0時間目 朝の会
ゴブリンキス大賞応募作。
基本台詞のみの某掲示板SS風小説です。
……小説?
~……キーンコーンカーンコーン……~
「」スタスタスタ
「さて」スタスタスタ
「喧嘩での停学がようやっと明けたわけだが」スタスタスタ
「なんというか、まあ……」スタスタスタ
「さっそく遅刻しちまったな……」スタスタスタ
ガラガラッ
「オイコラ、小林ィ!
停学明け初日から遅刻とはいい度胸だなァ!」
「げ、ゴリ先……。
……ハイハイ、サーセンサーセン」スタスタスタ
「オイコラ、なんだその長いスカートはァ?
校則違反だと何度言ったら……」
「ああ、これはあれッスよ、ホラ、成長期だから、大きいものを買っておこう、みたいな」ヘラヘラ
「……まあいい、出席の途中だ、お前はまだ呼んでいない。
さっさと座れ」
「え、マジ?
ラッキー!」
「……続き行くぞォ、12番、工藤ォ、工藤新市ィ」
「ハイ」
「13番、小林ィ、小林ナエド子ォ」
「チーッスチーッス」
「返事はハイだ!」
「ハイハーイ」
「返事は一回!」
「……ハーーーーーイ……」
「……次ィ、14番、ゴブリン」
『ゴブゴブゴブ』
「15番、佐々木ィ……」
「おいちょっと待てェェェ!
なんか変なのがいたぞ!?」
「」キョトン?
「キョトンじゃないが。
ななな何だゴブリンって!?」
「……?
ああ、そういえばお前の停学中だったかァ。
転入生のゴブリン君だァ」
『ゴブゴブゴブ』
「待て待て待て。
理解が追いつかないんだが」
「追いつけェ。
次ィ、15番、佐々木ィ、佐々木小二郎ォ」
「ハイ」
「まさかのスルーかよオイィィィ!?」