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俺は高野 零士。ただの貧乏記者だ。生まれは良かった。しかし、文武両道の逆を行く俺は見放されてしまった。そして今は…
高野「変な時間に目が覚めた…」
?「おはよ」
この人は俺を拾ってくれた恩人の高中 念。世話になっている。
高中「珍しいね?自分から起きてくるなんて。」
高野「だな……。今日なにするんだったっけ」
高中「今日はね〜…これ!最近出来た龍の町の調査!まぁ特に何を調査するかは決まってないんだけどね」
高野「ネットの記事か…"龍族の住める街龍生町。新たな種族との共存に期待が高まる。"」
高野「そっか、数年前から色んな種族の知的生命体が社会にでてきたんだっけ。…龍族って最近受け入れられたんだな」
高中「そうそう。龍族の方々と話して是非記事にしたいなって!」
高野「じゃ、行ってくる。」
高中「え、朝ごはんは?!」
高野「行ってきまーす」ガチャ
高中「せっかく作ったのに…。気をつけてねー!」
そういえば高中って、龍とかのハーフだったっけな…。異種族とのハーフは今の時代にあんまりいない。今後メジャーになるかもだけど。今は風当たりが強かったり無かったり。
ー龍生町ー
高野「あの〜、今いいですか?」
赤い龍「…ごめんなさい」
高野「一瞬だけ、お話伺っても?」
蒼い龍「…チッ」スタスタ…
高野「んー…」
緑の龍「すみません!」
高野「あ、はい。」
緑の龍「も、もしかして今…インタビューとかしてるんですか?」
高野「あ、はい!そうです。是非良かったら!」
緑の龍「任せてください!こういうの好きなんですよ自分!」
白衣の龍…
緑の龍「じゃ、ちょっとそこまで行きませんか」
ーラボー
緑の龍「じゃじゃん。ここは私のラボです。」
高野「失礼します…」
緑の龍「じゃ、じゃんじゃん質問してください!」
高野「えーっと…」
緑の龍「あ、名前でしたね!私はロベルト・ニーナです。」
高野「あ、そうですね。俺は高野 零士って言います。あとその…出来れば白衣を来てくれませんか…目のやり場が…」
ニーナ「あぁ、すみません。私は龍とサキュバスのハーフでして、そんなつもりはなかったのですが…よいしょ」
高野「ロベルトさんもハーフ?」
ニーナ「ニーナでいいですよ。えぇ、そうですとも!かなり珍しいんですよ!龍とのハーフは」
数時間後…
高野「ありがとうニーナ。これで色々と書けそうだ」
ニーナ「どういたしまして。楽しかったですよ!」
高野「ではまた機会があれば」
ニーナ「そうですね…」
ニーナ「近いうちに」




