12章-07 キツネさん、ウマの店を一部乗っ取るよっ
最近多くなったよね~アニメ系のコラボカフェ
アタシはほとんど行った事なかったんだけどね
基本男性ファンの集まる店でしょ、オタとはいえ女性のお一人様は肩身が狭い
コス着てない時のアタシって、けっこー人見知りだったんだよ
コスチュームってのはキャラのパワーを与えてくれる強化アイテムだったんだよっ!
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「いやじゃあぁっ! ウマ服だけは着とうないっ、わらわにもキツネのプライドがあるっ!!」
「じゃあコレにしなさい! 普通のエプロン」(※1)
むー、白一色のシンプルなエプロン。これならまだいいか・・・
『こういうのでいいんだよ、こういうので』と一人内心ボケ
エプロンを手渡してくれたマミさんの、アタシの反対側の口の端がちょっと笑っていた気もするけど
普段から顔芸女王にツッコンでもしょーがない
地味でシンプルなコットンの胸当て付き、うゆん・・・割烹着ではないんだな~
まっ、かーいいからいいかー
「店長、不足しておるのは甘味系の素材でいいのかの」
「基本となる生地はまだあるのですが、甘味のある生地がほぼ底を突いてます」
やっぱしタヌ子は甘味系からたいらげていったか・・・
「通常の生地にはまだゆとりがあります、しかし甘味の品数には大きく制限がかかります」
「なら特別限定メニューじゃ、生地にこだわらぬ甘味、できるといいのしゃが」
「使えるか、豆の在庫を確認したい、それのサンプルをここに並べておくれ」
在庫量をフェルシアさんが、サンプルを小皿に取り分けしにチビたちが走る。
調理机に並べられた数々の豆
レンズ豆、ひよこ豆、えんどう豆、インゲン豆、大豆・・・小豆はアジア原産だったっけ・・・無いか
お、白いんげん・・・これなら白餡が作れるし、青えんどう豆からは うぐいす餡が作れる
「これならいける、『和』のテイストを御披露しようぞ! 手伝ってはもらうがな」
無駄雑学かもしれないが、北欧では最低でも週に1度以上豆料理を食べる
主な食べ方はスープらしいけど
今回は甘味あっさりの白餡、クセが少ないのでアレンジも利く
お鍋に水を、お豆をまず軽く茹でる!
これは「調理スキル」を応用して大幅時短、本来は一晩水に漬けるんだけどね
柔らかく倍程度に豆が膨らんだら、人海戦術
「みんな~手伝ってほしいのじゃ~」
「「「どーするの?キツネさーん」」」
悔しいがほぼ同年齢なので『おねーちゃん』とは呼んでもらえない
「この茹でたお豆の皮をむいて欲しいのじゃ。熱いからやけどせぬよう、こまめに指を冷やすのじゃ」
ボウルに水をいれ、調理台におく。3つほど
「氷短矢」
パパパッと並ぶ氷の矢6本、発射せずにひっ掴むとボウルの中へ2本ずつ放り込む
「「わぁっ、魔法だー」」
「指が熱くなったらこれで冷やすのじゃぞ(※2)
豆は後ほど潰すので傷が付いてもかまわないが、皮を残さないようたのむのじゃ」
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皮の剥かれた豆にひたひたに水を加え再加熱、煮こぼすこと2回、灰汁は流しちゃう。
3度目は崩れるまで煮込む、ここは鬼火を使って圧力掛けちゃう、ご家庭では圧力鍋で。
裏ごしもしくはフードプロセッサで滑らかになるまで豆を潰す。
仕上げはお砂糖とちょっとの塩を加え、水分を飛ばすように練り上げるように煮る。
程々の硬さになったら荒熱を取って完成
「これぞ和風甘味の万能素材『白餡』じゃ!パンでもフルーツでもこれさえ合わせれば『和風スイーツ』になるのじゃあっ」
周りは見慣れない白いペーストに、きょとんとした様子
「たとえばっ!」
まかない用のトースト(※3)のひと切れを手に取ると、さっとパターを塗り、さらに白餡を塗った。
「とりあえず食べてみるが良い、『あんトースト』じゃ、軽いしお手軽なのでサブメニュー向きかの」
この世界のパンは、比較的固くなるのが速い。トーストはその対策の1つ。
とりあえず近くに居たウマに手渡す。
「・・・んっ、なんて優しい甘味」
「これが東の国の甘味の基本じゃ、『しっとりと柔らかい甘味』これが特徴じゃぁ
もっともこれだと持ち帰りに不便なので、パン生地に包み込んで焼くのも良かろう 『あんパン』じゃ」
「ふんわりする」
「しっとり~~」
「甘いのにくどくない~」
「おいこらチビども、旨いのはわかるが食い尽くすなよ、お客の分を考えぃ!
