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ー高野ー
高野「はぁ…はぁ…。速すぎるだろ…あの影野郎…」
瞳潤「またか…今度は誰だ…」
高野「はぁ…。あ?誰だお前」
瞳潤 (コイツは…御影池と戦っていた奴だな?御影池を追っていたのか…かなり息が上がっている)
瞳潤 (俺でも殺れるか。…だが、能力などは未知数だ。逃げるべきか…。とりあえず…能力で…)
瞳潤「行け」能力:分身
高野「っ…それは!」
109号「だぁッ!」ブンッ
高野「お前が…お前だったのか!」ザンッ
瞳潤「なっ…動けるじゃないか…?!」
高野「テメェ…俺達に綿人形を消しかけやがったな。4号とかいう綿人形だ…覚えてるか?4号だ…」
瞳潤「私のつけた名前、ドゥル4号と呼んでくれないかな?そんな綿人形だなんて…可哀想じゃないか」分身
瞳潤「さぁ!行け!足止めをしろ!」
高野「ソイツのせいで心が死にかけたんだ…!他のみんなも…酷い具合にボコられた!民間人にも危害を加えた!」
ガバッ…ガバッ…
瞳潤「そのまま押し潰しておけ!」タッタッタッ
高野「絶対に許さねぇ…一発必ずぶち込む…そう決めたんだよ」技:熱帯低鬼圧
ザンッ
高野「心做しか手応えがねぇぞ!人形共!」ダッ
瞳潤「なっ……物量で…殺せなかった…」
高野「ぶっ飛んでけ」ブォンッ
ゴシャッ…
瞳潤「…ぐ…ごほっ…」
瞳潤 (くそ…高橋とかいう男にやられたせいで…こんな野郎にも…負ける始末…)
瞳潤「まて!待ってくれ!」
高野「あ?」
瞳潤「殺さないでくれ!もう痛いのはごめんだ!」
高野「調子いい事言ってんじゃねぇ。殺しはしねぇけど……死んだ方がマシってくらいぶん殴る」
瞳潤「せ、せめて………ざ、懺悔の言葉を…述べさせてくれ!な!」
高野「…不審な動きをしたらぶん殴る」
瞳潤 (来たッ…へへ…馬鹿野郎…これで勝つ。殺さないけどだぁ?生ぬるい事言ってんじゃないぞ…)
瞳潤 (俺の能力は…ただ分身を作るんじゃない。自分の力を削って…削って…削った分の強さのドゥルを出す。1号や2~5号は俺の力の半分を注いだ。)
瞳潤 (そして…力を注いだドゥルが倒された時、俺に力は戻ってくる。本来のステータスに戻るんだよ!)
瞳潤「1号が…倒されたか」
瞳潤「く…ふ…っ…はは」
高野「っ…動いたな!」ダッ……グォンッ
瞳潤「フルパワー全開だよ!」ガッ…ドスッ
高野「ゔッ…」
いきなり動きが俊敏になりやがった…
瞳潤「殺す気でこないからそうなるんだ。じゃあな」
高野「クッソ…!」
変なとこに…拳が…。苦しい…
瞳潤「タフだな。なまじの耐久だと地獄を見るぞ?死んだ方がマシだと思うだろうな!」ケリッ
高野「がっ…ぼっ…」
瞳潤「おらッ…さっさと死ね!」ドスッドスッ
高野「っぐぁ!っ!っっ!」
高野「ふ…はは…」
瞳潤「何を笑ってる!」ブォンッ
ゴシャッ
高野「ぶッ…」
脳ミソ…がぁ……揺れる…。負ける。
高中を…取り返せない…。
瞳潤「顔がぐちゃぐちゃだな…っと、早く立ち去らないと…
高野「」ドサッ
高中……もしかしたら…今、俺と同じように…暴力を受けているかもしれない。変な実験をされて、薬剤とか…体に悪い事をされて、苦しんでいるかもしれない。
なら俺はまだ…
高野「ごぼっ…ぉえ…。まだ…立゛つ
瞳潤「不死身か…?」
そして、高中のためなら
高野「…ふ…へへ…もう…いいよな?」
瞳潤「あ?」
高野「殺す気で…切り刻んでもいいよなぁ!」ダッ
瞳潤「っ…気持ち悪い顔しやがって…」ブォンッ
高野「てめぇのせいだろがァ!」ザグッ
瞳潤「ゔッぐぉッ?!」ブシュッ
瞳潤 (拳が…縦に…ッ!裂け…)ガッ
瞳潤「ぐぅぅ…!」
瞳潤 (肩まで…いきやがった…!咄嗟に蹴り飛ばさなかったら…)
高野「!」ダッカダッカ
瞳潤「犬みたいに近寄るんじゃない!」
高野「るぁッ!」ブォンッ
ゾリンッ
瞳潤「ぁッ…腱が…」ドサッ
高野「殺す」ブォンッ
心「高野!」




