10章-12 まる焼き狐の閃光さん(?)だよっ
何百回 何千回、好きなだけやられてよいのじゃぞ
シッポ振ってどっかんどかん
(地獄へ)お帰り なのじゃ!
(・・・ひでぇ)
レーザー兵器を手に入れても狐巫女になっている時は使わないようにしようと誓うのだった。
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街・・・いや国全体がお祭り色に濃く染まっていく
んな~、華やいでるなー
でも浮かれるとは無縁にまじめに働く人もいる。
そー言えば放置してきたまんまのラガオーさんどーしてるかな
差し入れでも持ってくかな
頑固がデフォの職人ドワーフって、やっぱ差し入れはお酒かな(※1)
カクテルのレシピやバーテンダー系スキルはCAPランクなんだけど(調理スキルの一環として)
そもそもこの世界のお酒自体の知識が無い。
餅は餅屋だよね、お酒の事については酒匠に聞くのが一番手っ取り早い
道行く人に聞いてみたらすぐに見つかった、酒匠バムトンさんの店っつーか蔵元
『昨日の敵は今日の友』
別にケンカしたわけじゃない、脳筋王の気まぐれで御前試合をした間柄。
服はひっ破いちゃったけど、お互い傷1つ無い、遺恨は存在しないハズ
「よ、好敵手、オラをふっ飛ばした地上2人目の猛者」
「猛者ってなんなんだよっ!」
手足ぶんぶんっ
「一人目は若き日のガリュー閣下と手合わせした時以来さね、
そーいやウチで懇意にしてる商人から聞いたでぇ
お嬢ちゃんクニじゃ鬼教官してたんだってな。確か二つ名が『一撃子猫』とか」
やーめーてー、そのアダナ
「現役の頃よりでかくて重いオラをふっ飛ばした上に、体に傷1つ付けずに服だけ破くなんて、よっぽどの達人じゃなきゃ出来んこったで、オラ井の中の蛙だったべ。気付かせてくれてあんがと・・・
んで、何の御用だっぺ」
「この国で一番の酒匠に見繕ってもらいに来たんだよっ、贈り物にいいお酒をね」
「たしかンに、お嬢ちゃんでは酒の事は分からんだろうでな、まかしときや」
「送りたい相手は、特殊鉱山の技術顧問、ドワーフのラガオーさん。彼にはお世話になったからね」
「う~む、こだわりのドワーフ技術者かぁ、ごまかしはきかねぇな、真っ向勝負しかないべ」
バムトンさんは、いったん奥へ戻ると1本の酒瓶を持ってきた
「ヴァーレルウィスキーの原酒だ、100%ピュアモルト、ノングレーンの無調整だ
大抵の酒は、グレーンとモルトを配合したり蒸留アルコールなどで調整したりするもんだ」
うーむ、ポン酒党のアタシから見れば純米大吟醸って所かな?
