなんで俺が異世界転移したのか、前世の俺は死んだのか。

色々な考えが頭をぐるぐる回って混乱した。

けどそれと同時に、俺は期待に胸を膨らませた。だって、ニートが異世界転移したら

チートスキルやらチートステータスが手に入って、ハーレムを形成して俺TUEEEEEする夢が叶うんだ。


話せるようになったら、俺の時代の幕開けだ。


そんな感じで、俺がいる世界のことはざっくり理解できた。


 しかし、そんなざっくりとしたことよりも大事なことに俺は気が付いてしまった。

俺の自慢のテクニックで搾り取っていた女性は、母親だったらしいね!

ランタンに魔力を注ぎに来た茶髪の女性が母ちゃんだった。

最近になるまで意識もはっきりしてなかったから、これぽっちも気が付かなかった。

ミルクを飲んでいる時ですら……


母ちゃんのパイ乙で興奮してた俺ってなんだよ……


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