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4章-11 とーなめんと?だよっ

現代人の生活は娯楽にあふれてるけれど、ファンタジー世界はどうなのでしょう

中世だと、観劇、コロシアム、サーカス、あとは楽器演奏で踊ったりする程度だったと聞いてます

インドアではカードとダイスはあったとか(賭博がメイン)

ボーリングはスポーツではなく占いだったそうです



「ん゛ん゛~~~っ」


マミさんが唸ってる、眉間にしわ寄せて頭を抱えている


「どした、マミらしくないな」


鎧さんの言葉にもどこ吹く風


「一体何があったとゆーの?」


テーブルに突っ伏したまま1枚の紙を差し出す


「呼ばれてたけど、出るのかったるい」


ほむほむ、魔道トーナメント?

こんな大会があったんだー


「呼ばれたからって出なきゃなんないの~?」


「前回勝っちゃったからシードなってて、

 辞退するなら代役立てないといけないのー」


何気に実力者なんだよね、この人

使う呪文のほとんどが魔改造済みだし、行動は予測つかないし・・・


余談だけど、チートなメタ知識で言っちゃうと中世北欧の都市部では年がら年中何らかのバトル大会が行われてたんだよね

有名なのが馬上槍トーナメント、あと闘犬とか娯楽として定着してたという


この世界でも大会とかが頻繁に開かれていたとしても何ら不思議ではないかもね~


師匠(シショー)、魔法使えるなら出ちゃえばいいのに」


「やだー、目立ちたくない~・・・それにまだ弟子取ったわけじゃないしぃ~」


え?いつもと口調違うって?


あれからというもの、タヌ子は足しげくこちらに通ってくるようになり

今もアタシの背後に居る。むー、蕩けるよ~、このぽよぽよは呪縛だ

この肉体言語(ふわぽよクッション)攻めはヤバい~、陥落されそう


師匠(シショー)も化けれればいいのに」


無茶を言うでない

ネコミミ着けちゃいるけど、アタシゃ人間だよっ


「おーちゃん代わりに出てよ、タダとは言わないわ

 欲しいもの何かある?」


「欲しいものぉ・・・ねぇ・・・」


一応あるにはあるけど・・・断る口実にしよう


「アタシは・・・シッポが欲しい」


「シショーだめですぅっ、これ切り取ったらしんじゃうですっ」


タヌ子が自分の尻尾を左腕にて抱え込む、正面にはアタシが座ってるから


ぼよんぼよん、ゆさゆさゆさ


緊張したせいなのか動いたせいなのか、腹圧がかかって『ダメになるクッション』が一時的に『バランスボール』的な感触になる、この呪縛の解けた隙に脱出~


「切ったりしないよ、欲しいのは狸シッポじゃないから」


タヌ子にひとこと言って落ち着かせると

くるりっとターンしてネコ手ポーズ


「このネコミミと対になる猫の尻尾が欲しいよっ」


どーだ、こればっかりはムリでしょ、かぐや姫の無理難題作戦、どやっ


「ふっふっふ・・・・」


突っ伏していたマミさんが低く笑う

何気に目が光ったような気がした


「二言は無いわよね?」


右手を軽く上げる、手の中には黒い箱

・・・これ、魔道ビデオカメラ(Handy-Can)!!


しまったー! 言質どころか物的証拠まで押さえられたー


「我に策あり・・・ついでに、かーいいポーズも収められてらっき!」


どんな策? アタシのネコミミはゲーム世界から持ち込んだレアアイテム

これと対になる「生きているネコ尻尾」なんて世界のどこにも無いはずなのに


「優勝してくれたら作れちゃうわよ、シッポだって」


マミさんは、大会のチラシの端っこの方ををビシッと指差した


『優勝賞品:最高級M・L・Cマインド・リンク・クリスタル


「?」


「M・L・Cってのはね、思考と魔道具をつなげる事のできる部品なのよ

これさえあればスイッチや操作用魔方陣なんかのまったくいらない最強アイテムが作れちゃうウルトラスーパーレアパーツ」


あのぉ、一人だけ劇画タッチになってるんですけど・・・


「本来は、ゴーレム操縦とかに使用するものだけど、応用範囲は無限大なのよっ

あーっはっはっは・・・新境地開拓だわっ」


こわいよっ、こわいよマミさん


「かーいいおーちゃんの感情に連動してピコピコ動く尻尾、感覚とかちゃんとリンクしてて、さわさわ~ってしたら、びくぅってなったりするんだわ、いいわコレ!

創作意欲全開よぉぉ~~っ!!」


・・・エライ事になってしまったーっ!∠(≧△≦)ゝなー


拙い作品をお読みいただきありがとうございます


マミさんのカメラは「Handy-Ca()」です

S●NYのアレではありません


M・L・Cって、BMIインタフェース付きのラズパイみたいなもんと思っていただければほぼ正解

意思に呼応して作動したりするレアグッズには大抵入ってるそうです

普及はまず無理なくらいレアで高価な部品って事にしてくださいな


【閑話休題ヨタ話】

言った言わないの争いから、犯罪防止、いじめ撲滅まで

一気に対策できるアイデア思いついた


メガネ辺りにカメラを仕込んで、無線でクラウドの外部ストレージに常時記録する

ドライブ・レコーダーならぬヒューマン・レコーダーなんてどうでしょう


法的な整備と記録動画の再生時の検索と言った問題も残ってますが

現在の技術範囲で作成は可能な気もします

あ、犯罪対策としてなら、頭頂部装着の全方位記録の方がいいかも


ブックマーク、評価、とかはあまり気にしてませんが

ご意見、ご感想、誤字脱字のご指摘、メッセージ等あると非常に嬉しいです

よろしくお願いいたします!


『メタもベタも極めてみせるよっ!』


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