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15

湖へピクニックの日から、2ヶ月過ぎ

私の新生活も学園、寮生活にも慣れたと思う。

朝起きてから、身支度を整えると、食堂へ向かう、

毎日朝食で会う、その赤髪の令嬢はふわふわとした髪を揺らし、こちらへとやって来るなり、「何で声を掛けてくれませんの!」と怒り出した。

私は毎朝挨拶して、一緒に朝食、夕食を食べる人と命名していた為、挨拶の後の言葉を考える


「おはようございます。えっ?違う挨拶をした方が良かったですか?えっと・・・。」


「違いますわ!私はエリーゼですわ!私の事忘れる、なんてあんまりです!お互い勉強に忙しいですし、仕方がありませんわ!」


エリーゼは寮の食堂いつもの席に優雅に座ると、私にその綺麗な顔を歪ませると、小声で怒り始めた、向かいの席に座る私は、怒り出したエリーゼに驚き思わず椅子の背もたれに身体を押しあたる、それがきっかけで少し気持ちが落ち着いた。

前にこの態度(ツンデレ)を見た覚えがある、首を傾げ必死に思い出す。


そう少し前に、同じ様な話しを聞いた気が・・・。

次は頬に手を当てまた考え・・・そうだ!と伏せた目をエリーゼに向ける。


それはミューが白い世界で話してくれた内容と似てる。ミューも忘れていた事を怒っていたな。最近、ミュー(ツンデレ)コスプレに目覚めたかのか、色々と衣装を変えてくる。


私が頬に手をあて、目を見開いた為、思い出したの!と、勘違いをしたエリーゼに

「ごめんなさい、やはり思い出せないわ」と私が余計な事を口にしたので、また更に怒らる、


私とエリーゼの初めての出会いは、私の誕生日会とアウラとの婚約発表があった日だと分かる。あの日に私を見掛けた人エリーゼで2人目ね。1人目はヒロインだった。


「本当に覚えていませんの?」

「あの頃は、色々と覚える事が多すぎて・・・ごめんなさい。」


本当に貴族の横と縦の繋がり等、覚える事沢山あり過ぎて、頭の中パンクしてた・・・。と心の中で反省をしたが、何故ヒロインの事はスっと出てきたのか、謎が多いぞ私の頭。


そこから会話に花が咲いてしまい、何故学園入学を1年遅らせたの?等の質問があったが、そこは全てお父様の指示に従ったと、言葉を濁す、王太子様との出会いの事等、今だから話せる内容を話していると


さすがに喋り過ぎた為か、シータに怒られる。さすがに40秒で・・・とは言れなかった。


「行きましょ!エリーゼ先輩!」

「仕方ありませんわね!き・・・今日だけですからね?」


お互い鞄を持ち椅子から立ち上がり、私は振り向きざまにエリーゼにニッコリと微笑む、くるりと翻し転移魔法陣までゆっくり歩き出し、


「エリーゼ先輩!置いていきますよ?」

「もう!どちらが先輩かわからないじゃない!」


エリーゼはトゥカーナの後を追いかけ歩いて行く、

シータはその光景を見て肩をすくめ、2人のやり取りを見て微笑ましく思えるが、


「二人共遅れるよ!」

「「はーい!シータさん行ってきます!」」


シータはパタパタと転移して行く2人を見送り、シータとメイドは顔を見合わせ、安心した様に大きく息をつく、


「あの子達・・・やっと喋り出したようだね!」

「学園の外では出来ない思い出ですよね?学園生活楽しんでますね。いいなぁ・・・あっ!まだやってない事があったんだった!」


メイドは思い出しかの様にパタパタと食堂から出ていく、シータはそれを見て、なんだい!パタパタと・・・と呟くと、長い袖を捲り上げ、洗い場へ向かう


「さて!私も仕事しなきゃね!」


あの調子なら、この先学園生活も苦にもならないだろうね。とシータは呟いき、ガチャガチャと朝食の後片付けを始めた。



転移前エリーゼに、夕食の時にでも続きを話しましょうと、約束をした。友達が出来た気分になりウキウキ

した気分で教室へ向かい、横開きの自動ドアが開く、


「おはようございますアウラ様」

「カーナおはよう!この間夏の長期休みに湖に行こうって話しをていたよね?」

「はい、確かに言いました、アウラ様何かありました?」


アウラはソワソワとした様子で、落ち着きが無い。

私はそんなアウラの様子を見ても訳がわからない


「カーナ学園が終わった時、少し時間くれる?」

「はいではその時に、詳しく教えて下さい。」


カネが鳴ると同時にアリス先生が入ってきて、そのまま授業になる、授業を聞きながらアウラの様子をチラリと見る。けど今は何事も無かった様に、アリス先生の授業を受けている。


そんなアウラの様子を見て、気持ちにざわつきを覚えるが今は授業中、集中しなくてはと首を横に振るとそのまま授業を受け始めた。

お読みいただきありがとうございます。

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