「おいくら? 貴重な1本なんじゃないの?」
「気にすンでねぇ、市場に出ないという点では貴重だけンど、原価は他と対して変わりゃしねぇだ。
だけンど、純粋さの分かるやつにしか渡さねぇだ。
嬢ちゃんにはオラの中の純粋な闘士の部分を起こしてもらった。
だから・・・もう少し大きくなったなら一緒に呑むべ」
「ありがとだよっ、それまで飲みすぎで体壊さないよーにねっ」
アタシはマミさんと合流すると、秘密鉱山研究所(w)へ・・・
途中、レア酒を狙われないようにガードしながら(※2)
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「お疲れサマー・・・って、ずっと研究尽くめだったの?」
「ほっほっほ、こんな楽しい事、休むのがもったいないくらいじゃぞい」
老いて益々盛ん、いやドワーフはみんな爺さんに見えてしまうだけなのだけど
この分じゃロクに食事もとって無いな
「これ差し入れー、ヴァーレルのピュアモルトの原酒」
「おっ、分かってるじゃねぇか、こだわりの一品だよな」
「どーせ食事も殆どとって無いんでしょ、有り合わせで作ったげるわよ」
研究室は暖房が入っているのでペンギンローブは脱いで収納。
ついでにエプロン装備。こーゆーのはお約束ルーティン、要はノリ。
予測してたけど研究室の隅の簡易キッチンは埃だらけ
掃除なんかしてられないから応急措置
「ウィンディ・ブロー」
圧搾エアで埃だけ取った、使った形跡が無いから油汚れのこびりつきはまったく無い。
これはこれで物悲しいものがあるよっ (T△T)
インベントリにあるのはスタック(重ね収納)可能な食材しかないのでこれで何とかする。
ジャガイモ、たまねぎ、ベーコン、にんにく、オリーブオイル・・・もうメニューは決まったにゃ
作業台の1つにテーブルクロスを掛け皿を用意しフォークとナイフを手に着席するマミさん、はなから食べる気満々だなー、ちったー手伝え・・・いや手伝わないでいいっ
・・・セクハラ展開しか予測できなかったから。
まずはジャガイモを下茹で、これはスキルを使って時短(※3)、あっという間に『ゆでじゃがいも』の出来上がりっ
潰したにんにくをオリーブオイルで炒め、香り立ったら細めに切ったたまねぎ、ベーコンを炒める、
既に火の通ってるジャガイモは、1口大に切って投入、
塩、コショウ、隠し味にヴイヨンをお湯に溶かさず粉状にしてパラパラ
たまねぎがしんなりしたらパセリのみじん切りパラパラってしてでっきあがりっ
お手軽ジャーマンポテト
摘み食いしようとする変態淑女の手をぺしぺししながら ついでだからもう1品、
熱したオリーブオイルに鳥羽先、タイムにミックスハーブ、塩コショウで
お手軽手羽先ハーブ焼き、前に野営中にタヌ子と食べたやつ、そのときはパンに挟んだけど今回パンは無かったんでフツーに皿に盛る。
「おーい、手持ち材料の有り合わせだから、ボリュームは期待するなよっ」
味の方にはそれなりの自信があったりする
「あんがとな、ちょうど腹へってての・・・こりゃ旨そうだ、いい肴になる」
ドワーフの主食はお酒の方なのね
一件サラッと流しているけど大人二人が待ってて幼女が料理、ビジュアル的には違和感出そう。
確かドワーフって、人間の年齢が見た目で判らないとかって聞いたっけ・・・
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「さて、腹の虫も収まったことだし説明しよう。仕様はちょっといじった。
まず総弾数6は変更なしだが、6回しか使えないという仕様は変更した
その代わり1カートリッジ辺りの照射時間を切り替える仕様にしてみた。
光抽出の速度、変換強度を切り替え式にしたということだ」
視界のすみで皿を舐める魔女は無視して説明を受ける。
「まずは、マーキングや目くらまし、測量などに使えそうな『12秒MODE』、
1点にしばし当て続けてやっと火がつく程度の光量、武器以外の用途だ。」
ちょっとカゲキなレーザーポインタってところかな
ガイドラインとか測量とか運用、応用方法は後で考えよう。
「次は、武器として使用する 『6秒MODE』、動きの早い虫とか小さな生き物への対処用。
重装甲でないなら人間サイズも十分相手に出来る、半端な弓なんぞよりずっと強い、カートリッジを節約するのなら上手く使いこなすことじゃ。」
