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短編  作者: Nnnnn
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ー数十分前、裏口側ー


心「やっぱり僕も表口に行った方が良かったかな…。回復役がいた方が…


高野「…だが、心がいないと裏口に逃げてきた敵を逃すかもしれない」


心「…そうだけど」


高野「あっちの状況はスマホで聞こえるから、ヤバそうだったら行くようにするか」


心「うん。」




心「…ねぇ、高野」


高野「どうした?」


心「高中の昔のことって知ってる?」


高野「…どうしたんだ急に」


心「…どうして高中が狙われたのか気になって」


高野「つっても…お互いそういう事は詮索しないようにしてきたから…分からねぇ」


心「そっか。」


高野「まぁ…でも、気になる事はあったな」


高野「高中…あいつな…変な力を持ってたんだ」


心「変な力?」


高野「若生ってやつと戦ってた時、俺を守るために使った力…急に相手をぶっ飛ばしてしまった力…」


高野「今まで一緒に過ごしてきて…一度も見た事が無かった。高中は…何か凄いものを持っているのかもしれない」


心「…そうなんだ」



高野「なぁ、心…」


心「なに?」


高野「心は…何か隠している事が無いか?」


心「ぅえ?!」


高野「いや、お前に悪意とか、悪い感情があるとは思えない…お前の心の内を聞いたって憎悪とかそんなものを抱くつもりはない」


高野「お前はもう、高中にとっても俺にとっても…家族同然に思っているし、他のみんなにとってもかげがえのない友だと思う」


高野「だから聞きたい…お前の心の内を」


心「ぇ…っと…」


心 (高野はたまに…僕と同じように心を読んでるんじゃないかって思う事がある。)


心「僕…」


心 (僕は高野に嫌われたくない。

僕の事を話しても高野は幻滅したりしない。出会って数日でも分かる…高野はそういう人。)


心 (高野と僕の間の関係にヒビができても、それは多分無いに等しいヒビ。でも、僕はそんな小さなヒビでもつけたくない。特に…高野とは)


心「その…」


高野「…」


…?何だこの…殺気…!心の影に…!


高野「危ねぇ!」ガシッ


心「ぅぇえ!?」


御影池「チッ…」ブォンッ


スカッ


心「て、敵!?僕のテレパシーでも分からない…」


御影池「瞳潤さんの言った通りだ。裏口ではられていた…まだ、あの頭脳は健在と言うわけだ…」


心「吹っ飛べ!」能力:テレキネシス


御影池「おっと、危ない」能力:黒影(ブラック)


ザブンッ


高野「クソ…」


スマホ〈ズドンッ〉


高野「あっちでも始まったか。尚更急いでお前をぶっ潰して、裏口を完璧に固めとかないとなぁ!」


御影池「やれるものならやってみろ!」ザバッ


高野「…っ!」


背後…!


心「させない!」能力:テレキネシス


御影池「奇っ怪な…!」ヒュー…ザブン


心「吹っ飛ばして壁に当てても…影に入られると衝撃は受けないみたいだよ」


高野「助かった。…なら、切り刻むしかないな」


高野「後ろ…頼んだぜ…」


心「う、うん。高野も守ってよ後ろ!」




高野「…」


それにしてもこの部屋…コイツの能力(チカラ)に合わせた作りだ。いや、この研究所全体がそうなのかもしれない。影を作るための、たくさんの置物。照らす範囲が小さい照明。


御影池「上だよ…」


高野「っ!?」

心「っ!」能力:テレポート



ザバッ


心「ぁあ゙ッ」


御影池「なっ…手応えが一人分…!」


高野「オラァッ!」ブォンッ


ザクッ


御影池「いい、連携だ」ザブンッ


高野「心!大丈夫か?!」


心「へ、へーき、へーき」


高野「(テレポートを)お前に使えよ!俺は頑丈だから…!」


心「でも、痛いじゃん」


高野「…」


心「よし!復活」能力:超能力回復



御影池 (一人の能力(チカラ)はだいたいわかった。もう一人は恐らくなんも持っていない。俺の苦手な切るタイプの攻撃だが、恐らく大丈夫だろう)


心「ほら、高野…次に備えるよ」


高野「あぁ」


心 (影に入られると心が読めない…)


