5000話「異次元の世界!? 新たなる冒険!」
2024年の9月から、50年も書き続けて記録的話数になったぞ。
相変わらずアクセス数すっくないが、頑張って連載続けてます。
ん? 今年? 2074年でしょ??
異世界ブラバスナで勇者エルローアたちは激戦を重ねて、ついに『六絶魔帝』を破ったぞ。
4997話で魔王アカバンスを倒して、ついに異世界ブラバスナは長い恐怖から解き放たれて平和になったのだ。
剣聖の一二〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇倍強い王様や陽リアス国を含め、各国の犠牲を払って仲間だったおっさんガレスも巨乳デカ乳輪オミューネも隠れ巨乳サクラも犬の獣人サークワも死ぬなど多くの仲間を失って、やっと勝ち得た平和だ。
生き残ったのがエルローア、リミア、メナーシャの三人なのが悲しい。
本当に長かった戦いであったぞ……。
幽星都市アスラルトで、エルローアたちは滞在していた。
そして、アカシックレコードを管理する幽星人たちに会っていた。
その一人がユレイさんである。
見た目は人間型だが、骨格のような人形で頭が鳥の頭蓋骨っぽい。肉体を持たないので自前で作った人形でこの世界に具現化しているらしい。
「久しいな……お前たちのような人間が、ここへ来るなど一二万年ぶりだ」
彼らの話によると、実は異世界ブラバスナの外側は、断絶された次元空間がある。
それで異世界を包んでいるのだ。それにより、無と呼ばれる外界から守っていると言われている。
元々は、宇宙を擁する通常空間を覆う膜のようなものだが、空間規模で言うと圧倒的に広大だ。無限とも思われる途方もない広さである。
通常の異世界は宇宙を含めて二三〇億光年の広さがあるが、包む異次元空間は実に七六〇〇京にも及ぶ。
「我々の住む宇宙は、実は世界全体からすれば僅か一部でしかない」
エルローアたちはその衝撃的な世界の広さに驚くしかなかった。
自分たちがいる宇宙だけでも一生を懸けても把握しきれないのに、それよりさらに広い未知の世界が広がっているというのだから驚かない方がおかしい。
「おまえたちのように挑戦した人間は実は歴史上で多くいる」
「えええっ!?」
ユレイさんが言うに、これまで九九万九九九七人も挑戦していて、エルローアたちも含めればちょうど一〇〇万人になるらしい。
「しかし帰ってきた人は……五七人しかいなかった」
落ち込んだようなユレイさん。
意を決したのか、こちらへ来てくれと催促された。エルローアはそれに続く。
とある研究室へテレポートすると、その光景に驚かされた。
「なに……これ……!?」
筒状の水槽の中で、キューブ状に肉塊を固められて顔や手が突き出ている異形が見えた。
いずれも不可解な異形をしている。
「あっちの次元空間は、物質世界じゃないのだ……。私みたいに霊体で活動でもしない限りな……」
「どうなってんだ??」
「長く生きた私も初めてだわ……」
どうやら次元空間では法則が異なっており、物質の境が消える為、このように縮んでキューブ状になってしまうらしい。
どんな物質でも境がある限り、それぞれ個として存在できる。
あの次元空間ではそれが当てはまらないのだ。
「だから、この真実は伏せて世界から抹消された。見えている世界だけで暮らしていても不自由はしないからな」
息を呑む。
ユレイさんたちは観測者の一族。霊体で抜け出して、次元空間へ干渉している。
元々、ここの種族なので短時間しかいれられないらしい。
女性パーツを使っている幽星人がトコトコと通り過ぎていった。そんだけ。
「この上の宇宙だけでも途方もない広さで、誰も行った事もないのに、この異次元空間まで入れたらキリがないよ」
「異次元空間……恐ろしいな」
「でもどうして干渉するの? 危険なんでしょ?」
ユレイさんは首を振る。
「確かに危険ではあるが、お主ら『魔法』はどこから来た?」
「まさかっ!?」
メナーシャは動揺する。
「かつてこの世界でも機械文明で栄えていた。しかし、この異次元空間から持ち帰った技術で廃れて消えてしまったのだ」
「そんなっ……!」
「良い物だけとは限らん。魔族魔王も元から異次元空間の影響によるもの。人外の力を奮ってたろ?」
「た……確かに……!!」
魔法に限らず、聖剣や数々の奇跡とも思えるソレは異次元空間からもたらされた恩恵。
「そう! それこそが希望と絶望の異次元ホープディスポ……!!」
「「「ホープディスポ!!!?」」」
あとがき
ついに踏み込んではいけない世界へ冒険する!?
一体どうなるのかー?
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(定番のテンプレ)
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