ちなみに餡は体にもいいのじゃ、このパンを愛用する戦士は一撃必殺とも言われておる、騎士や長時間張り込む諜報、警備兵などにもお勧めじゃ」
甘味用ではないコッペパン生地は余裕が有るので、餡を包んで焼き上げることにする
小豆がない(※4)ので、しばらく「あんぱん」は白餡になってしまうのだな
今度は店内用メニューも作るか
小麦粉はたくさんあるのでケーキ担当部署から薄力粉を分けてもらい、塩一つまみ&片栗粉をふるい合わせ、熱湯を少しずつ足しつつ練るというか混ぜる、かたまってきたら小さめのお団子に丸めて茹でる。
火の通りは浮いてくるので簡単、浮いて着たら1~2分で完成、ざるで水気を切り流水で冷やす。
パンとちがって発酵時間が不要なのでスピーディ
お団子を少し深い皿に盛り、餡を盛り、黒蜜をかける。
ゼラチン・ゼリーの類は古代ローマ時代にあったそうだけど、この店の備蓄にはない、ないものより工夫で時短が今の急務、寒天は省略っ! 黒蜜はプリンのカラメルで代用する。
「女性顧客ねらいのスィーツ、『白玉あんみつ』じゃ 彩に果物を追加するともっと良くなる、その辺りの微調整はコストとの兼ね合いで」
ほぅ、と周りからため息が漏れる
「とゆー訳で、試食は会計のお姉さんに頼むかのぅ、追加トッピングの事も聞きたい」
フェルシアさんは、目の前の見たこともない皿を前に躊躇していた。
つやつやとした白い団子、その上にかぶさる白餡、さらにその上を川が枝分かれするように走る黒蜜
ゆっくりとスプーンが伸びる、そして口へ・・・
はむっ
んっ・・・んんっ・・・ぷはっ
「甘いのに・・・甘いのにくどくない・・・なんてすっきりした後味。油分がまったくないのが特徴よね」
「甘いがほとんど太らんのじゃ、この辺りは大人の女性に対しての売りとなろうのぉ」(¬~¬;
「それに餡自体、若さを保つといわれておるが、わらわはご覧の通り効果がわからん」
呟きを耳にしたフェルシアさん、残った餡蜜を慌てて掻き込む
げに恐ろしきは若さへの執着・・・
「さてもう一品、甘さ控えめのパンケーキ生地とかないかの」
「ありますよー、パンケーキも人気メニューなので」
ボウルに卵、白あん、溶かしバター、はちみつを入れよく混ぜ合わせる。
そして パンケーキ生地を入れ、なじむまで混ぜる
四角い型に流し込んでオーブンへ
和風でしっとり!白あんのパウンドケーキ、でっきあがりっ
ドリンクも真新しいのを1つ創るかの
「リンゴジュースは有るかの? できるだけ北の方で採れたリンゴがいい」
キッチン担当の子馬が言う
「店に有るのはティル村産だよ」
「なら十分じゃ、あそこのリンゴは甘い、ではジョッキにジュースを注いで並べよ」
調理大テーブルの上に数多くのジョッキが並ぶ
「子馬どもよ、離れておれ。 フリーズ・ブラスター!」
シュゴーッ・・・キラキラと凍結した大気中の水分が光を乱反射する
「ユニアー、召還獣を1頭貸しとくれ、わらわのは強面過ぎて客に見せられん」
「あいよーグリフォン呼ばれたら店内パニックだからねー、“うまキュート”、いってあげて」
大柄な白馬が歩いてくる
アタシは凍りついたジョッキのを1つ手に取ると、皮袋の中に中身を入れ袋の口を閉じた。
