4時間目 昼休み
「と、取り敢えず確認させてくれ。
私には、ゴブリン?の声が、『ゴブゴブゴブ』にしか聞こえないんだけど」
「あ~……確かに、最初はそうだったね~」
「は?」
「数日もすれば、なんだか自然に解るようになるよん」
「……」
「……」
「……」
「それ、洗脳じゃね?」
ドッ! アハハハッ!
「あ~……確かに『洗脳』も、ゴブリンっぽい!」
「いやマジで冗談じゃなく」
「そういえば算数の授業の『挟み撃ちはゴブリンっぽい』の返しも、小粋だったよね~!」
「「「ね~!」」」
「ああ、あれか。
どんな小粋な返しだったんだよ」
「「「『背理法の方が、ゴブリンっぽいですよ』」」」
「はぁ~……小粋だよね~!」
「「「ね~!」」」
ドッ! アハハハッ!
「……そうでも無くね?」
「……あ、噂をすれば!
ゴブリン君、校庭でサッカーしてるよ!」
「す、凄い!
11人抜きしてる!!」
「相変わらず人間離れしてるよね~」
「人間じゃないからな」
「……(でも、そうなのか)」
「……(スポーツも、万能なのか)」
『オッシャー!
ヤスミジカン オワル マエニ ゼンインデ ツッコムゾー!』
「任せろゴブリンー!」
ワーワー!
「……」
「……」
「……」フフッ
「……!?」
「あれ、私、なんかいま、ゴブリンのセリフ、理解してなかった!?」