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◆◇◆◇


王城にロッテが迎えに来てくれて馬車で帰った。家に帰ったら気が抜けそう


「ただいま帰りました」

「おかえりなさい。変な事しなかった?」


「お兄様帰って来ていきなりそのセリフですか?そう言えばかくれんぼしていたら、王弟レオニス様に会いました。王城の庭でかくれんぼは大変でした。テヘヘ」


とりあえず笑って誤魔化す。学園で突っ込みを入れられる前に、先に言っておく。レオニス様経由で何を言われるか分からない


「ふーん素直だね、秘密にしてたらどうなっていたか分かるよね?」


兄様が目を見合わせた瞬間兄様の目の色がベビーブルーから金色に変わった。いつも笑わない兄様が綺麗な顔で笑いながら、私の方へ近き耳元で囁く、


「新しいレシピが出来たら教えて、それでチャラにしよう。」


私は頭を涙目で縦に振る。ヘビメタのヘッドバンキングの様に頭を振っていたからか、頭がフラフラに。目が回る。足元もおぼつかない、誰かが後ろから支え、私を横抱きにした。「おい!大丈夫か?!」その声を朧げに聞き私は意識を手放した。



◇◆◇◆



私は起き上がると辺りを見回す。そこは色が無い真っ白な空間に居た。夢なのかな?

まだ現実なのか、真っ白な空間の天井から、光がキラキラと降り注ぐ、私の目の前をとても綺麗な双翼を持ち、顔は整い過ぎてる人が音も無く、いつの間にか私の目の前に居た。

ニッコリと笑いかけられ、私は目の前で起きた事が、夢か現実かの区別も付かない、それでも夢だと思い聞いてみる。


「天使様私は死んでしまったの?」

「君は気絶をしてしまった様だよ」

「私は何故ここに?そしてここはどこなのでしょうか?」

「夢と現実の狭間だよ。少しの間だけここに下りてきた。」

「じゃあ夢の中なのかな?」


私は普段笑わない兄様が笑った事と、あの時目の色が変わった事で、パニックになり倒れたって事か、現状の状態を整理していると天使様が呼び掛けている。


「アルゲティ・・君は覚えているか?」

「そのアルゲディとは?」

「そうかまだ記憶が戻らないか・・」


天使様に言われ、頭の中の記憶にモヤが掛かっている。

そのモヤを振り払おうと、考え事をしていると、天使様が私をそっと抱きしめ何か呪文を呟いてる。モヤが少しだけ消えた気がした。


「アルゲディ、君にやっと逢えた。惜しいがそろそろ時間だ。現実世界の君が目が覚める様だ」


それを言われた時、私は泣いていた。目の前の天使様は生き別れの人に出会った様な感じだ。だがそれが誰なのか分からない


「また会おう。・・・・娘」

「え?」


降り注いでいた光が消えて、私は薄らと目を開き、辺りを見回すと私の自室だった。


目を覚ました私を兄様と姉様が心配そうに見る、兄様がホッとした様子をし頭を下げた。


「すまない。脅すつもりは無かったんだ」

「大丈夫です。私も悪かったのですから」

「あんなに頭を振るとは思わなかったよ」

「お兄様!何をしたのですか?!脅すって何のですか?!!!」


兄様は姉様に怒られている。それを見ながら私は安堵した。そこにはいつもの目をした兄様が居たからだ、あの時兄様の目がいつものベビーブルーの色から、金色に変わった。あれは何だったんだろう?考えても分からないので、私は兄妹喧嘩をしている2人に倒れてからの状況を聞いた。


「私が倒れてから何時ほど経ったのですか?」

「1時間も経ってないよ」

「私の自室にロッテが駆け込んで来た時にはビックリしましたわ。」

「すいませんお兄様とお姉様にはご心配を掛けました。」


私は王城であった事を少し話をしそれを聞いた兄様と姉様が


「疲れているでしょ?もう少し寝てなさい。」

「あぁそれがいい、今日は本当にすまなかった」


2人にそれぞれ頭を撫でられて私はまたベッドへと横になった。


「お兄様、お姉様、おやすみなさい天使様が素敵な夢を運んでくれます様に」


「天使様が素敵な夢を見せてくれます様に」


そのまま2人は出て、ロッテはそれを見送る。私は疲れたのかそのまま夢の世界へと旅立だった

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