「白馬さんよ、この中身を砕いておくれ。ただし袋は破らんようにな」
大白馬はうなづくと、跳ね馬のポーズに前足を揚げ皮袋の中身を砕き割った。
極低温になってる氷は硬くなるが脆くもある、サラサラの粉末氷になる。
そして中身を元のジョッキに戻してロングスプーンを突っ込めば
斬新デザート『コールド・クラッシュ・カウンター』略して『C・C・C』のできあがり
「必殺技っぽいね、なぜ “カウンター” なのかい?」
ウマがいつのまにか近くに来た
「初めて作ったとき、一気に食べたら反撃してきたのじゃ」
「タヌ子~、試作品の試食するかのぅ?」
「はいですぅ~よろこんでー」
あむっ、シャクシャク、はむっ、そしてお約束のように反撃が
「あ・・・アタマが・・・キーンと痛い・・・むぐぐ・・・ま、負けない、この爽やかな甘さとのど越しのため」
「がっつくと反撃してくるスィーツじゃよ、ゆっくり食べれば安全なはずじゃ」
「ちなみに食べ過ぎると今度はお腹へ反撃してくる、美味しくても2杯目は禁止じゃ」
「おもしろいな、限定メニューにいれよう。うちの店は子供が多いからお酒は出してないんだ」
「販促ポスター作るなら。これも作って欲しいのじゃ」
ジョッキの底よりちょっと大きな厚紙の円盤、中には絵が入ってる。コラボカフェの定番「コースター」ってヤツだ。
「ハンコにして量産ができるようなSD絵っぽいのを4種類くらい、ちょっと細かく書いた量産できない『レア』をいくつか混ぜるのじゃ」
「あっくどいなぁ、それ、全部集める為に頭痛に苦しむ姿が眼に浮かぶよ」
「毒物扱いするでない! 材料から道具までそちの店のものしか使こうてないわ!
あの一品は心を落ち着けてゆっくり食せば反撃は来ないのじゃ、ポスターにでも書いておくがよい」
さて、表の様子の方も診て置くかの
「そろそろお昼だしのぅ・・・」
ドアをちょっと開けちょっと外を覗く、ドアを閉める。
何か大切なモノを見落とした気がしてもう一度、こんどは宙に浮き、覗く位置を変える。(※5)
「なな・・・なんじゃあ! 行列が出来ておるぞぉ」
視界の隅で店長とマネージャーがサムアップしあってたけど、何かの計略?
――――――――――
うん、かつてアタシは見たことがある
これはどーみてもコラボカフェ
店の一角・・・いや半分近くが激しく魔改造されている
天井からは透明繊維で幾つもの『寝そべりぬいぐるみSDリーザちゃん』が吊るされて
・・・いや飛んでる(近づかないと糸は見えない)
壁にはタペストリーやポスター。写真のない世界だからみんな絵だけどね
書き手も一人ひとり違うようで絵柄も様々(※6)
うん、この絵はあちこち盛られて・・・ロリ巨乳やめいっ!
こちらのは・・・ケモ度増えてる~、アタシにマズルは無いよっ!
このどいつだ?オトナ体型で着崩れた巫女服書いたのは?!
ここは健全なお店だってーの!
窓枠に腰掛けるぬいぐるみたち、ガラスケースの中のフィギュア、グッズ
値札が付いてる、物販までするの?
奥の方にはスクリーンがあるぞ、まさか録画してた試合の上映会する気?
この世界に動画編集なんて技術は無い
そもそも動画と言う技術を持っている人数自体がまだほとんどいないのだ。
普通なら静止画・・・写真が先だろうに!
