初めての魔物
今はギルドの任務でゴブリン村に向かっている。
戦闘になるかもしれないこと意外は何も問題はないけど…
そのことが大問題なんだよね。
どうすればいいかな…
戦って勝てる気がしない。
まあ頑張るしかないよね、自分でこの任務を受け付けたんだから。
しょうがない、頑張ろう。
もう遠くに見えてくるくらいだと思うけど…
その時「ぺチョン」という音と当時に背中に痛みが走った。
「いたっ」
後ろを振り返ると…
「スライム!」
とりあえず戦わなきゃ。
まだ背中が痛い。
「とりゃあ」
ふるった剣はスライムに当たった。
スライムの体が少し飛び散り、
動かなくなった。
「動かなくなっちゃった」
勝ったけど、少し心苦しい。
私はスライムの前に持っていたニンジンの切れ端を置いた。
すると…
スライムは「ぱくっ」と前のニンジンを丸呑みした。
そして、私にへばりついてきた。
そしてそのまま肩まで…
そして「スラ?」と声を上げた。
スライムもしゃべるんだ。
スライムの声は「スラ」というと分かった。
何ともふつうの鳴き声で
逆にびっくりした。
前を見ると遠くにゴブリン村があった。
このスライムのなつき具合だと、
一緒に行くことになってしまいそうだ。
でも、ここまで何時間も休みなしで歩いてきたから疲れたなあ。
ここでちょっと休もう。
「よいしょ」私はテントを広げた。
そしてスライムと一緒にテントの中で寝ることにした。
「おやすみスライム」
「スラ!」
「zzzzzzz」