表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/176

やっと学園に入ります

王太子妃教育と、姉様との再特訓やらで忙しい日々を過ごし、あっという間に一年が過ぎた。


お父様に土属性の適正があったから、髪を染める練習を沢山した。オーキッド髪色にあれから何も変化は無い。相変わらず夢は分からないのが多い。


前世の夢も見た。弟妹が仏壇に手紙、作者クルミと書かれた本や何故か乙女ゲームが供えてあった夢だ。クッキーもあり、懐かしくなった夢だ。

手紙の内容まではわからなかったのは、寂しいが、大きくなった姿を見た気がして、私は嬉しかった。



学園の制服は学園指定で、白いシャツ、リボン、茶色のブレザー、膝下スカート、ソックス。私は目の色と同じリボンをする予定だ。



姉様は制服に決まりがある為、このリボンで学園女子はオシャレをしているらしい。

確かに前世でしていた乙女ゲームは制服は地味だが、リボンがカラフルだった。



そして制服に袖を通す。この時をどんなに怯えて過ごしていたのかわからない。

入学前にやった事と言えば、ヒロインと学年を変えた事位。色々と問題も山積みだけれど、イベントは起きないはずだから・・・多分。



アウラの婚約者だから目立つのは仕方がないと思う。本当なら目立たない様に隠れたい!目標は私は空気になる!

それでも出来る限りイベントは回避だ!



「お嬢様行ってらっしゃいませ」

「「「トゥカーナ行ってらっしゃい」」」


お父様はまるで嫁にでも行かせるかの様に泣き

お母様は楽しんで来なさい!と励まされる


兄様には、王弟が在学中に学園イベントを色々変えて楽しかった、学園を楽しんでおいで、と、前半不穏なセリフを言われた。


姉様は教師なので、今日は居ない先に行って入学式の準備の為に早めに出掛けた様子

姉様も今日から学園の教師寮で生活するらしい、


「行ってきます!長い休みには帰って来ます」


私はスカートの端をちょこんと持ち上げ挨拶をした。不安な気持ちは微笑みで隠す。


家族、ロッテ、使用人達に見送られ私は馬車に乗る。

侍女さえ連れて行けない学園での寮生活、高位貴族でも例外はない、頑張るぞ私・・・。おー!



最初のイベント。入学式。王太子推し、妹クルミが言っていたのは、


「ここでね王太子が学園代表として、壇上に上がるの、ヒロインの髪はありふれた色だけど、あの瞳の色だけは違うの!王太子はヒロインを見つける、そこから王太子はヒロインに興味を持つ、そこがスタートよ!」


流石に前世で耳にタコ状態だったが、今世で産まれ13年過ぎている。何かを忘れている様だ。



馬車の中1人で自分に気合いを入れた頃、馬車は王都に着いた。緩い上りの坂道を馬車は進み

大きな門の横にある馬車の停留所みたいな所で止まった。


門の前まで歩き、門番に入学手続きの紙を見せて通る、門番が軽く外出時の説明をする。


「外出時は教師に外出先を書き、教師へ提出と、門番に許可証を出して下さい。その許可証が無いと学園へと入る事は出来ません。」

「わかりました。」


セキュリティがしっかりとしていて安心だ。


門番と別れ改めて学園を見る。

そこはオープニングで見た3階建ての白く大きな学園・・・ここから私の学園での寮生活が始まる。


1年後自分が、どうなっているのか・・・わからない生活が今から始まる。空気(モブ)になるぞ!おー!


私は気合いを入れて学園へと入った。



学園へと入り、学園内を見渡す。かなり広いエントランスがあり床には絨毯が引かれ、家具は無いが、絵画が数点飾ってあり、天井を見上げるとシャンデリアが輝いている。ここは確か学園だったよね?頭の中が混乱している。


そこにエントランスで待ち構えていた姉様に案内をされて、体育館らしい所へ行く


「お姉様?私1人で歩けます」

「あらそうなの?でも可愛いトゥカーナが迷子になったら困るもの」


手を繋いで歩く光景はかなり目立つ私の#空気__モブ__#計画すでに破綻してないか?


教師に制服が無いので、周りから見れば保護者に連れ回されている過保護な令嬢だ。

さらに厄介な事にアウラが近付いてくるのが分かった。焦りを見せない様に挨拶せねば・・・。


「アウラ様おはようございます。」

「カーナおはよう」

「あら?王太子様おはようございます。」


姉様?何故そんなに棘がある言い方なのですか?不敬罪で捕まりますよ?


「カーナは僕の婚約者なんだ、カーナと一緒に入学式会場へ行こうと思ってね。」

「あら?王太子様未婚の2人きりでの行動なんていけませんわ。私もご一緒します。」


姉様はどこから出したのか扇子で口元を隠しながら言い切り、アウラは冷ややかに笑っている。周りの人達は私達を避ける様に歩いていく


私も避ける様に入学式へと行きたい。行かせてください。両サイドから手を握られ会場へと移動する。もう帰りたい。


私の空気(モブ)生活はここでおわりを告げた。

しばらく1日2回の更新でしたが、仕事が忙しくなってきたので、1日1回の更新にします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