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短編  作者: Nnnnn
14/43

14

夏焼「噂には聞いていましたが、反射神経が良い」


高野「そりゃどうも…」


夏焼「では、これも避けられますか?」カチャ…


高野「…銃?!」


ズダダダダダ


高野「はぁ…はぁ…」


夏焼「コンテナで防がれてしまいました…でも…」能力:支配(グラヴィティ)


高野「なぁっ、コンテナが浮いた…ってまずい」


夏焼「私の能力(チカラ)は、触れた物の重力を操れます。そして、私が触れた物が触れた物までも操れます。ですが、触れた物が触れた物が触れても、能力は発動しません」


高野「触れた触れたうるせぇ!」


夏焼「まぁ、兎にも角にも…


夏焼「ゲームオーバーです」カチャ


銃…撃たれる…死…


高橋「高中さん!竹輪を頼みます!」


高中「は、はい」


高橋「させるか!」ダッ


夏焼「(っ!?素速い!)近づかないでください」能力:支配(グラヴィティ)


ビュンッ


高橋「急速に後ろに飛んで行きやがった?!」



高野「助かった。これで二対一だ…」


夏焼「二対一…こんなのハンデにもなりませんよ」


ズダダダダダ


高野「っ…どこ撃って…」


高橋「…高野!上だ!」


鉄板…とか鉄骨に…?!降ってくる!


夏焼「鉄の雨です」能力:支配(グラヴィティ)


ガンッゴッ…ガシャンっ…



高野「はぁ…はぁ…」


咄嗟にコンテナ内に入って助かった…。クソ…どうすりゃ勝てる…?

あいつは触れた物と、触れた物が触れた物を操れる訳だ。恐らくアイツは既に銃弾を触り、その銃弾をコンテナとかに当てて、重力を操っている。


高野「高橋は…ここからは見えない」


そして気になったのはさっきの攻撃だ。アイツが操る物体は一斉に落ちてきた。ズレはなく、一斉に一緒に…


高野「無い頭で思いついたぜ…!」



夏焼「散らかしてしまいました…まぁ、脅威の排除ができたので良いとしてくださるでしょう。」


ガララッ


高野「まだまだ生きてるぜ…俺は!」


夏焼「…しぶといです。迷惑ですよ!」カチャ…


高野「おっと、せっかくこれだけの障害物を作ってくれたんだ…ありがたく利用させて貰うぜ」ササッ


夏焼 (隠れたか…)サワっ


夏焼「この能力(チカラ)を使えばすぐ見つけられます」能力:支配(グラヴィティ)


ズザザザ…


夏焼「ふふ、まるでモーゼの気分です。鉄クズの海を割るモーゼ…」


夏焼「そして、いましたね。さぁ、ここには今、鉄の一直線の通路が出来ました!右にも左にも避ける事はできない。大人しく蜂の巣になってください!」カチャ



高野「なってたまるか…撃ってこいよ!」


夏焼「言われなくても」


ズダダダダダ


高野「うぉぉおおおお!俺の考えた秘技!」技:鬼回転

グルグルグルグル…


カンッ…キッ…ザシュッ…ザクッ…


夏焼「なっ、そんな鎌を回すだけで銃弾を弾けるわけないでしょう…!」


高野「くっそ痛てぇ…!」


その通りだ…銃弾が体を掠めていく…でも、ガード狙いじゃない…。さぁ、こい!


夏焼「…っ?!」カチッカチッ


夏焼 (弾切れ…!?)


高野「来たぜ…。お前、普段はこんなに長く戦う事がないんだろ?大体不意打ちで勝負が終わったんだろうな?俺にやったみたいに!」


高野「だから戦闘中にリロードなんか眼中に無かったよなぁ!あんなにブッパなしてたらな…そろそろ弾切れになると思ったぜ!」


夏焼「銃弾が切れたからってなんですか…この能力(チカラ)さえあれば!」


高野「おらぁっ!」ブンッ…ヒュンッヒュンッ


夏焼 (鎌の投擲…。…ぐ、左右には避けられない。ですが、後ろに飛べばこれくらい!)


夏焼「発動!」能力:支配(グラヴィティ)


夏焼「離脱したらまたリロードして…


高野「いや、もうお前がリロードする事は無い」



ザバッ



夏焼「…ごほっ…ぶ…ぇ…。何故…鎌が私に刺さって…」


高野「お前は、自分と一緒に鎌も操作してしまった。多分お前だけ後ろに下がるとかはできなかったんだろうなぁ…」


高野「俺のぶん投げた分の初速度が乗った鎌は、勢いよくお前との距離を詰めてお前にぶっ刺さった!」


高野「っと…はぁ…はぁ…何とか…なったな…。油断すると痛みで動けなくなりそうだ。…高橋は無事か?」


高野「とりあえず、探さねぇと」





夏焼 (ゔ…くそ…力が入らない…でも…この状態でもリロードはできます)


夏焼 (油断して背を向けた今!撃ち抜いて…


夏焼「油断…しましたねぇ…!」


ゴシャァッ


夏焼「ぁ…銃が……壊れ…」


高橋「油断したのはお前だったな。」ブンッ


ベキッ



高野「お、高橋!生きてたか」


高橋「あぁ。ほら、鎌。自分の武器なんだから大事に持っておけよ」


高野「あぁ。たすかる。アイツはどうなった?」


高橋「気絶してるよ。まぁ多分死ぬことも無いんじゃないか?」


高野「早く高中達の所に行かないとな」

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