7章-08 本当にここで終わらなかったよっ
酒池肉林の『肉』は、えちぃ方向じゃなくって食べる方のお肉なんだよっ
肉料理は宴会の華であり基本だったらしいね
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グ・・・ボパァァッ!!
ぶおぉぉぉぉぉぉ・・・ん・・・
後頭部、正確には腹部の背面側を弾けさせて、巨大なタコ『集金Pay』が断末魔の声を上げる
「これで1つの悪は滅びた、
だが第2、第3のキンペーが現れないとも限らないのだ」
船の甲板でつぶやいた大男、傾きかけた陽の光がその甲冑を照らす
「まぁたー、今回ほとんどイイトコ無しだったじゃないの~」
2人組みでゆるゆると空中から降りてきた(※1)ローブの魔道師の片方がが男の脇腹を指でつつく
「そ、そんなことはないっ! カタパルトの再装填に掛かりきりだっただけだいっ」
「いつもなら、真っ先に前線に出て行くのにね」
「北国生まれだから、海・・・水は苦手なんだよっ」
「そのナリで海に落ちたら、ぜ~ったいに上がってこれないからねぇ・・・でゅふ」
「ひどいなマミ、その言い方は無いだろ、お前はなにやってたんだ?」
「あ? 私はほぼ最前線で勇猛果敢に戦ってましたよー」
( *`ω´*)=3ふんすっ! そっくり返ってドヤ顔を返す
八の字に眉を寄せた精霊遣いが訴えるように言う
「言ってやってください! ペア組んだ側として最善は尽くしましたよ
この人無謀過ぎます! 作戦での安全距離なんかお構い無しに突っ込ませるんですよぉ」
「マミ、作戦は守らないとイカンだろ」
「私には確信があったの。あの鷲が注意を引き付けてる限り、こちらに攻撃は向かってこないって」
「とは言っても近づき過ぎですっ! 事ある毎にその、アーティファクトの黒い箱を覗き込んで・・・
命がいくつあっても足りませんよっ!」
シャーマンの方はおかんむり
女性2名の間に立たされた巨人族の戦士、アマド・アコアは、その場でうろたえるばかりだった
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大蛸を倒したけど、これで即座にめでたしめでたしにはならない
海に落ちている人が居ないか確認の見回り飛行
この近海にはサメなどの大型肉食魚は一切いないはずだけど、漂流してる人に気付かず放置なんかしちゃったら大変だ・・・あ、1名発見
木切れに掴まってかろうじて水面に浮いている戦士
たぶんキンペーの最後の一暴れの余波でボートから転落したな
「ストライク、回収して帰るよっ」
残念ながらウチのイーグルは2人乗りで3人目の分の乗員スペースは無い
悪いけど荷物あつかいだよっ
カジキ弾と同様に鉤爪につかんで持ち帰る、いちおー人間だから扱いは丁寧にね
「そっとね、疲れてるのは分かるけど、落っことしちゃダメだよ」
ポリシーには反するけど、滑空ランディングはせずにホバリングからのゆっくりと垂直降下
フツーに鳥らしくバサバサと着陸するのは個人的にカッコ悪い・・・それに、大型鳥にホバリングは辛そうに思えるんよね
「おーい! 救護班ーっ!」
後部席のタツアンが船員に向かって叫ぶ
「1名救出、少々弱ってるみたいだからからお願いする」
鉤爪に人間つかんだままでは着陸できない(つぶれてしまう)ので待ち構えるクルーに受け渡す
厳密にはホバリングして空中から落とす、救護担当の腕の中に30cm程度の落差だから問題は無いでしょ
救出された戦士は、救護班に連れられて船室内へ、おそらくフグ機雷の余波、薄まった毒の影響を受けているみたい、プリーストもいるから多分大丈夫でしょ
「お疲れ様ですっ」
「このコに補給をお願い。キレイな水とお肉を・・・それと柔らかめのブラシと布をもらえる?」
「すまんが、肉は干し肉くらいしかない」
むー、生肉を保存できる方法がほとんど無い世界だからね
アタシのインベントリにあるのはベーコンと手羽先くらい
・・・これでガマンしてね
出撃したらメンテナンスは大切、そもそも鷲は海鳥ではない
濡らした布で丁寧に乾きかけて塩を吹く海水を拭い、羽毛をブラシで整えていく、あまり表情筋のない鳥類だけど、気持ちよさそうにしているのはなんとなく分かる
よしよし、今日一番の功労者だからね
「タツアン、脚の方拭いてあげて」
「俺っち、喰われたりしない?」
