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短編  作者: Nnnnn
9/9

9

ーキャンピングカー ー


心「高中、ここにいてね」


高中「う、うん。2人とも無事だといいけど」


心「きっと大丈夫。信じるしかない」


心 (キャンピングカーを囲むようにして4人。心を読んでみてわかることは、全員能力は無し。)


心「二人を探してくるね」




心「まずは面倒くさいから敵全員を集合させる…」能力:テレポート


戦闘員「っ?!何が起こった」


心「武器を奪い取り、無力化」能力:アスポート


戦闘員「銃が…」


戦闘員「俺のナイフ…!」


心「そして、吹っ飛べ!」能力:テレキネシス


ヒュー…ドンッ、ドサッ、ベチッ、ドゴンッ


心「ふぅ…よし。体力はかなり温存出来た。」


心「あとは二人の心を探すだけ…!」





ー路地裏ー


血脇 (止血はできたが、強打の影響が残る…早くここを立ち去らないと…。どうせニーナは出血死。放っておいても問題ない。)



ニーナ (…視界が…霞む。血を流しすぎたのでしょう…恐らく治療は間に合わない。せっかく、あの研究所から抜け出せたのに…せっかくやり直せると思ったのに…。)


ニーナ (寒い…とても寒い…体が震える。風邪の時みたいに…いや、それよりも酷く、身体が重い)


心「っ!?ニーナ!しっかり!」


ニーナ「…こ…ころ…さん」


心「待っててね!今治すから!」


ニーナ「い、え…わたしは…もう……さいごに…」


心「ん…」能力:超能力回復


ニーナ「…あれ、傷が治ってる」


心「はぁ、はぁ…良かった。間に合って」


ニーナ「…助かりました。ぅ…ぐ…」すんすん…


心「えぇ?!なんで泣いて…まだどこか痛む?」


ニーナ「すみません、ちょ、ちょっと安心したら…不意に…」


心「落ち着く暇も無さそうだよ。高野も探さなきゃ」


ニーナ「は、はい!」




ーキャンピングカー ー


高野「…なんだ…これ、何人も倒れてやがる」


高中「高野?!な、そんな酷い傷…まってて!動かないでよ!」


高野「…無事だったか…


高中「ほら、応急処置するから!」


高野「二人は…?」


高中「心ちゃんが今探しに行ってる」


高野「そうか…なら、安心だな… ドサリ


高中「高野っー?!」





ー夜ー


高野「暗…」


心「あ、起きた」


高野「酷い目にあった…」


ニーナ「同感です」


高中「よがった…二人とも…」


心「高野、体力がなかったから骨しか治せなかったけど、大丈夫?」


高野「あぁ、切られてないからな。擦り傷だけだ。全然いける。」


心「…(なんというか、化け物じみてるな)」ジー


高野「んだよ、化け物でも見るみたいな」


心「っ?!」




明日はいよいよ宮城県に着くってのに…このままじゃ、高中どころか…自分の身すら守れねぇ…


高野「ニーナ」


ニーナ「はい?」


高野「俺に稽古をつけてくれ」


ニーナ「こ、こんな夜中にですか?」


高野「頼む!一生のお願い!明日どうせ戦う羽目になるだろうから!」


ニーナ「分かりましたよ。と言っても、そういうのは続けるのが大切なんですよ。一夜漬けでどうにかなるものでは…」


高野「わかったから、早くするぞ!」

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