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短編  作者: Nnnnn
3/21

3

高野「ぶっ飛ばされたり槍でどつかれたけど、幸い骨は折れてなかった…。」


ニーナが置いていった紙、住所とその場所の絵がが書かれていた。意図はよく分からない。ここには、きっと俺が行くべきじゃないのだろう。でも…僅かにでも高中がいる可能性があるなら、


高野「行くか。」


高野「つっても、大まかな住所とこの変な絵しか書いてないんだよなぁ…どうやって行けば…。」


道端の人に聞くしかないな。



高野「あの、」


一般人「…」スタスタ



高野「一瞬聞きたいんですけど!」


一般人「…」スタスタ



高野「ダメだ…」


?「君、さっきから道を聞いてるね?良ければ案内するよ」


高野「え、ありがとうございま…」


待てよ…コイツは信用してもいいのか?


?「酷いなぁ、君を純粋に助けたいだけだよ」


高野「あ、そ、そうだよな…。え?」


?「驚いた?私はね、人の心を読めるんだ。」


高野「…」


敵か…?いや、でも今はこの人を頼るしか…


?「まかせてよ。僕は(こころ) 仁見(ひとみ)。よろしくね」


高野「俺は…」


心「高野 零士ね」


高野「あぁ…」


なんか勝手に読まれてるの嫌だなぁ…


心「ご、ごめんって…それで、どんな場所?」


高野「ここに書いてあるんだが…」


心「え、なにこれ…こんなんじゃ普通分からないよ」


高野「そうだよなぁ…」


心「でも良かったね、僕なら分かる。」能力:サイコメトリー


心「へぇ…なるほどなるほど…わかった。」


高野「分かったか!」


心「電車で一駅行ったとこだよ。さ、れっつらごー!」


ー電車内ー


高野「…」


心「高野、この紙…面白い仕組みがあるよ」


高野「?」


心「…そい」能力:パイロキネシス


高野「ちょ、何やって?!」


心「まぁ、まぁ見てご覧…ほら」


高野「文字?」


心「…読んでご覧」


高野「"この紙を送られた方へ…。私たちはとある研究所で異種族同士のハーフを実験させられています。私含め、多くの研究員は無理矢理実験させられています。どうかお願いします。私達を助けてください。"」


心「…」


高野「詳細な住所も出てきた…。ニーナ…お前は一体…」


ー研究所近くー


高野「そろそろか。案内ありがとう。」


心「どういたしまして。さ、いざ突入だね」


高野「…は?お前はここまでだぞ」


心「えぇー?!」


高野「連れてけるわけないだろ…こんな少年を…」


心「そんなぁ…」


高野「そんなじゃない。じゃあな。また今度お礼させてくれ!」


ー研究所前ー


高野「人気はない…」つんつん


高野「ッーー?!?!」


心「着いたね」


高野「な、お前、帰ったはずだろ!?」


心「僕、浮けるんだ。だから気配もなくついていけた」


高野「…帰れ。ここがどんなとこか分からないし。何されるかも…」


心「一人で潜入したら多分死ぬよ。」


高野「っ…」


心「この研究所に潜んでる人の心を呼んだ。三つ気になる思考を読んだ。一つ…高中さん?の思考。君の目的の人は確かにここに捕まってるらしいね。高野の事考えてる。」


高野「!」


心「もう一つ。さっきの紙を書いてた人の思考。君が来るかどうか考えてるっぽい」


心「最後…。君の事を警戒している人…誰かわからないけど、殺気立ってる。"取り逃したハーフが…"とか考えてる」


高野「…じゃあそいつに見つからずに高中とニーナを見つける。」


心「3人だけじゃないよ。研究員は結構いるっぽい。」


高野「…」


心「そこで僕だよ」

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