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店は開店し、一気になだれ込むお客、いつもより少しだけ開店を遅らせたただけと店長は言ったけど、それにしては客が多過ぎる。
「あらあら、常連さんに加えて遠方から来た人が混ざってるみたいですね~」
開店直後からあっという間に満席、窓際の立食テーブルまで埋まっている。
「かわいい仔馬さんたちね」
「コラボっていったい・・・」
かいがいしく子馬たちも働く
「はーい、スペシャルオーダーはいりましたー」
「このトレーを奥の大テーブルへおねがい、混んでるから上からね」
「わわっ・・・わらわかっ!!」
トレーには「戦巫女パン」と和風デザートのてんこもり
アタシは天井近くまで舞い上がると、吊るしてあるタペストリーや飾り用の細い糸を避けるように蛇行しつつ目的のテーブルを目指す。6人用の大テーブル。
地上は仔馬たちがごった返しているからの。
「頭上を何かが通り過ぎたぞ」
あまり低く飛んでは意味が無いし袴の隙間から覗かれるのも防げる。
して目的のテーブル近くまで来たら垂直降下する。
「「「ほ・・・本物、来たーッ!!!」」」
「生憎わらわは給仕なぞやったことがない。
このトレーの中の注文、自分の分を取るが良い」
この連中なんか見覚えがある・・・
「お久しぶりでございます。」
「コラボカフェが期間限定であるって聞いたから、王都から駆けつけて来たんですよ」
「かといって全員で留守にするわけにも行かず、壮絶な勝負の結果、警備第二小隊一班がここまでやってきたと言う事です」
「まさかホンモノにまたお会いできるとは光栄の極みです」
・・・これでいいのか?王都騎士団 ∠( ̄△ ̄)ゝなー
「リーザさん、御氏名でーす」
店の置くから声が掛かる、一応仕事中なので募る話は後だ。垂直上昇からあわただしく働く子供たちの頭上を越えてカウンターまで飛翔する
「次これお願いね」
「きつね使いが荒いのじゃ」
店はさらに混んでいく
「ちゅうもく~~~っ! いっつ、しょーたーいむ!!」
マミさんが大声で叫ぶ
奥の壁に掛かっていた大きなカーテンが開く、中から出てきたのは同じく巨大なスクリーン
「本日の特別サービス、魔道トーナメント順決勝戦の映像記録です。
今回のコラボの原因ともなりました一戦、既に見た方は思い出嚙み締めて、運悪く見れなかった方は心行くまでお楽しみください」
わっと湧く客席、そうだよね、コロシアムのチケットなんてそうそう手に入るものじゃない。
ぶっちゃけていえば舞台とかオペラ鑑賞に近いレベルの娯楽。
写真もない時代に映画が存在するわけもない。もちろんビデオも。
せいぜいが流れの吟遊詩人の歌い語る物語くらいしかないのが普通。
情報と交通の便が現代人とは桁外れに悪いのがファンタジーライフ。
「まことに申し訳ありませんが、現在の魔道技術では映像の記録は取れているのですが、音の記録がありません。そこで、こちらも無い知恵を絞り用意いたしました」
「まずは当時の実況と解説、ホエルツさん、リクルさんにお越しいただきました。」
この2人ヴァーレルでも見かけたような気が・・・(¬へ¬;
「そしてさらに!マーハ劇団より、効果音楽団、ならびに声の似ている団員お二方
チャーマキさんとクーギュさんに来ていただきました」
アタシはカウンターまで戻って様子見
『え? ここにホンモノがおるのに? Σ( ̄□ ̄;) 』
『この間に店員は休憩と仕込みの補充をするのよ、それとも自分の声は自分でやる?』
『却下じゃ、あの時は必死だったからなんとかなったけどの、多分画面の方に上手くあわせられるほど器用じゃない』
ドーン、ドーン!
効果音が入ると迫力も増す
「鬼火っ! 鬼火っ! 鬼火っ!」
「うまファイア! うまファイア! うまファイア!」
パカラッ パカラッ パカラッ
ドドドドドドーン!
ホント、声優さんとか役者さんとかって凄いよね、もちろん音響さんも
アニメ化したらこんな感じになるのかな?
上映の内容詳細は『4章-23 うま ウマ 馬 ホース だよっ』を見直してねっ
上映会はアンコールが掛かって結局3回、後になるほど演出も濃くなって店内全体が熱狂状態になった。
「うん・・・盛り上がるのはいいんだけどねぇ・・・まだ店には入れてないお客さんもいるんだ」
ウマかごちた
「うゆゆん・・・劇団員さんたちもバテてしまうて、やるかのぅ、締め」
「この勢いを止めれるのは『ホンモノ』しかいないからね」
狙いはアンコール2回目、3回目上映の終り際
ぱっこぱっこぱっこ、スクリーン隅の光の中に歩み入るユニア。当然入ってきたスクリーン左下に注目をあつめる。
「チャンピオン!次回はこうはいかないよっ!」
斜め上スクリーン対角線を指差す。
「うゆゆん、言うがよい! また返り討ちにしてくれようぞ、ほっほっほ~」
スクリーン右上隅に重なるアタシ、(もちろん空中)
「店外でお待ちのお客様もいらっしゃいますので、これよりラストオーダーになりまーす」
店長のアナウンス
回転を上げるために入れ替え制をとることを決めたようだ
――――――――――
「ありがとうございましたーっ」
「またのお越しを!」
かくして、予定を超えた満員入れ替え5ループ。途中で増産もした仕込みも全て使い切ってコラボカフェは大盛況の一日を終えたのでした。
「おつかれさまー」
「物凄い収益だわぁぁっ」
「わらわはほぼ一日中飛びっぱなしだったぞよー、つかれたー」
「さー、明日の仕込み、早めに始めるよー」
「あと2日、気合入れていくよー」
え゛?