「クワ、ククルゥ・・」
「大丈夫よ、『お前は戦友』って言ってるし」
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ほぼ全員が疲労困憊ではあるが、怪我人らしい怪我人も出ず、最大の危機は退けた
そりゃそーだ、遠距離攻撃だけで戦ってたんだし
多分、一番ダメージを受けてるのはタツアン氏・・・
よく見ないと分からない程度だけど首が少し曲がってる
ムチウチ症とまでは行かないまでも度重なる戦闘機動のGで体にかなりガタが来ている筈
挙動を予測できる操縦者より後部座席のほうが負担は大きいんよね
人間、6Gで呼吸が出来なくなり7Gも掛かったら確実に死にかける、逆G(下から上)だったら3Gでレッドアウト(※2)、4Gで目から血が吹き出る。戦闘機パイロットの着る耐Gスーツは2G分だけ軽減できるらしいけど、そんなものはこの世界にはない
とりあえず治療魔法でも受けてらっしゃい、多分あちこち毛細血管切れてると思うから
鬼だ鬼畜だと言われてもしょうがないけど、タコに叩き潰されるよりはマシと思って勘弁してほしいよっ
「なぁ! 祝賀会しようぜ!」
一人の冒険者がこぶしを突き上げて叫んだ
「・・・だな」
「この辺りの海の平和を守っちまったしな」
「誰に頼まれたわけじゃないけど」
「何の報酬があったわけでもねぇけど」
「いいじゃねぇか、俺たちでやる俺たちへの報酬の宴だ」
口々に声が上がり、次第に盛り上がってゆく
雑多で賑やか、どこまで真面目なんだか分からない、冒険者が集まると始まる定番の雰囲気だぁね
そんなノリの中単身、船長が頭を下げた
「残念ながら宴は出来ない!」
腰を90度折り曲げたまま、大声で船長が詫びる
「食料の内、釣った鮮魚は全て使い切ってしまった。しかも戦闘中に本船の食料庫に毒弾の1発が飛び込み殆どが破棄せざるを得ない状況だ、申し訳ないが保存食しか残っていない」
一同のテンションが下がり、しゅんってなる
むー、これはアタシにも責任の一端はある。船で弾薬補給の後に一直線に戦場へと向かったから、射線が船に向かってしまったんだ
「なら海鮮だ! また皆で釣り大会」
「まずムリだろう、キンペーが現れた事により、この近海から魚は全て1匹残らず逃げ出してしまった」
と、ゆー事は・・・?
「たとえ釣りをしたとしても釣る事は不可能、
たとえ世界一の釣り名人であったとしても魚がいなくちゃ釣れるはずが無いな」
むー、なんてこったい
『虎は死して皮を留め』とゆーけれど、倒した後あとまで残るキンペーの災難、
お宝をかき集めて溜め込む習性があるといわれているも、倒すのが精一杯で回収出来なかった事も冒険者にとってはダメージが大きい。
せめて宴の1つも開かないとメンタル的なダメージがやばたにえん
「そーいや保存食って何があるの?」
「干し肉、固いパン、チーズと卵が少々(※3)、水樽、酒樽は密閉してあったから大丈夫だった」
絶対的に動物性タンパクが足りない、宴の主役たる『肉』が
海鮮物パーティにしたくとも魚すら入手不可
そーね、祝賀会ご飯が十分に食べれないなら、この子がこの場に残る意味もないかなー
「おつかれさま、F-15 ストライク」
始めるね、送還の準備
・・・って、何を食べてるんデスかーーっ! ∠(○△○;)ゝなー
ときたまひょいっと持ち上げる脚、鷲づかみにした何かをチビチビとついばんでいる
白い肉に赤い皮、太さは人間の胴体くらい、かじってる反対側は数メートル甲板に伸びてる
これってどーみても・・・タコの脚
・・・・・これだーっ! (≧▽≦)9
「鎧さん、タヌ子、マー君も手伝って、宴の準備するよっ」
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まずは確認っ
ストライク(鷲)が齧ってたから大丈夫だとは思うけど、念のためにチェックしてもらう
「マーくん、毒感知できたよね?」
「きゅ~、プリーストの基本魔法だからできるけど・・・」
「これ、毒がないか、部分的に毒が付着してないか見てもらえる?」
F-15送還のあとに残った巨大なタコ足、太さから察するに足の先っちょの方
それでも人間の胴体くらいの太さ、これだけあれば十分人数分以上になる
「これってキンペーの足だよね」
「うん、アタシらのディナーになる予定の魚たちを全部食べちゃったんだから、仕返しに食べてやるんだよっ」
