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ー裏側ー
レイ「どっちも拘束完了」
御影池「なるほどな…その装置がタネだったわけだ」
高野「クソ…」
レイ「ふふっ…いやね、やはり自分が発明したものは自慢したくなる。能力を玉に込める技術だよ」
レイ「その玉をこの装置に込める。玉を射出すると玉に込めた能力が発動する。こんな風にね!」
高野「チッ…腕も…」
レイ「私の身体は霊体を出現させる能力者の玉を。射出装置は透明化の能力者の玉をつかって隠した」
レイ「そして今から両方共に何をすると思う?」
御影池(全身を拘束された。ここまでか…)
レイ「拷問だよ。高野は知っているはずだ。この前みたいになぁ!」
レイ「まずは乾燥してみろ」能力:四元素説
御影池「っ…急に……」
レイ「お前の失態で仲間が死んでいくなぁ…高野…!」
レイ「全てが終わったら、この女達にもしてやろうか」
高野「テメェ…!」
御影池「血脇さんに……手を出してみろ……細切れにして……殺すぞ…!」
レイ「ここで干からびて死ぬのにか?」
高野(ここで俺らが死ねば高中も…心も……ニーナも…血脇も……皆死ぬ)
高野「させるかよ…させねぇよ…
高野「その前にテメェをぶっ殺すからなぁッ!」
レイ「はっ…その状態で何を?この前の様に足の裏を削ぎ落とすことも出来ない」
レイ(念の為に全身を固めてやりたかったが…土の在庫がもうないな…火も…。もうちょっと計算して玉の量の比率を考えないとな。水なんか多余りだ。呼びよもう一台を使うか?んー…)
高野(…心には悪いけど…頼むしか無いよな…。片腕が動く。鎌を持ち替えて…手首を落とす!)
高野「…御影池ッ!後は頼んだ…ぞッ!」
ゾリンッ
御影池「はっ…?!
レイ「腕を…!」能力…
高野「がァァァァ!」シュッシュッ
高野「脱出…大成…功!」ダッダッダッ
レイ(固定されている床ごとブロック状に切り出したのか!まずは装置の透明化を…!)
高野「逃がさねぇ…たとえ目に見えねぇとしても…数打ちゃ当たるんだよッ!」技:乱癡鬼
ズォッスゥンッブォゥンッ…
バキャッ…
レイ「あぁ…クソ…また…油断で…」シュュュ…
レイ「だが、収穫が無いわけじゃない。その腕だ…ロクには……戦え……ない…
高野「はぁ……はぁ……やべぇ………視界が…
高野「はは…寒……
ドサッ
御影池「チッ……」
御影池「機会が壊れると能力が解除…」
御影池(この切り口じゃ…くっつかないな。そもそも今更治療をする時間も無いか。止血だけはしておくか)
御影池「まぁ、お前はまだ利用しなきゃだからな…」
御影池「このまま死なせるわけにはいかない」
ー表側ー
天童「お前の愛する妻はもうこの世にはいないだそうだ」
音黒「…冗談キツイぜ…はは…」
天童(出し惜しみはしていられないな。この精神的動揺と自分の能力を利用して押し切る!)
音黒「レイって奴は…何処だ?」
天童「言うわけが無いだろ」ブンッ
グシャッ
天童(良し…左胸にグッサリと!)
ギャンッ
天童「な…刀身が…」
音黒「情報を吐かせてから首を刎ねる」ガシッ
天童「ゔッ…離せ!」
ゴシャッ
音黒「ほら、早く言えよ。何処にいるんだよ、ほら、ほら」ゴシャッ…ゴシャッ
天童「がぅっぁ…ごっ…」
天童(頭をガッチリ……掴まれ…抜けられない!意識が…飛ぶ…まずい!)
天童「殺るなら……早く…殺せ」
天童(…我が友を自ら救えないのは気がかりだが……レイさんが……救ってくれる。悔いは無い)
音黒「知らねぇよ。死にたきゃ勝手に死ね。ただし情報全部吐いた後だそれまでは何がなんでも殺さねぇ」ゴシャッ…
天童「何度やろうが……」
レイ「予備を引っ張り出して来てみたらこんな所に…」
天童「レイ…さん…」
音黒「テメェが…」
レイ「はは、そんなにキレてどうしたんだい?」
音黒「テメェが竹輪麸を!」ブォンッ
スカっ
レイ「無駄だ。吹き飛べ」能力:四元素
音黒「っ?!」ビュォッ
レイ「天童…残念だ。こんな所で敗れるとは」
天童「すみません…助かりました」
レイ「助ける?もう用済みだよ」
天童「…え」
レイ「友人を助けるためとかで従順だから置いてやったが、代わりならいくらでもいる。」
レイ「今回の襲撃結果を見て実感したよ。もう少し強い兵が欲しい。総入れ替えだ」
天童「なら、約束は…」
レイ「約束…あぁ、そんなものもあったか?…まぁ、この組織の事だ。君の友人はもう死んでいるよ」
天童「…」
レイ「それじゃあ…さっさと殺…
音黒「さっきから屑丸出しだな…」ブォンッ
音黒(切れないか…ホログラムか何かだな)
レイ「人の話に入ってこないでもらえるかな」能力…
音黒「さっきの一撃で殺しておくんだったな」シュッ
ガシャッンッ
レイ「なぁっ?!」
音黒「お前は必ず殺す…待っていろ」
レイ「殺せるといいな」
天童「……」
音黒「おら、さっさと答えろ。レイは何処にいる」
天童「中国、四国地方だ。」
音黒「そうか。」
天童「もうどうでもいい。殺してくれ」
音黒「他人の大切な人を奪ってきた奴が…結局、自分の大切な人を失う……か。こういうってあれだろ?因果応報って言うんだろ?」
天童「お前に何が分かる!」
音黒「知らねぇよ。俺はもう行く。死にたきゃ勝手に死んでろ」
天童「…俺が憎いんじゃないのか?殺せよ。」
音黒「もちろんお前は気に入らない。殺す気で切ったし、さっきまで普通に殺す気でいた。切りあってる時はそりゃ殺すつもりで切るだろ。」
音黒「でも今やるべき最重要事項は仲間と合流して攫われた人達を探し、レイってやつをぶっ殺す事だ。かまってちゃんしてんじゃねぇよ」
天童「…」
音黒「じゃあな…クソ野郎」
ーキャンピングカー内ー
御影池「結構な被害だな」
音黒「…」
高橋「無傷なのは俺だけか」
高野「」
御影池「次の目的地は中国地方と四国地方。どうするか…」
音黒「二人組で分けて行こう。動ける奴と動けない奴のペアを二つだ。高橋と御影池。俺と高野とかか?もしくは逆だ」
高橋「そうするか。四国に行く方法も考えないとな」
?「あのキャンピングカーだな。今回は間に合ったようだ」
?「遂に、直々に始末できる」




