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その日の夕食が終わりお茶の時間を利用して

お母様に、領地の見学をしたいとお願いをした。



もちろん前世の妹必殺の上目遣いをし

私は前世では長女だったのでどうやって甘えれば良いのか分からないのだ、どっちかって言うと甘えられる方が安心してしまうタイプでもある。


「まぁ領地の見学なんてお勉強熱心なのね」

お母様は微笑みながら、お父様の執事アーロンに言う


確かにアーロンは年齢不詳な感じはするがお父様よりも歳上って事も無さそうだ、チラっとアーロンを見た感じだが



「アーロン明日可愛い娘と一緒に領地見学して来てくれないかしら?」

お母様に色々と領地の事を聞く


「お母様私街も見たいです!後港も是非!」


お母様はハイハイと聞きながらテキパキと見学地を決めていく、


「お母様ほんの少しでもお手伝いがしたいので、領地で何か困ったありませんの?」

お母様はありがとうと言いながら微笑んでいる


この話は姉様とも決めた事だ、今までは兄様が手伝いをしていたが、兄様ももう少ししたら学園入学して忙しくなる。全く出来ない訳でも無いが勉強やスポーツ、友達、もしかすると恋人なんか出来るかもしれない、婚約者は学園で出来る事も多く、恋や学園のイベント盛り沢山なのだ


「流石にペルセイお兄様と一緒位とは言えませんが」



お兄様は嫡男だけあってとても優秀だけどそのレベルと比べ物にもならない


「嫡男なんて言ったって所詮は僕が男だからだよこの国は実力さえあれば男女関係ないんだから」


兄様はそんな事をサラッと言うが乙女ゲーム悪役令嬢として産まれてしまった為、未来は無いと思っていた方が良い!最後迄はあがく!家族に悲しい思いをさせたくない。

出来たら普通に結婚をして、子供を沢山産み老後は夫と二人で孫の面倒を見ながら、ゆっくり過ごし最後はベットの周りに子供、孫、曾孫を集めて.......


これは最終目標!今は生きなくてはならない

人生はゲームじゃないからだ


「お姉様明日は宜しくお願いします。」

顔を赤くして手をモジモジしながら姉様に言う


「任せて!明日は私が一緒だから大丈夫よ!」

姉様は微笑みながら了承してくれた。


..............


「ふぁ……寝るの遅かったからまだ眠い、」


朝眠い目を擦りながら欠伸をして起きる


遠足前の子供みたいに夜寝れなかったからだ

だが今日は楽しみにしていた見学の日お母様に少しだけ領地の問題を聞いた


最近魚の漁獲量に対して消費が少ないらしい、


この世界に冷凍庫や冷蔵庫が無いから傷んでしまう、貴族は熱が通らない金属に氷を入れて冷蔵庫の変わりをしているらしいが、庶民は限られた人(富裕層)だけになる。


この話は前世でもあったなぁ。大きな魚が上がると血抜きや神経を抜くとかあったが、小さい魚だと干物にしたり、煮て油に浸したり、煮たり色々とある。ちなみに前世ではシーチキンを手作りした。お母さんや妹や弟に添加物を抜いた物を食べさせたくて作ったが、手間は掛からないが保存が効かない、しかもマグロかカツオの加熱用を買ってきて炊くからボロボロになったのを弟と一緒にサラダにして食べたのはいい思い出だ


シーチキンと言えばマヨネーズよね?帰って来たら料理長にお願いをして作ってもらいましょう


私はロッテに着替えさせて貰い下に降りた

お父様にもう少しハグを弱く出来ないか本人に言ってみるつもりでもある。骨が折れそうな時もあるからだ


朝食を終えてお茶を飲みながらお父様に

領地の見学に行く事を楽しみにしてる事

昨日お兄様に聞いた教会の事、

ここ重要!もう少しハグ弱くしてっと

必殺技を使いお願いをしたらお父様は狼狽えながらも了承してくれたが、行ってらっしゃいのハグの強さは一緒だった解せぬ。


横で兄様は肩を揺らし笑ってるし、後から聞いたら、姉様はお父様に呆れて何も言えなかったらしい。


領地見学の時に私もアーロンに相談してみよっと決意した。


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