「仕返しとかはともかく、ボクたちも食べなきゃ生きていけないからね
・・・神よ、我が前にある獲物に贄たる資質のあらんことを指し示したまえ・・・」
ポワっと光が辺りを包み込む
「毒はないよ、でもこれ食べれるの?」
「まーかせて、おいしい食べ方があるんだよっ」
「とりあえず1センチくらいにスライスして、ちょっとお塩を入れたお湯で茹でちゃって
十分火が通ったら細かく刻んでサイコロ状にしてくれると助かるなー」
茹でてからのほうが切り易いんだけど、鍋に入らないし奥までしっかり火を通したいからね
「きゅ~~」
マーくん、おっかなびっくりタコ足をつつく
「もー、アタシが切っとくよっ」
スライスする所まではやるよっ
「そこのデカいの!ちょっとこれ持ってて」
通りかかった大柄な戦士にタコ足を持ち上げてもらう
生タコは、切れ味のいい刺身包丁でないと切れないって聞いたから、アタシはインベントリから日本刀を取り出すとぶら下げられたタコ足を手早く輪切りにしていく、吊るし切りっ
『正宗』とか『村正』とかの激レア品じゃないフツーの刀(※4)だけど、こんなことに使ったのバレたらオオカミ侍に怒られそうだ・・・いや、泣くかも
さすがに何百回も斬るのはホネだから、1.5m分くらい切ったところで残りはインベに収納したよっ
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次は、冒険者一同各パーティに鉄板を行き渡らせる為の準備
とりあえず金属加工に慣れた鎧さんに相談
「これと同じようなのが、各パーティに1枚ほしいの」
「変わった形だな、小さな丸いくぼみの並んだ鉄板か」
「大事なのは、この凹みを均一なサイズにして欲しいって所だけ、並び方は適当でいいの、強度もいらないわ」
「柔らかい鉄なら、熱しなくても打てそうな範囲だな、やってみるよ」
「凹みの数はそのパーティ人数の3倍くらいがいいかな、これを炭で下から焙ってパーティ各自に調理してもらうの」
「面白そうだな、船の補修用の軟鉄板なら十分足りると思う」
「でしょ、普段の宴会とはちょっと違う宴にするの。手数が足りないなら他の人たちにも手伝ってもらって」
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「タヌ子は厨房へ行って料理人さん達を集めて。
『我が家の秘伝レシピNo.5』を公開、全員に行き渡るだけ作成を指示して
料理人なら途中まで手本を見せたら作れると思う」
「りょーかいですぅ ししょー、生野菜につけると美味しいあのそーすですよねぃ
卵と油とお酢、塩コショウ、ひたすらかき回すのが大変だけど、出来上がればヤミツキなのですぅ」
そしてアタシは、ベースになる生地を作り始める
確保しといたコンブからダシをとりベースにする
タマゴを割ってときほぐし、卵液に
ここに水、買いだめしといたティル村産の小麦粉、隠し味にちょっとだけ牛乳
醤油を入れたかったけど、手持ちが少ししかない貴重品だからお塩をちょっと
そして具材&薬味
小ネギを細かく刻む、紅生姜はないから代用品として作っといた生姜の酢漬けを細かく刻んどく
硬い保存食用のパンを砕いて、大目の油でさっと揚げ焼きにする・・・とクルトンとか揚げ玉っぽくなる
代用品揚げ玉、食感に変化のつく薬味になる
手のあいてた料理人を捕まえて、鰹節を削らせた
アタシの木工用カンナだけどキレイに拭いたあとだからキニシナイ
使い込み度MAXの鋭いカンナでないと、極薄ふんわりにはならないからねー
そして、持ってきた熟成途中のソースは、摩り下ろしたリンゴと塩コショウ、小麦粉を加えてトロみをだし、熟成不足をカバーしておく(かさ増しともいう)
このソースはややウスター寄りの中濃なんで、甘みとトロみをつけた方が今回は合う
・・・仲間はずれにするとスネる事確定のマミさんには、甲板の表面に防火加工をしてもらうことにする
万一炭が受け皿から転げ落ちても火事が起こったりしないように
さぁ、一通り準備が整った
各パーティごとに炭&鉄板、油&油さし用の刷毛、竹串に小皿、
生地、刻んだ酢漬け生姜、代用揚げ玉、削り節、ネギ、茹で蛸
これらを配っただけじゃどーしたもんか分かるはずもないんで、お手本を見せることにする
「みなさん、ちゅうもくーっ!