ほむほむ、レーザー小銃レベルってイメージかな
無音かつ飛翔体が存在しないから気付かれることも少ない暗器だ
「そして、装甲がよほど厚く無い限り、なぎ払えば真っ二つの『3秒MODE』、
こいつがゴーレムだった頃の本来の出力に近い
変換効率の向上とプリズムの加工精度により、1.5倍くらい火力が上がっておる。
さらに言えば口径が小さくなったその分エネルギー密度が上がったのじゃ。」
むー、本家よりパワーアップですかー、
実際相手にしているからこそ分かる。あのレーザー砲の怖さ。
「確認~、たとえば3秒MODEって、元の赤ゴレは1秒程度の照射だったけど、ほぼ同じ出力で1カートリッジで3発撃てるってこと?」
「そのとおりじゃ、ただし連射は控えるように」
「最後に、ワシが勝手に追加した、1カート分を短時間の1発に収束した『全力MODE』
こいつは超過加熱するんで1回使ったら1時間は使用不可となる
全力以外の照射は任意に途中で止められる。あまったカートリッジは弾倉に戻され後で再利用できる。
管理は手間になるが無駄が無いだろ」
してやったり顔のラガオー氏
「さすがね、文句の付けようが無いわ」
『弱』『中』『強』『全力』って所かな
弱装や強化弾などカートリッジを複数作らなくて済むメリットは大きい
問題となるのは齧るように分割使用されたカートリッジの管理
「もう1ついじったのは、出力光の色だ。
我々ドワーフと人間や獣人、種族ごとに見える範囲が違う、だから一般的なお日様の光の範囲(※4)から、少々の余裕を見て出力可能にした。」
「それって?」(想像は既についてたりする)
「たとえば我々ドワーフは人間が『赤い』と言ってるものよりもっと赤いものが見える。
多分その逆の種族もいると思われるから、反対側の紫のほうも多めに設定しておいた。」
うっわー『赤外線』&『紫外線』対応だー
赤外線レーザーは「熱」による破壊、紫外線レーザーは「光分解」つまり分子結合を直接断ち切るのだ。金属・被創造物には主に赤外線(熱線)が、生物・生体には紫外線レーザーが有効と見た。
うっわ~『銀河に光る虹色のスペクトルっ☆(※5)』きゅあコ・・・おっとそれ以上いけない
「動作テストを見せるよ、この水晶表示板がその視界だ」
隣の部屋らしい光景が表示されている
「目玉、視界は射線とほぼ同じになるようにした、視界の方は少し広い。
大変だったんだぜ、小さな穴1つあけるのに、金剛石の棒ヤスリ5本も使い潰しちまった。アダマンタイトはもうしばらくいじりたくねえ」
箱に付いたツマミを捻ると、水晶板モニタの画像も流れる
「穴がすり鉢上になっているんで一応角度も変えられる、とはいえあまり角度は取れなかった。
全円一回転のの1/6って所だ
光線照射位置は画面内の範囲で動かせる」
視野はメガネかけた片目程度、射界約60度、これは固定してある場合での値。本来シッポ自体自由に動かせるのだから事実上死角は発生しない。
画面ほぼ中央に照準レティクルが見える
ラガオー氏がダイヤル2つをクリクリといじるとレティクルが動き画面に映っていた羊皮紙にいびつな形の穴が開く。この2つのダイヤルはX軸、Y軸だな
「なぎ払うとかの制御はそっちで何とかしてくれ、全体的にそういう設計なんだろう?」
ハードは出来るだけシンプルに、制御はソフトで行うというこちらの設計方針まで読み取ってくれたんだ。興に乗った職人ってのはそれくらい朝飯前なのかな?
「カートリッジはこうやって交換する」
コンソールを操作すると、接続部分の少し上がスライドして、円筒の回転弾倉が飛び出てきた。スイングアウト形式
「でこれが6発をまとめて同時に再装てんする、もちろん1発ずつ手で込めてもかまわねぇ」
うわ、スピードローダー(※6)だ、至れり尽くせり
「うゆ? このローダーて蓋付いてない? すごく薄い銅版、つなぎも無いなんて」
「ああ、使い捨てのフタつけてみた。
最近編み出した加工法でな、薄板を型で挟み込んでみた。手軽にかつ大量に同じモノが作れるが、柔らかい金属薄板にしか使えん」
プレス加工 ∑(OωO; ) なんつー世界観破壊!
いっとくけどアタシは何もして無いぞー
繰り返すようだけど世界の技術革新は、異世界人がもたらすモノではないッ!!
テンプレートの神よ、思惑に乗ってやるもんかーっ!
