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私達は微笑み合戦をしている。アウラも言っていたが、ババ抜きは心理戦だ。顔に出したら負け!負けなのだ!でも貴族で流行りそう。貴族って顔に出さず微笑む。専売特許でしょ?

ゲームは終盤、私はジョーカーを持ってない。目の前には微笑むアウラ。私は悩みに悩んだカードを選び取る。憎たらしい事にジョーカーだ。見事に騙したアウラは悪い笑顔だ。


私は最後のカード2枚をシャッフルをする。そして差し出す。2枚のカードを見比べ、私の目を見て。アウラがジョーカーを掴むとニッコリと笑い、すかさず隣のカードを掴み取る。

アウラが手元のカードと掴んだカードを2枚見せ、手を空にした。キラキラ嬉しそうに笑っている。私はジョーカーを手にあ然とした。


「カーナって顔にすぐ出るよね?」

「えっ?!私顔に出てました?」


私は顔をペタペタして、表情筋を解す。それを見てアウラも真似する。止めて!ババ抜きする前にテーブルの周りは人払いはしてる、その内に護衛の人や庭の片隅に居るメイドと目が合うから。その前に私達いつの間にかにらめっこしてるの?

フッと互いの目が合う。アウラが笑い始め、つられて笑う。


「この遊び面白いね!誰が考えたの?」

「私この遊びは夢の中で遊んだ物なのです。」


夢の中?アウラは首を傾げる。この設定の許容範囲は、家族、使用人と王家迄だ。お父様と馬車の中で相談した結果だった。多分この話もお父様に行く、それでもアウラがメイドや護衛に言わない様、更に口止めをする。


「はい。でも家族以外は、アウラ様は婚約者なので教えますが、本当は内緒なのです言わないで下さいね?しーぃーですよ?」

「分かった。しーぃーだね!」


人差し指を立てて自分の口に当てる。そしてこの前と逆ですね?と微笑んだ。アウラは歳相応に指を口に当て笑っていた。


◆◇◆◇


結果はババ抜きは5敗

神経衰弱は4敗1引き分け


ロッテが迎えに来て、お茶会は終了になり別れの挨拶の後、トランプを気に入ったアウラが是非買うと言い出す。


「でもこれは渡せませんよ?」


貴族面倒臭いシリーズの一つに、目上の立場の人間に自分が使用した物を渡せない。これがある為に、アウラには渡せないのだ、ロッテが明らかにホッとしている。絵はロッテお手製だものね。


「どうしたら手に入る?」

「明日無地のカードを持って来ましょうか?絵は絵師の方がジョーカーの絵も個性が出て良いと思いますよ?」

「そうか!じゃあ明日待ってる。」

「では、このトランプは忘れて行きますね」


私はトランプをテーブルの上に置く。


「明日無地をアウラ様渡しに来ます。そこで初めて忘れ物に気がつくのです。これなら大丈夫でしょ?」


ニッコリ微笑む平和的解決だ。さよなら不敬罪

アウラは微笑み


「ありがとう。忘れ物は大事に預かるよ」

「お願いします。」


私は再度別れの挨拶をし、ロッテと共に帰る


◆◇◆◇


家に着き、今回は何事も無く戻りの挨拶を、兄様と姉様した。兄様はなぜ姉様に睨まれているのですか?不思議に思いながら、少し雑談をする。夕食後のお茶の時間に、ゆっくり話をします。と言い。着替える為に自室に戻った。


◆◇◆◇


着替えが終わり、緑茶を飲みながら窓から見える庭を見る。庭の状態は冬の花が終わり春の花がちらほらと咲いている。花を愛でる、ゆっくりとした気持ちで緑茶を音もなく啜る。気分はおばあちゃんだ。


ロッテは庭師の所へ行き、私は今日の一人反省会をした。何故素人相手に負けたのだろう。アウラ頭良すぎ・・・深く考える時間もなくロッテの手に数セットの無地カード。何かあったのだろうか?


「お嬢様。無地カードを庭師に渡されました」

「えっ?何で?」

「カードは?と聞くと、あるよ。と言われました。面白いから作ったと」


私は考え事をポイと投げ捨て。何だろうか?どこかのBARのマスターが出てくる


「まぁ・・有難く受け取りましょう。」

「お嬢様がそれで良いのなら」


ロッテも考えた事を捨てた様子だった

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