これより海の悪魔討伐記念のパーティを始めるよっ!」
「今回のパーティはアタシの昔住んでいた地方のやり方をまねてみたよっ。今から説明するねー」
「まず鉄板を炭火で熱したら油を引きまーす。
温まったら、生地を鉄板の凹みの半分くらいまで流し込む。このとき周りにはみ出ても気にしない、このはみ出たところが大切なんだよっ」
生地が焼けてきて、いい匂いが漂い始める
「鉄板に触れてる表面辺りが少し固まってきたら具材を入れるよ、
入れるタイミングは穴からはみ出た生地の固まり具合で、
入れる具財はサイコロ状の白いお肉がメインで穴1つに1個いれる、
ほかは薬味だから適当にお好みで鉄板にばらまくように、鉋屑っぽいのは焼きあがった後に振りかけるからここで入れないよーに。
そして生地を追加、ここは手早く、はみだしてもOK」
そして、ここからが見せ所
・・・もっとも、実経験は学生の頃に学際で焼いた程度なんだけどね
「穴の外にはみ出た生地が固まりかけたら、竹串で穴の中に押し込むっ!
押し込んだ時は大抵底の方も焼けてるので、クルリとひっくり返すっ」
うん、キレイにひっくり返せた、料理スキルカンストはダテじゃないよっ
「このあとの焼き加減は各人のお好みで、焼けたなら最後の仕上げ!」
これで大体出来上がり、アタシは中身がちょっとトロっとしてるのが好み
小皿に焼き立てをとると、タヌ子が刷毛で調整したタコヤキソースをササッと塗ってくれる
「焼きあがったやつは、ソースを塗るんですよー」
マー君が続ける、
「きゅ~、こちらのソースはお好みで」
そして、『秘伝のレシピ N0.5』、その実態は言うまでもなく「マヨネーズ」
これを容器より細く搾り出すようにかける(※5)そして仕上げの削り節トッピング
「これで完成、意外とカンタンでしょ?
-『仕返しにキンペーを喰い返してやった焼き』-
辛党はトウガラシの粉を少し振ってもいいかな」
ほうっと歓声がもれる
「食べ方は、生地の中に隠れているキンペーを狙って串で突き刺す
ぶっちゃけ皮だけを突き刺すと上手く持ち上がらないで落っことすよ
中身が熱いので注意しながら食べること、エールにも絶対に合うから」
中心は少しトロトロで熱いから注意しながらほおばる
ほふほふ、中心の熱さに注意しながら食べる
ん~っ、ひさしぶりのタコヤキだぁっ!
