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ニュー伯爵家の令嬢
ニュー・ケーティそれが私の名前。
お父様は厳しいがとても心が広い人。
お母様はとても綺麗でとても優しい人。
屋敷の使用人は皆は心優しい。
でも時々思う事がある。私は必要な子供なの?満たされすぎても不安に思う事がある。。
満たされて不満とか贅沢だ・・・
私はため息をつき、席を立つ
「少し庭に行ってきます。」
私はニッコリと微笑みメイドに声を掛けた。
メイドが頭を下げ、では私も御一緒しますとメイドのロロと一緒に外へ出たが、花を見ながらため息をついてた。
「お嬢様いかがなさったのですか?」
「ロロ?」
「いいえ・・・先程から、思い詰めたお顔をなさっていたので」
そんな話しをしていると、私の回りに光がふわふわとやって来る。一緒に居るロロには見えない、はたから見たら空中を見てる変な子だ。ここの使用人達は私の能力を皆知っているから、受け入れている、、近くまで来た精霊を私は手を出して受け入れる。綿毛が乗った様にふわふわだ。手の上が楽しいのかコロコロと回っている。
小さな頃から精霊の声を聞く事が出来た。
それは特別な事なのよ。とお母様が言っていた・・・けど、私からすると当たり前の事過ぎて、私には何が特別なのかわからない。
するといつの間にか手の上から、耳の側へと移動した精霊が何かを言っている。
「不安なの?」「どうしたの?」
精霊は感情に敏感だ。悪い事に使おうと思うと精霊はすぐに反応して、チカラを貸してくれなくなる。そんな事はしないけど・・・精霊が慰めてくれているので、お礼を言う。
「うんありがとう。」
「元気になって良かった!」
私は精霊に微笑む。
精霊が喜んでいるのがわかる。
ふわふわと光の玉が上下している。
私はロロにお茶の準備をして貰い、
庭で紅茶を飲みながら、最近出来た紅茶クッキーを食べる。
「美味しいわこれ」
「最近出来たクッキーの様です。前に婚約発表があった」
「イプシロン公爵家・・・王太子の婚約者発表があったあの誕生日会?」
公爵家は招待客が多く誕生日のお祝いの言葉を言えなかった。目も合ったが、すぐに違う令嬢に呼び止められていた。
そうです!と胸を張りロロは答える。確か名前はトゥカーナ様だった。今頃王太子妃教育で忙しいだろう。
今の礼儀作法だけで私は手一杯だと言うのに、
「トゥカーナ様は大変でしょうね。」
「お嬢様も礼儀作法頑張って下さい!」
「もう!ロロったら!頑張りますよ!」
頬っぺをプクーと膨らませ拗ねる。
ロロは見慣れているので、ハイハイと言うと新しいクッキーを出して機嫌を良くしてくれる。
「トゥカーナ様と同級生なので会えるの楽しみ」
私はまだ見ぬ同級生の姿をみて微笑んだ。
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