3話「勇者エルローア誕生!」
27ページの設定……。(まだ引きずってんのかーい)
豊満なボディの女神さまの創った異世界ブラバスナへ転生したエルローア。
元々は地球に住んでいた日本人だ。名前がアレだが……。
陽リアス王国の外側の田舎村で剣聖の父と聖女の母がズッコンバッコンして生まれ、一七歳になるまで厳しい修行を受けて育ってきた。
「いいか! 魔王アカバンスによって剣聖の一二〇〇〇〇〇〇〇〇倍強い王様(第二形態)ですら殺された」
シワを刻んだ四〇路の父を前にオレは息を飲んだ。
生まれたての頃、魔王アカバンスが城を襲ってダイレクトで王様(第二形態)をぶっ飛ばして死なせてしまったという。
「力こそ正義! これがなければ何も成せない!」
「お父さんも剣聖でしょ? 王様(第二形態)の一二〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇分の一弱いって事か?」
「ん~? その剣聖は一般で言う普通の剣聖だ。俺は同じ剣聖でも普通の五〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇倍強いからな。はっはっは」
ジト目で見てしまう。
……王様(第二形態)もお父さんも大げさに言ってるだけじゃないのか?
(実際そう)
「さて、一七歳になったお前だ。修行の結果を見せてもらおうか」
「ああ。分かった」
幼い頃から鍛えられて、腕立て伏せが一〇〇〇〇〇回、ジョギングで往復一〇〇〇km、剣の素振り一〇〇〇〇〇〇回で朝昼晩各三回セットでできるようになったぞ。
おかげで……、山一つをズズズズッと持ち上げる事ができたぞ!
なんかお父さん目を丸くして呆然してたが、それくらいではまだ足りないのだろうか?
ズズ……ンと山を下ろして、父を見やる。
「は……はは……まだまだだが、合格としよう」
「ほっ……」
なんとかギリで合格したようだ。
なんか引かれてる気がしないでもないが、これからもっと力を付けよう。そうすれば認めてくれるだろう。
「俺、まだ力不足かもしれないけど頑張る!! もっと強くなる!」
「あー、力まずにね。無理して鍛えても体を壊すだけだよ」
今まで厳しかったのに、急に緩くなったなぁ。でもこれから勇者になれるか、まだ決まってないもの。
無理は禁物という事か。
教会へ行く途中で、ピンクのツインテールが特徴の幼馴染と会ったぞ。
なんか手から気の槍を伸ばして、ピンクのスライムみたいなものを刺したままぶら下げていた。なんか遊んでいるようだった。
エルローアの姿に気づくと「はっ!」と掌を向けてピンクのスライムを跡形もなく消した。
「おはよっ。エルってば、勇者になるって言ってたもんね。行けそう?」
「ああ。たった今、父にギリギリで合格してもらえた」
「へー」
「……ピンクのアレなに?」
「しらなーい」
なんかすっとぼけされた。
俺が一七歳で、幼馴染は一二歳の五歳差だが、幼馴染。
かわいい童顔でちっぱいではあるものの少女としての魅力は満載だ。妙に戦闘力高そうな気がするが気のせいかな?
ちなみに彼女は双子だったらしいけど、もう一人の行方がしれない。
その時の形見か、ピアスを肌身離さず耳に装備しているのだという……。
「リミアも一緒に来るか?」
「うん」
あどけない少女と一緒だとウッキウキするぞ。異世界転生して良かった。
あ、いや俺はロリコンじゃなくてだな……。
っていうか、外見は全然ロリじゃない気もするが、気のせいかな? 表紙イラストでは完全にロリだったよーな……。
教会。陽リアス王国の中心にある大きな建物。
創世神クリエリア・ツクルーアさまを崇めるらしい宗教。多くの信者がいて、物静かに修行をしているらしい。
そして俺たち住民に儀式を行う。
そこでクラスを判別してもらうのだ。勇者、魔道士、僧侶、格闘家……といった感じのな。
神父さんが「クリエリア信仰隊マリーン! とうっ!」と現れて、儀式が始まった。
俺たちと同じ若者が並んで儀式を行い、次々とクラスを告げられていく。
リミアも俺の前にいて、儀式が済むと『魔道士』と告げられたぞ。
ようやく俺も儀式を受ける時、ドキドキ緊張した。天から光が差し込んできて暖かい感じを受ける。
「君は勇者だ! おおうっ!」
「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」」」
俺は自分でも驚いてしまった。後ろで驚きの歓声と拍手の音が響いてきた。
「おめでたいぜ。そして勇者さま、これより聖剣を引き抜いてみせろよ」
あとがき
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(定番のテンプレ)
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