心「ねぇ高野、もしかしたら敵の弱点が分かったかも」


高野「なんだ?」


心「その前に」能力:テレキネシス


ガチャンッ…ガチャンッ


心「これでもう逃げられない」


高野「今のは…この部屋にある扉を閉めたのか?」


心「うん。さらに…」能力:パイロキネシス


高野「…これは?」


心「ドアの隙間潰し…逃げられるとこまるからね」


高野「…なぁ、これ俺らも出られねぇんじゃ…」


心「大丈夫大丈夫。吹き飛ばして出るから」


心「それで…弱点というか…なんというか」能力:テレパシー


心 (あいつの行動範囲は影が繋がってる所まで。つまり、僕たちの影から急に出られない)


心 (おかしいと思ったんだよね。なんで初撃を僕達の影から行わなかったのか)


高野「なるほどな…じゃ、こうやって背中をつけれてお互いの影を…周りの影にくっつけなければ」


心「そう…」



御影池 (またさっきと同じような体制…上から飛び出して殺す)ザバッ



心「上からしか攻撃ができないってわけだよ…。高野!」


高野「あぁ、任せろ!」ダッ


御影池「な…」


高野「オラァッ!」ブォンッ


ザシュッ


御影池「ぐ……ぉ……」ドサ



高野「よし…。こっちは終わったな。今、あっちの状況は…」


スマホ〈ぐぉッ〉


高野「っ?!…高橋の…呻き声か?心!皆のところに行ってくれ!」


心「わ、分かった!」



高野「クソ…俺も行きてぇが…お前と、逃げてくるやつを見張らねぇとだからな…」


御影池「…ふ、ふふ…一人になったな……それは、愚策だぞ」


高野「何言ってんだ?…もう動ける傷じゃねぇんだからそこでジッとしてろ」


御影池「切られるのが苦手な俺が…対策してないとでも?もちろん装備してたさ…それでも、かなりザックリ行かれたけどな…」


御影池「さっきは能力(チカラ)を使ったせいで変に攻撃をくらった。あの浮遊した女を警戒してたからな」


御影池「あの能力(チカラ)を持った女がいなければお前など…!」ダッ


高野「っ!」ブォンッ


御影池「とるにたらない!」ガッ…


く、クナイで鎌が弾かれた?!


高野「クッソ……」ザバッ


御影池「俺は暗殺が得意だが、近接(コレ)も得意だ」ダッ


高野「俺だって何回か戦って慣れてきたんだよ!」ブォンッブォンッ…


御影池「確かに早いが…」能力:黒影(ブラック)


今だ!


高野「うぉらっ!」ブォンッ……


スカッ


高野「なっ…影に足だけ浸かって!頭一つ分下がった…?!」


御影池「ふんっ!」グォンっ


グシュッ


高野「ぐ…へぇ…」


御影池「クナイは何個もある。何度でも突き刺してやるよ。こんな風になっ!」バッバッ


高野「ぐ…飛んでくる」ダッ


御影池「動きが鈍いぞ!一度刺されたぐらいで!」ダッ


高野「お前が…元気すぎるんだよ!」ブォンッ


カンッ…グシュッ


高野「な゛っ…」グラッ


マジかよ…こんなに…強いのかよ?!


御影池「眉間に突き刺してやる!」ダッ


高野「ぐ…るぁッ!」ブシュッ


高野「オラァッ」バッ


御影池「っ!俺のクナイ…


グシュッ


御影池「いっ…この…(なんだこいつ…馬鹿みたいなチカラだ…)」トサッ


高野「膝つきやがったなァ!」ダッ…グォンっ


御影池 (まずい!回避だ!)能力:黒影(ブラック)


ザブンッ


ドゴンッ


高野「あと少しだったのによぉ…」


御影池「はぁ…はぁ…。身体が縦に…真っ二つになるところだったぞ…」ザバッ


また、クナイで蹂躙される…何か…対策をしねぇと…


御影池「だがお前ももう…満身創痍だろ…!」バッバッ


高野「来やがったな…!」ブォンッ


グシュッ、グシュッ


高野「ゔ…ぐっ…」ドサッ


的確に…クソ痛ぇ…所を…


高野「ぐ…」


御影池「動けないだろ?必死にトレーニングしたんだ。どこを刺したら痛いのか…どこを刺したら動けなくなるのか」コツコツ


来い…来た瞬間に…ぶった斬る。


御影池「少し手こずったが、これでもう終わりだ…」


御影池「…さぁ…トドメだ」グォンッ


高野「ぐぉ!」ブォンッ

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