エールやワインを手に、なれない手つきで鉄板上の生地をつつく冒険者たち
「お、はみ出した生地が少し固まってきた」
「よしここにキンペーの欠片を投入、キンペーめ喰ってやる」
「オイ、もっと上手くひっくり返せよ」
「あちち、でもうめぇや」
なかなかに楽しそうだ
アタシは関西人じゃなかったけど・・・関西の友人はいたけど、物理距離があるネッ友だったし
一度はやってみたかったタコパ(たこ焼きパーティ)
実際にやったことはなかったんよね、
ええ、集まれる友達なんていなかったよっ、一人で焼いたことしかないよっ
「ここは、こー くるりって回すようにするんですぅ」
上手く焼けないパーティにはタヌ子が指導サポートに回る
「タヌ子ぉ、他のパーティの卓からつまみ食いするのは禁止~」
「えぇ~~っ、ししょー」(T△T)
「ウチの卓で食べなさい、またバンの町の繰り返しになるから」
豪勢じゃあないけど皆して楽しく盛り上がってる
タコヤキにはビールかチューハイが合う
この世界ではエールだっけ
「おーちゃん、お酒はダメ」
鎧さんにジョッキ取り上げられた
むー、ビール飲みたい・・・幼女の身体がうらめしい
お酒が回ってきたのか冒険者一同、話し合う声が大声になってくる
無礼講だねー
「今回の一番手柄は?」
「決まってるだろ、大ダコの攻撃をたった一人で引き受けてくれた、大鷲にのった嬢ちゃんだろ」
「海の上じゃ俺たち前衛職はほとんど何も出来なかったしな」
「なんか称号っぼいの欲しいよな」
称号なんかいりませんっ、猫耳イヤーは地獄耳~
「一番槍ってのともなんか違うしな」
兵士とか戦闘系の人間は、『1番』にこだわる人が多い。ハクが付くからね~
「ボクの故郷での俗称なんだけど、『TOP NYAN』なんてのはどうかな?」
グレーのモコモコロングヘアでメカクレした青年・・・たぶん何らかの獣人か魔族系ハーフなんだろうと思う
装備からしてモンク、どーみてもらしくない長髪
身体的特徴を隠したい人は得てして髪型が特殊なことが多い、あのモコモコヘアの下には、色の特殊な眼だったり、角とかがある、多分ある
でもその辺りはスルーしてあげるのが冒険者の仁義
「いいな、それ、響きがいい」
「どういう意味なんだ」
「『最も上手く空を翔る者』という意味を持つ称号なんですよ」
「そりゃあいい」
「決まりだな」
あーあー、アタシゃ、ト○・クルーズかいな
メタなノリってのは、テンション高い時に雰囲気出してる時にはキモチイイけど
事が終わって冷静な時に第三者から言われると、こっ恥ずかしくって床を転げまわりたくなる
こーゆーメタなお約束ネタを使ってくる辺り、たぶんあのもこもこモンク、悪魔族だ。(※6)
別に種族差別とかしないけど
「よう、『TOP NYAN』」
あうあう、
今日アタシに 黒歴史称号 が1個増えました (T△T)
拙い作品をお読みいただきありがとうございます
海の魔物の定番と言えばクラーケンですが、タコ説とイカ説があるんですよね
海の悪魔編はここで一区切り、クラーケンでタコパ!(≧▽≦)9
キンペーのかき集めたと思われるお宝の類は海の底、今回大赤字
せめて今夜のディナーつーか宴会の肴になれって
余談だけどタヌ子のダイエットは振り出しに戻りました。
【解説】
(※1)2人組みでゆるゆると空中から降りてきた:今回の作戦では魔法使いは2人1組で出撃、片方が浮遊担当、もう片方が攻撃担当。
一人でマルチタスクするより魔法効率がいいので火力が出せる上、万一の際にもお互いフォローが効く
(※2)レッドアウト:Gによって上半身、とくに眼球に血液が流れ込み、視界が赤く染まる現象、当然ほとんど何も見えない。かなり危険、下手すれば死ぬ
(※3)干し肉、固いパン、チーズと卵が少々:タマゴは実は保存食、殻に傷が付かなければかなり保存が利くのですよー
(※4)激レア品じゃないフツーの刀:それでも日本刀はレアアイテム、東の国にはそれなりにあるんだろうけどこの付近に入ってくることはほとんどない。銘の入ったものは国宝級らしい
ちなみに高級な刺身包丁って日本刀とほとんど変わらないとか
(※5)「マヨネーズ」を容器より搾り出すようにかける:この搾り出し容器は、マーくん私物のクリーム搾り出し袋、樹脂製のマヨネーズ容器なんてこの世界には無いからね
(※6)たぶんあのモンク、悪魔族だ: この世界の悪魔族は何故かメタなネタを好んで使用してくる(3章-15参照)主に映画や特撮系を好む、アニメネタはまず使われない
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