ちくちくちくちく・・・
マミさんは、尻尾のカバーを改良してる。
「おい魔女さんよ、あの娘大丈夫なのかい」
「時たま訳の分からないテンションに襲われることがあるのよ、多分分かると思うけど
『大きな力を得るものは、それ相応の反作用を受ける』って言うでしょ、気にするほどの事じゃないわよ」
「知識なり技術なり魔道なり、突き詰めるには代償が必要なのか・・・」
「気にしちゃだめよ」
むー、言いたい放題いわれてる・・・
細工師と服飾師の間に妙な連帯感が生まれ始めてる、職人MODEに入ると性格変わる人多いからにゃア
「接続して稼動テストするね」
尻尾の先端ユニットを接続、ねじ込んでロックするだけの簡単接続ユニット構造。
そーそー、この重みが『なんか足りなかった感覚』だったのよー
元々フライホイールとかは入って無いパーツなのであまり重くないんだけどね
『【 BMIインタフェース - Tail 】 -再接続要請中- 』
デバイスマネージャが許可を求めてくる、アップデート要請みたいなもんだ。
ほいほい、接続開始・・・はわわっ!!
接続許可を出した瞬間、視界がぐらぁって歪む。
そりゃそーだ、目玉が1個追加されたんだもの
その圧倒的な火力からレーザー照射システムに関心が集中しているけど、むしろアタシが本当に欲しかったのはサブ・アイ、目玉の方。
如何に獣人に憧れ、その身を近づけようとしても所詮は人間、視覚情報が入力の80%を占める状況に最適化されて稼動している原則は変わらない。
だから後方は死角になるし物陰に隠れられたら見えない。
そんな普通の人間の『80%部分』に『後方視覚』が追加されたんだ
アタマが、脳みそが混乱して当然。大雑把に説明すると前方約180度の視界に後方60度分の視界が追加されて、一般的な生物にはありえない視野がある、簡単に説明すると『将棋の金』の進む形の視界
初めて尻尾の試作品をリンク接続した時も近い混乱があった(※7) 『概念接続』とでも言うのかな?
いや、あの時なんかよりずっと酷い混乱。集中を乱したらめまいを起こして転倒しかねない。
とりあえず直接的に接続するのはかなりの高難易度だから、クリスタルの処理・・・アプリケーションを間に挟もう。
AIに指示を出し、追加視覚情報はウィンドウのように視界画面の片隅に表示することにした。
バックミラーみたいなもんかな、雰囲気的には、
尻尾カメラをOFFにするとウィンドウは閉じる。
カメラ視界ウィンドウは視覚の混乱は引き起こさないけど、開いているウィンドウの重なる部分は死角になるという欠点が付いてくる。視界自体を拡張しているわけではなくて、既存の死角の一部をサブカメラに切り替えてるだけだからね。
将来的には『概念伝達』で拡張された視野というものを我が物にしたいけど、一朝一夕には難しそう。リハビリ的に少しずつ特訓していこう。こういうのを即座に対応できる人を「適合者」って言うんでしょね、ヘカトンケイルシステムへはまだまだ遠いにゃア(※8)
「おーちゃん、新しい尻尾カバーよっ!」
どこで知ったノリか、勢いよく改良済みカバーが飛んでくる。
以前は視界の外から飛んでくる物を精密に捌くなんて芸当は無理・・・今度は視覚が付いている!
モニタリングした視界を利用しロング靴下の中を進むように・・・奥まで入ったらくるくるっと回転(※9)してから基部カバーがパチンとロックする
♪ちゃららら ちゃっちゃっちゃ~~~~
「気合100倍! にゃんぱんま~ん! 見せないけど今日は縞ぱ~ん」
「でゅふ、それいいかも・・・器用なのね、後ろ見えてたの?」
「うん、だからトンネルを潜るようにすっぽりと」
「カバー装着後は? 毛の隙間からだと視界に影響は?」
「ほとんど気にならないよっ、前髪とか目の前に来る時あっても別にへーきだしー(※10)」
新しい力、後方の視界カバーとか、壁影から覗き込む時の視認用ペリスコープとか、
それに加えて生とは違った加工可能な視界、生身では出来ない事をいろいろ試すことができそうだ。
「すまねぇが光線砲の試射はここでは勘弁しておくれ」
わかってるよっ、実際にあの赤いゴーレムと戦ったことあるから、あの威力は身に沁みてたりする。
むー、今の処自重した範囲内でバランスが取れてはいるけれど、アタシは決して『最強さん』ではない・・・さらには無限加速成長する『カミサマぶん殴りキャラ』でもない。
たまたま、今までの経験が全て累積して加算されていくシステムの世界から来ただけ
まだ小出しにしている段階けれど、上限はあるのでいずれ力押しは通じなくなる。
- だから -
『初見殺し』 これ1つだけがアタシの基本戦術、
相手のまだ知らない行動・攻撃で対策を思い付かせる前に仕留める!
