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パーティのお客様のお見送りの後に湯浴みをし、動きやすいドレスに着替える。正直疲れた。肩に手を置き首を左右に曲げ首のコリをほぐす。ゴキっといい音が鳴った。この音が出ると満足する。ロッテは大丈夫ですか?お医者様を言って言い出したので、苦笑いして大丈夫だよと答えた。
下に行くとお母様が寛いでいた。すでに
お父様は着替えてそのまま王城へ向かった様で居なかった。
お母様はアーロンと一緒に居るが、兄様と姉様はまだ自室に居るようだ。今回はトランプをどうにかしたい話だろう。私としては聞くだけだ。
「トゥカーナ?このトランプだけど、量産して良い?」
「いいですよ。お母様使って下さい。」
「あらそう?わかったわ」
私はニッコリと笑いながら言うがお母様は意外と捉えたようだ。私は何故そんな事を聞くのかわからず。何故?と聞くことにした
「お母様何故そんな意外そうな顔をしているのですか?」
「トゥカーナ?これは貴族や領民に流行りそうなのよ?それに感情を読む、隠す事もいい練習になる。それなのにどうして簡単に技術を渡してしまうのかとね。」
お母様は領主の顔で心配をしてくれている。だけど、私は学園に入学して断罪される前に少しでも足掻いておかなければならない。イプシロン公爵家が傾いても、耐えられるだけの事をしたい。
あとお母様の仕事量も何とかしたい。でも仕事の大変さはどれ程かわからないが少しだけでも楽をして欲しいと思っていた。前世でのお母さんも定時はほぼ無かった。寂しかったんだ私。
「お母様と少しでも長く一緒に居たいのです」
「まぁトゥカーナは甘えん坊さんね。でもボレアリスが今少し手伝ってくれているのよ?」
「お姉様流石ですね!」
領地に引っ張って連れて行ったのは良かったみたい。思い出すとお茶摘み楽しそうだったな
。粉末紅茶の使い道を考えたのも姉様だった。
私はロッテが入れてくれる紅茶、緑茶の方が好きだなぁ。。なんて考えていると、アーロンが
「お嬢様?トランプの遊びはババ抜き意外にも何かありますか?」
「沢山ありますよ!例えば神経衰弱とか」
「何ですかそれは?」
それはですね。と神経衰弱の説明をし、ついでに、ババ抜きよりも高度な遊びジジ抜きも説明した。ジョーカーじゃないだけ、最後がわからない。最初にこれにしておけば良かったのだ!そうすれば・・・。止めよう。
お母様達と話しが終わり紅茶を飲んでいると、
兄様が緊張が解けた顔をして、私前に来て改良版トランプを出した。
「さぁ。やろうか!ババ抜きを!」
ここで引き下がっては女が廃る!、
後からやって来た姉様とお母様を混ぜてババ抜きと言う名前の微笑み合戦がまた始まった。
では私がとアーロンがトランプを混ぜ切る。
カードを2つに分けてペラペラする奴。あれ1度やってみただけなのに、アーロンは綺麗に混ぜる。木で出来ているが、土属性の魔法を使って強度と柔軟性とかをコーティングしている。色々考えたなぁ。
私も新しくトランプを作って貰おうと思っている。アーロン似のジョーカーはやっぱり嫌なので、少し変わった猫にしたい。人型にして腕でも組ませておくかな?もう一枚はどうしよ?書いてもらう時にまた考えよう。
さぁ勝負しましょう!次こそ負けない!
「まずは1勝!コツコツ頑張る、」
「トゥカーナは分かりやすいから負け通しになりそう。」
「負けたらオヤツ抜きね。」
「これハマりそう!でももう少し改良したいわね。」
言いたい事を言って夜が更けていった。。
ババ抜きの勝敗は決して聞いてはいけない
ブックマークと評価ありがとうございます。
終わる終わる詐欺です。今週でスッキリしたいです。




