残された家族
リクエストで頂いた家族編です。
弟マサの視点です。
大好きなミクお姉ちゃん
お姉ちゃん元気ですか?皆元気だよ。突然ですが現状報告をしようと思います。
仏壇に手を合わせブツブツ言うと、彼女が
「本当。お姉ちゃん子だよね」と笑うので
手紙を書いてお供えする事にしました。
お姉ちゃん元気ですか?あれから長い時間が過ぎました。お姉ちゃんが亡くなった頃、小学生だった俺も大学に入りました。
そろそろお姉ちゃんの歳を超えそう、けど、俺は永遠にお姉ちゃんの弟だと思っている、そんな事言ったらお姉ちゃんは笑うんだろうな。笑顔を思い出すと、思わず涙が出るよ。
今彼女と同棲してるんだ。卒業したら就職して、落ち着いたら結婚しようと思ってる。
これは言ったら怒るから言わないけど、お姉ちゃんのご飯の方が美味しい。ミユキ姉ちゃんがいつもチート!言ってたもんな。
あの時のオムライス食べたかったよ。お姉ちゃんの怪獣の絵好きだったのに、いつもミユキ姉ちゃんに書いてもらっていた理由を知った時は、笑ったよ。あれいつも犬を書いていたなんて。ごめん。でもありがとう。あれからオムライスは特別な時に食べるものになったんだよ。
彼女の名前もミク。凄い偶然だろ?俺その名前聞いた時泣いたよ。彼女にドン引きされたのは、ちょっと嫌な記憶。泣いた理由を彼女に話したらきちんと聞いてくれた。
「命日にはきちんとお礼しようね。」って
それ聞いて俺大泣きして、後悔しないで生きて行こう。そう前向きな気持ちになった
ずーっと。俺後悔してたんだ、
お姉ちゃんが俺を庇って死んでしまった時は何で言う事を聞かなかったのか!と自分を凄く攻めた。
でも母さんの方がずーっと苦しそうに泣いて、俺を抱きしめてくれた。あれから母さんは仕事減らして貰ったみたいで、何時もよりも早く帰ってきて、ご飯作ってくれたり、授業参観来てくれたりしてくれた。
ミユキ姉ちゃんが小説書いたって言ってたから、そっちで読んでよ。気持ちが落ち着いて、それ見て思わず何だこれ!って怒ったけど、天使になって生きていたら良いなって話だ。
クルミ姉ちゃんからは、最後に一緒にゲームした乙女ゲーム。お姉ちゃんの推しを聞きたい?なんて言われたけど、興味無いよ。恋愛なんて好きにすれば良いと思う。
母さんはお姉ちゃんが好きだと言っていた
手作りクッキー。小さい型抜き使ってハートや星にしていた。彼女が母さんのクッキーをラッピングしてくれたんだ、
命日は家族達と一緒に過ごすのが俺達決まりになった。お姉ちゃん助けてくれてありがとう。また次の命日に手紙書くよ。
お読み頂きありがとうございます。
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