汎用型マルチスキルのアタシには、打てる手の多彩さだけがアドバンテージ。
切り札は隠しておいた『なけなしの1枚』を切るのではなく、常に量産・蓄積しておく必要があるんだよっ
切り札となりえるのはスキルだけとは限らない。特殊な武器や今回の尻尾の機能追加もその一つ。
レーザービームなんていう世界観破壊は、本当のピンチの時にのみ使われる切り札になるだろう。乱用してはいけない、使うからには確実に仕留めなければならない。
でないと困った事になる(※11)
RPGの世界とこの今いる世界の一番の違いは、死んだらそれまでという事。
消えてしまうのか、また別の世界へ行くのか、実験のしようがないので判らない。
アタシは何が何でも生き残る! この世界から離れてしまわない為に・・・
シッポ振ってM○FUM○FU・・・
拙い作品をお読みいただきありがとうございます
先に謝っておきます。
今回キツネ出せませんでしたっ!!
時期的に、このネタ使いたかったんですっ!
『スキル』とは『出来る事』、それに名前をつけたもの。
情報を集め存在を『知って』、難関を突破して『覚えて』、繰り返し練習して『身に付けて』、実践を重ねて『磨き上げていく』ものなんだよっ
従来の『神様からチートもらった』タイプの異世界召喚者って、大抵が
『○レベルになりました●●スキルを会得しました』(いきなり生えてくる系)
『敵○○より●●スキルを吸収・取得しました』(コピー・奪取・ラーニング系)
『条件を満たしました。○○より●●スキルを派生・解放します』(ツリー開放系)
・・・etc
ポコポコ自動量産してんじゃねぇじぇっ!∠(≧△≦)ゝなー
今回手に入れたのは『機能』であって直接のスキルじゃないけれど
・・・これから人知れずこっそりとスキルを磨く事になる。
1つ『手段』が新たに増えたなら、既存の技との組み合わせも一通りチェックする必要があるのだよっ。
マルチスキルにとって、新規の組み合わせ可能なスキルや手段は、その数だけ取れる選択肢の“次元”が上がる
仮に3つの事が出来るスキル1つだけでは、選択肢は3つだけど。別のスキルがも1つあれば、3×3で9通りの選択肢、さらにスキルがあれば、3×3×3で27通り、実際はこんな単純じゃないけど・・・
要するにスキルは『加算』していくのではなく『乗算』されていくってこと。
まー、結局レーザー発信管、シッポに搭載できちゃったけど
狐巫女の時は使っちゃいけない様な気がする
レーザー一閃!
『まる焼き狐の閃光さん』なんてシャレにならない (¬▽¬; のじゃ
でも考えてみたらカバーの厚さ(毛の量)が多過ぎてレーザー撃て無いかも
燃え上がったりはしないだろうけど確実に発射口付近焦げる気がする
【解説】
(※1)ドワーフって、やっぱ差し入れはお酒かな : この発想自体がテンプレートなのだけど、気付いてないらしい。
まーテンプレとは王道かつ一般例でもある。 ただでさえこの世界はテンプレ展開を強要してくる世界なのだ。
(※2)レア酒を狙われないようにガードしながら : 地元ではあまり認識して無いようだけど、確かヴァーレル・ウィスキーって貴重な高級酒だったと思う。
そーいや昔旅行で見た、とあるメロンの産地では、ナタのような包丁で無造作に切り刻まれて機械に放り込まれジュースにされるメロンを見たっけ、地元では別に貴重ではない果物?
