真実の愛が認められた結果
真実の愛が本当だったら。
神々が常に民を見守ってくださるという信仰が根付いたミラン王国。
絢爛たる舞踏会が開かれている王宮の大広間で第一王子が叫んだ。
「私は真実の愛を見つけた! このマリアこそ私の真実の愛! 真実の愛は永遠! そうだなマリア!」
「はい! ジークフリート様!」
ひしと抱き合う美しい二人。
「おお! 神よご覧あれ! 私たちこそが真実の愛だ!」
パーッと光が差した。
キラキラした輝きが舞う。
『見た』
荘厳な声が響いたかと思うと眩いばかりの輝きが大広間を満たす。
その光が収束した先には輝く像があった。
神が認めた真実の愛。
大広間の真ん中には今もそのひしと抱き合う黄金の像が立っている。
その後、真実の愛を叫ぶ人はいなくなったとか。
ちなみに黄金の像はどんなに頑張っても撤去できませんでした。
超短編お正月企画(嘘)。
一発ギャグです。




