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瞳潤「裏切られる理由が無い…?本気でそう思っているのか?」
?「あぁ。ニーナは、彼女の家族を実験に使ったからな…裏切られるのは当然だろう。」
?「血脇は、彼女の妹を実験で殺したからな…裏切られるだろう。」
?「御影池は、研究の一貫で生まれた生物だ。研究所に、そのまとめ役に恨みを抱くのは無理もない。」
?「寒蛇も、若生も、女郎も…」
?「ただ、君だよ…君だけは分からない」
瞳潤「今十分に話したじゃないか…!」ダッ
?「…?」
瞳潤「長々と理由を!」ブォンッ
?「…どういう事だ?」ガッ
瞳潤「平穏を平気でぶち壊しにするその態度!平穏を壊しても悪びれない態度!」
瞳潤「到底許せない!」能力:分身
?「そうか…そういうタイプもいるのか」
?「難しいものだな」
瞳潤「ぶっ潰れろ!」
ズドンッ
瞳潤「ありがとう。ドゥル」
110号「」
ザバッ
110号「」ドサッ
?「なら、もう始末しても構わないだろう」
瞳潤「ドゥル!」
?「君は十分強く、誠実で…手放したくは無かったが」ズズズ…
瞳潤 (形態が変化…?!まずい、想像外だ!)
?「全力で殺そう」ガッ
ドスッ
瞳潤「ぐぁっッ」ドシャッ
?「ん…?お得意の人形ガードはどうした?」
瞳潤「なんの…話だ…。ドゥルは…道具じゃない!」ダッ
?「もったいない奴だ。能力を有効に使えないとは」ズゥゥンッ
ズドンッ
瞳潤「がぁッ!」ガガッ…ドッシャ
瞳潤 (強い…これ程までとは…)
?「君も若生も…全員か弱い。私相手では」
瞳潤「舐めてると痛い目を見るぞ」ダッ
?「見てみたいよ」ガシッ
瞳潤「くっ…」
?「君の武器はメリケンサック。シンプルかつ素の身体能力が良いため無類の強さを誇る。」
?「だが、リーチが短い」ドスッ
瞳潤「ゔッ…」
瞳潤「ぐっぁあ!」ガッ
?「馬鹿力だねぇ」
瞳潤「はぁッ!」
ドスッ
?「効くね」ブォンッ
瞳潤「っ…」
ゴシャッ
?「おっ、いい所にはいったね」
瞳潤「…ぁ…か…」ドサッ
瞳潤「…かはっ…ぁはっ…」
瞳潤 (…弱い。昔からそうだった。私は弱い。どれだけ鍛えようとも変わらない。)
瞳潤 (ドゥルを使えば今の状況は変わっていたのだろうか……。だが、ドゥルは物じゃない。生きているんだ。)
瞳潤 (昔からこんな性格だった。誰も傷つかない終着点、解決策が好きだ。でも、そんなものは無い。)
瞳潤 (必ず誰か一人が傷ついてしまうんだ。何かの犠牲を無くして物事を成し遂げる事は出来ない。…なら、その犠牲は私一人でいい。)
瞳潤「はぁぁ…はぁぁ……」グラッ
?「今までお仕事お疲れ様」ブォンッ
ドムッ
瞳潤「っ?!」ゴロゴロ
?「これは…綿人形…」
瞳潤「何故…勝手に?」能力:仲間
?「あれだけ言ったのに…生きるために綿人形を盾にするか。とてもいい!」
瞳潤 (何故…無意識に使った…のか?しかも…打撃だけで消えた。何かがおかしい!)
?「死にたくなければもう一度やってみろ!」ブォンッ
瞳潤「っ…」能力:仲間
111号「保護します」ブォンッ
ゴスッ
?「ごっぶ…」
瞳潤「また勝手に…君は一体…」
111号「私は111号。ドゥル111号です」
瞳潤「知性がある…パワーもスピードも…だが…これは…」
111号「私は私の好きな時に出現でき、好きな時に消えることが出来ます」
111号「私はあなたを守り、貴方は私を守る。よろしくお願いいたします」
? (彼の能力は自分の力を分けて分身を作る。今の強さの綿人形を作ったのなら……本体は弱体化しているはずだ)
?「本体の君から殺す」ダッ
瞳潤「フンッ…」ガッ
?「なっ…その力は!」
瞳潤「頼む!ドゥル!」
111号「了解しました」ドスッ
?「力そのままに綿人形を出す…。なるほど…能力が変化している。だが、やることと言えば殴るだけ…問題はない」
瞳潤 (その通りだ。普通の生物なら私の打撃で殺める事はできる。だが、皮膚が硬質だったりこのような格上相手だったりすると…難しい。)
瞳潤 (まてよ…私の中にあるじゃないか。とっておきの武器が)
?「そろそろ終わらせよう。やる事は山ほどあるからね」
瞳潤「私も…同じ事を考えているよ」ダッ
グシュッ…
?「(能力の発動はない…?)動きが直線的だ。残念だよ…こんな呆気ない最期…
瞳潤「…呆気ない?……それは違う」
ボドっ
? (っ…貫いた腹から何か…これは?!)
瞳潤「あなたが皆に埋め込んだ爆弾です」
? (馬鹿な…爆弾は全員、心 仁見に抜かれている筈…!)
カッ……!
ドッッッ……




