一人目のお客様――2
小さなあの子は何故ここに来る?
“誰か”に貰った招待状片手に。
招待状は光を放つ。
足音が聞こえた。
もうすぐ来る、お嬢さんの足音が。
リオネットは、手元の資料を見た。
…どうやら姿は間違った様だ;;
そして――その姿が見えた。
少女は戸惑っていた。
暗い場所を歩いていたと思ったら、次には立派な街の中に居たのだ。
それに、色々な人達がいたから。
空には色とりどりの鳥や…良く分からないモノが飛んでいる。
少し進むと…一人の青年が、ベンチに座っていた。
まるで―――少女を待っていたかのように。
「招待状は、持っていますか?」
にこやかに聞かれて…手に持っていたモノを見せた。
「確かに…確認しましたよ、アイス穣さん。」
……名前を知っていた事に驚いた。
青年は近くの青年を呼び寄せた。
リオ「彼はカロンです。彼について言ってくだs」
カロン「うわ小せぇ!!」
……カロンは言わなくても良い事を言いました;;
目の前にいた少女…アイスは泣きだしちゃいました;;
リオネットは、手に持っていた資料で…カロンの頭をはたきました。
カロン「痛ぇ!?」
リオ「貴方は言わなくても良い事を言うのが厄介ですね。さあ、サッサと案内して下さい」
にべもなく言われた。…流石に手をつなぐのは(身長的に)無理だ;
だから…
カロン「ホラ、持て;」
自分の尻尾を持たせて、案内して行きました。
リオネットはそれを見ながら、小さくため息をつきました。
リオ「全く……からかったら一々叩くのも面倒ですね;;」
そして、自分の部屋へと戻って行きました。
招待状は、小さな鳥となって空へと羽ばたきました。
名前:ゼオ
種族:夢魔
髪&目:紫髪・琥珀色の眼
特徴
・普通に歩いてるw
・草木が好きで、動物も好き。
・だが、人間は論外。
・ヴィゴと仲良しで、良く話してる。