もしかして、ヴァーレル・ウィスキーって流通コストが高級酒たらしめてる?
だからって狙われたりするかいなって?
隣にいるのが一番狙いそうなんだよっ。
(※3)これはスキルを使って時短 : MMORPGの世界では料理スキルで調理すると焼き物も煮込みも大体同じ数秒間だ。
だから下茹でなどの時間の掛かりそうな所は、ちょっとズルしてスキル任せで調理、すっごく時短になる。ちなみに茹でるときはちゃんとお塩入れてるよっ。
そこ!チート言うなー!
現代人には電子レンジという時短ツールがあるからお相子。
(※4)お日様の光の範囲 : 太陽光をプリズムで分解すると見える「赤橙黄緑青藍紫」の七色の事。虹の七色、スペクトルとも言う。
実際に見えてないけどこの両端に「赤外線」と「紫外線」があるんよね
(※5)銀河に光る虹色のスペクトルっ☆ : 時事ネタw ちょうどネコミミ同士、ネコミミストとしては声を大にして言いたい『ネコミミは正義』ってね
コスモを燃やすじぇ!!
(※6)スピードローダー : 銃とか好きな人は知ってると思う。リボルバーの弾丸を6発束にまとめて保持する道具、そのままシリンダーに差し込めば6発動時に弾込めができる。
一部「クイックローダー」と呼ぶ人もいる。
(※7)初めて尻尾の試作品をリンク接続した時も近い混乱があった : アイコン・ゲージとかじゃなくでダイレクトに位置感覚がつかめるようになった瞬間、例えるなら目を閉じても頭の後ろで拍手ができる感覚、詳しくは6章-02を参照
追加された尻尾の位置感覚ならまだいいが、視覚となると簡単にはいかない。目を閉じて後方の景色をイメージするのは出来ても、目を開けたまま同時に後方視界を感じるのは混乱するよ
(※8)ヘカトンケイルシステムへはまだまだ遠いにゃア : ヘカトンケイルとはギリシャ神話に出てくる腕の沢山ある巨人、100本の腕を自由に使えたらしい。3人でいっぺんに300個の山を投げて敵を殲滅したそうな。
転じて、人体にUSBのようにプラグ&プレイで、いくらでもデバイスを蛸足的に追加できちゃうシステムの事をヘカトンケイルシステムと某有名SFで命名&使用された。林檎種~
(この作品は1985年公開の為、USB(1996年)もプラグ&プレイ(1995年)もまだ存在していない)
適合者ってのは 拡張に対応できるニューラルネットワークを持った者の事、アタシはネコ耳のほうは既に適合済だ、尻尾もいずれ使いこなすぞ!
(※9)くるくるっと回転 : 何故、被さった靴下状のカバーが回転するかって? 投げてもらったパーツを装着(交換)するときのお約束だから。・・・と言うのは表向き。実際カバーにも向きがあるのです。
靴下を慌てて履いたら踵の位置とかずれたりしません?
ちなみに技術的には単にタービンの排気を当ててるだけ。関節交互に基本の回転方向が逆なので、回転させたい側の1つおきのタービンを軽くふかせばいい。排気のモーメント、こんなことにも応用できるのだよっ。
(※10)前髪とか目の前に来る時あっても別にへーきだしー : 美少女キャラと言うのは皆そういうものなのだよっ、前髪うっとうしい娘やメカクレさんとかもちゃんと見えてるんだよっ
・・・と言うのは建前、実際カメラに近過ぎる毛は焦点距離関係の都合ほとんど影響を与えない。
「マツゲが邪魔で目が見えない」なんて人はいないでしょ?
(※11)でないと困った事になる : 単に隠し技がバレて「初見殺し」ができなくなると言うだけではない。世界に大きな影響を与えてしまう、それだけではなく日常息な生活にさえ不自由が発生しかねない。
仮にだ、君の腕に銃が仕込まれていたとしよう、
バレてしまっていたら、君は飛行機には乗れないだろう。 銃撃事件があったら真っ先に疑われるだろう。暗器は隠してあるから役に立つ。
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