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母様視点です。

※トゥカーナと会った後の話しになります。


母様の視点です



はぁ・・・やっぱり可愛いわー!今までは外からあの子を見守っていたけど無理ね、


気配を消すのは空の人族なら出来て当然な魔法、最近見守っているだけでは、ちょっと我慢が出来なくなっていた、

だからちょっと前にアルゲティの元契約精霊に、あの子の傍にいて欲しいと頼んで、たまに来ては報告までしてくれる可愛いらしい精霊に、お礼で空の人族で流行り中の衣装をプレゼントしてる。


あの人との言い合いもほとんどが、あの子の真似をしてお願いをしたと、言った方が近いものね。私は思い出し笑いをしてしまう。



「アルゲティが、あの世界に居るだから行ってくる」


私は立ち上がるタブエルに抱きつくと目を見つめ合う、この前トゥカーナ(アルゲティ)していた様に、手を前に持っていき、手を組み上目遣いをする、タブエルを優しく笑む、最近あげる衣装の事を深夜まで、考んがえ過ぎてちょっと眠いのよね・・・。(だからかしら?やだ・・・。歳かしら?)目が潤む


「いいなぁ・・・私もあの子に会いたいわ!だってタブエルだけなのだもの、父様って呼ばれるの私も母様って呼ばれたいわ・・・お願い。」


私はお願い事を強調する為に、耳元に近寄ると、甘い声でささやく、


「それにタブエル・・・?私知っているのよ。解除の魔法をバレない様にこっそりと、それも毎回繰り返しているのを、それに余りしつこいとアルゲティに嫌われるわよ。」


「!?」


そのまま頭を抱え座り込んでしまうタブエルを見て、少しやり過ぎたかしら?なんて思うが、子離れ出来ないのが悪いの・・・なんて私も同じね・・・。それにしてもトゥカーナ(アルゲティ)のお願いの仕方って凄いわね!また使っちゃお!


当の本人からしたり、甘える方法がわからなかったので使っているのを、母様は知らない。



あら!考え事しずぎちゃった。飛んでいた目の前に真っ黒な雲があり、そこに入るのは今は嫌!と咄嗟に避けた。ふぅ・・・。もう少しで雷雲に突入しちゃう所だった。危ない危ない。


それにしても私の夫よ!もー!何してるのよそのまま家へと帰り椅子に座り寛いでいる夫に詰め寄る。


「もう!タブエルあの子に何をしたの?」

「何?って一体どうしたんだい?ライラ?アルゲティには会えたのだろ?」


タブエルは嬉しそうに立ち上がると、頬を緩めて私を抱きしめる。そして私が娘に会えた事を素直に喜ぶ、もう!嬉しいけど違うの!私はあの白い世界での出来事を教える。


「あの子・・・死にかけていたわよ!一体を何したのよ・・・」

「まさか!帝国にでも行こうとしていたのか?」


やっぱり!この人ね原因は!私はタブエルを突き放す、私は腰に手を当て怒る!

突き放した事にボーゼンとしていた、タブエルは驚き顔、そして翼がバタバタとしている、もう!小さい子みたいな事をして!


私達は感情が揺れると、その揺れに合わせて翼が動く、まぁトゥカーナ(アルゲティ)が言う所の貴族と同じね。

嘘も本音も丸見え、だから感情を隠す事を覚える。


「あの過ちを侵した場所に行く位なら・・・と。しかし何故地の人は、あの国に行こうとするのかわからん。」


「地の人との間に、亀裂を生んだアナタがそれを言うの?アナタじゃない!捕まったの!」


私とタブエルは少し話し合いをしているが、喧嘩ではない、他人と分かり合えるかなんて、話し合いで決まる事も多いと聞く、夫婦なんて何回喧嘩しても離れないのだから、結局仲が良いのよね?


「そ・・・?!それは若かったからだ!地の人があの箱は寝心地が良いと、教えてくれてたからだ!それに地の人の話しを娘にして、飛び出ていくと思うか?成人したばかりの可愛い娘が・・・。」


「タブエル・・・ごめんなさい言いすぎたわ。」


そのままタブエルは下を向いて、握りこぶしを作りこぶしがプルプルしていて、かなり爪がくい込んでいるから、血がでそうになっているのが分かる。


私は嫌がるタブエルを、ソファへと連れて行くと、あの子(アルゲティ)も好きだった膝枕をする。最近はちっともしていなかったので、すぐ痺れそうになるなぁ。なんて考えながら。


「ねぇタブエル・・・覚えている?空の人の掟を、」

「あぁ、覚えている、」


空の人には掟がある。掟と言うよりも、呪い?なのかしら?私にもよくわからない


子供に何かしらの呪文を掛ける時は、夫が呪文を掛けれるが呪文を解けない、妻は呪文を掛けられないが、呪文の解除は出来る。解除する側は、その掛けた内容を知らなければ、解除は不可であり、その呪文が完全に完成をしてしまうと、それも解除不可になる。


「夫婦は支え合うと、昔地の人が言っていたわ、いい言葉よね?」


私はタブエルの頭を撫でる、そして優しく微笑み目をみつめながら話す。


「魂の解除と記憶の解除の呪文の解除を・・・させて頂戴。」


私はそこまで言い終わると、そのままタブエルの頭を包み込む様に抱きしめる。


すると包み込んだ所から、こもった声がする。



「ライラすまない・・・解除の呪文が完成した。あの子が帝国へ行き、あの場所へ足を向けると・・・。アルゲティは帰って来る。」


それを聞き私は何も言えなくなってしまう、

あの場所は、あの子が空へと帰った場所でもあるから、

お読みいただきありがとうございます。

ブックマークと評価ありがとうございます。



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