22
◆◇◆◇
王城にロッテが迎えに来てくれて馬車で帰った。家に帰ったら気が抜けそう
「ただいま帰りました」
「おかえりなさい。変な事しなかった?」
「お兄様帰って来ていきなりそのセリフですか?そう言えばかくれんぼしていたら、王弟レオニス様に会いました。王城の庭でかくれんぼは大変でした。テヘヘ」
とりあえず笑って誤魔化す。学園で突っ込みを入れられる前に、先に言っておく。レオニス様経由で何を言われるか分からない
「ふーん素直だね、秘密にしてたらどうなっていたか分かるよね?」
兄様が目を見合わせた瞬間兄様の目の色がベビーブルーから金色に変わった。いつも笑わない兄様が綺麗な顔で笑いながら、私の方へ近き耳元で囁く、
「新しいレシピが出来たら教えて、それでチャラにしよう。」
私は頭を涙目で縦に振る。ヘビメタのヘッドバンキングの様に頭を振っていたからか、頭がフラフラに。目が回る。足元もおぼつかない、誰かが後ろから支え、私を横抱きにした。「おい!大丈夫か?!」その声を朧げに聞き私は意識を手放した。
◇◆◇◆
私は起き上がると辺りを見回す。そこは色が無い真っ白な空間に居た。夢なのかな?
まだ現実なのか、真っ白な空間の天井から、光がキラキラと降り注ぐ、私の目の前をとても綺麗な双翼を持ち、顔は整い過ぎてる人が音も無く、いつの間にか私の目の前に居た。
ニッコリと笑いかけられ、私は目の前で起きた事が、夢か現実かの区別も付かない、それでも夢だと思い聞いてみる。
「天使様私は死んでしまったの?」
「君は気絶をしてしまった様だよ」
「私は何故ここに?そしてここはどこなのでしょうか?」
「夢と現実の狭間だよ。少しの間だけここに下りてきた。」
「じゃあ夢の中なのかな?」
私は普段笑わない兄様が笑った事と、あの時目の色が変わった事で、パニックになり倒れたって事か、現状の状態を整理していると天使様が呼び掛けている。
「アルゲティ・・君は覚えているか?」
「そのアルゲディとは?」
「そうかまだ記憶が戻らないか・・」
天使様に言われ、頭の中の記憶にモヤが掛かっている。
そのモヤを振り払おうと、考え事をしていると、天使様が私をそっと抱きしめ何か呪文を呟いてる。モヤが少しだけ消えた気がした。
「アルゲディ、君にやっと逢えた。惜しいがそろそろ時間だ。現実世界の君が目が覚める様だ」
それを言われた時、私は泣いていた。目の前の天使様は生き別れの人に出会った様な感じだ。だがそれが誰なのか分からない
「また会おう。・・・・娘」
「え?」
降り注いでいた光が消えて、私は薄らと目を開き、辺りを見回すと私の自室だった。
目を覚ました私を兄様と姉様が心配そうに見る、兄様がホッとした様子をし頭を下げた。
「すまない。脅すつもりは無かったんだ」
「大丈夫です。私も悪かったのですから」
「あんなに頭を振るとは思わなかったよ」
「お兄様!何をしたのですか?!脅すって何のですか?!!!」
兄様は姉様に怒られている。それを見ながら私は安堵した。そこにはいつもの目をした兄様が居たからだ、あの時兄様の目がいつものベビーブルーの色から、金色に変わった。あれは何だったんだろう?考えても分からないので、私は兄妹喧嘩をしている2人に倒れてからの状況を聞いた。
「私が倒れてから何時ほど経ったのですか?」
「1時間も経ってないよ」
「私の自室にロッテが駆け込んで来た時にはビックリしましたわ。」
「すいませんお兄様とお姉様にはご心配を掛けました。」
私は王城であった事を少し話をしそれを聞いた兄様と姉様が
「疲れているでしょ?もう少し寝てなさい。」
「あぁそれがいい、今日は本当にすまなかった」
2人にそれぞれ頭を撫でられて私はまたベッドへと横になった。
「お兄様、お姉様、おやすみなさい天使様が素敵な夢を運んでくれます様に」
「天使様が素敵な夢を見せてくれます様に」
そのまま2人は出て、ロッテはそれを見送る。私は疲れたのかそのまま夢の世界へと旅立だった