「コラボは3日間の予定、宣伝打っちゃったから」
∠(○△○)ゝなー
【後日談】
「ねぇ、どうして音は記録しなかったの? 技術的にはできたんじゃない?」
「中で戦ってた方は気づかないでしょうけど、観客席って喚声がすごいのよ」
「にゃるにゃる狙った音だけ記録するのって難しいんだ」・・・ぴこぴこ
「ほむほむ・・・それよっ!!」
しばらく後に発明品の魔道ビデオカメラ『Hady-Can』の黒箱に一対のネコミミが生えた。
オートフォーカスと連動した集音マイクなんだそうである。サイレントからトーキーへの進化である。
研究対象が大変迷惑を被った(※7)という話は、また今度・・・
拙い作品をお読みいただきありがとうございます
マミさん、あらかじめ計画的犯行だっんだと思う
彼女、守銭奴ではないんですよね、ただ単純に売れること自体が嬉しい
推しが多くの人に欲されて広まっていく、そこに愉悦を感じる、ぶっちゃけ『P』なんですよね
リーザの巫女設定とか作ったのマミさんだし(衣装着せたかったから?)
あれ? 読み返してみたら、お風呂とかけっこー触ってるぞ
やっぱし変態淑女だ
【解説】
(※1)じゃあコレにしなさい! 普通のエプロン : 「ドア・イン・ザ・フェイス」と呼ばれる交渉術の基本技。先に無理難題を押し付けて相手に「No」を言わせた直後に本命の条件を切り出すテクニック
(※2)指が熱くなったらこれで冷やすのじゃぞ : 熱いものを扱う時のテクの1つ、氷水や氷を直接つまんで指の神経を軽く麻痺させると焼けどせずに細かい作業ができる。
(※3)まかない用のトースト : 本来トーストとは、パンを保存する方法として生まれた可能性が高いのです。1食分の小さいパンより大きなパンの方が痛みにくく、それをスライスして再度焼く食べ方は既にローマ帝国時代から広まってました。
(※4)小豆がない : 小豆はアジア圏原産、餡のように甘く煮る発想がなかったので「渋い豆」とおもわれていたそうだ。だからまず入ってこない。
(※5)こんどは宙に浮き、覗く位置を変える : スナイパーと同じ戦場の鉄則。同じ場所から連続して覗かない。
腕利きにタイミングを読まれてヘッドショットされる・・・って可能性はあまりないとは思うけど、知覚認識&記憶される可能性への対応にはなる。
ちなみにリーザになっている時は無意識的に飛行スキルが使えるみたいだ。
(※6)絵柄も様々: 元が同じでも、描き手の絵柄とゆーか煩悩は表れるもの。
ファンアートみたいなもんかな。 いろんなリーザが壁を埋め尽くす。
(※7)研究対象が大変迷惑を被った : ネコミミは頭部装着アイテムなんだから外せばいいじゃんと言う声も上がるだろうけど、神経接続しっぱなしだったので癒着してしまってる。また、「生きている」タイプのアイテムはあまり長く外しっぱなしにすると死んでしまう事もある。
ほぼ肉体の一部となっている為、神経接続は感度4倍、野生の猫並みまでに適合している。
なので下手に触ると反射的に引っ掻かれる。
多分、完成する頃のマミさんの顔面は碁盤目のようになっていたと思われる
ブックマーク、評価とかはあまり気にしてませんが (あると嬉しいのは事実だけど)
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『メタもベタも極めてみせるよっ!』