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ベンチに隠れて数分経つ、カサカサ音がする。そこには知らない人が居た。


「どこの令嬢だ?」


そこにはブロンド髪、紫色の目をした兄様の少し上に見える人が居た。


「はい今王太子様とかくれんぼしてまして」


「は?かくれんぼ?」


どこかで見た反応だった。

私は首をコテンと傾げる。王太子と同じ反応してる。


「叔父上どうされたのですか?」


「あー婚約者とお茶会してるんだっけ?」


その人は額に手を当ててた。私は大慌てで挨拶をする。


「イプシロン・トゥカーナです。」


私はスカートの裾を広げ、脚を曲げる


「ご丁寧にありがとう。レオニス・アウストラリスです。顔を上げていいよ」


私は許可が出たので顔を上げる。変な子じゃ無いよっと微笑んでおく。


「後10年上だったら・・ハァ。」


何かボソッと言っていたが聞こえなかった

そう言えばかくれんぼしてる最中だったのに、見つかってしまった。


「あっ!王太子様見つかってしまいました。」


「そう言えば、かくれんぼって何だ」


「100数えてどこかに隠れる人を見つける遊びです」


「ほー今度学園でやってみるか!じゃあ俺行くわ」


「叔父上・・また」


片手を上げて去っていくのを、頭を下げて見送る。そしてもう一度謝る


「王太子様すいません」

「まぁ目星は着いてたよこの場合はどうすれば良いんだ?」

「見つける人と隠れる人が交代です。」


ふーん。

王太子がまた考えてる。あっ目がキラキラしてる。


「よし!交代だ!僕を見つけたら次の遊び何かあるのか?」


「はい!ありますよ!次はだるまさんがころんだです!」


更に目がキラキラしだした!歴史の話とか言われたらどうしよって思ってたけど、良かった!


「じゃあ私がここで100数えますね!」


◇◆◇◆


私達は疲れたのでまたお茶会を再開する。

疲れた時には甘い物だよね。運動明けの軽食が美味しすぎて、顔が緩む


「トゥカーナ嬢美味しいか?」

「今日は凄く動いたので恥ずかしい話お腹が空いてしまって」


しまった!お腹空きすぎて瞑想時間忘れた!ど、ど、ど、どーしよー!プチパニックになっていると、王太子が笑い始めた。


「アハハハハハ」


私がパニックになってるのに声をあげて笑ってる王太子、私は思わず赤面する。


「笑わなくてもいいじゃないですか!」


椅子から立ち上がり、茶器が音がする

思わず怒ってしまったが、次の瞬間頭が冷えた!


「ごめんってば!アハハハ」


大爆笑である。子供だから仕方が無いが、不敬罪は困る!大変困る!


「すいませんいきなりの怒ってしまって」


目を伏せて瞼を震わせ顔は斜め右に手は目の下に持っていく、ミユキ直伝の必殺技泣き落とし!慣れて無ければ大概の人は落ちるとミユキが言ってた。私は騙されなかったねこれで落ちる人は、大概ダメな人ね。。人が良すぎるわ



「な?!泣かせたかった訳じゃ!」


オロオロしだす王太子あれ?まぁまだ子供だしね。そうそうダメな人って訳じゃ無い

私は慌ててハンカチを出して目元を拭く


「すいません。取り乱してしまって恥ずかしいです。」


恥ずかしすぎて顔を手で隠す。もう無理!

でも今日の遊びで楽しかったのは何だろ?

私は首を左右に振りながら


「気にしないで下さい、今日は何の遊びが楽しかったですか?」


少し首を傾げて、思わず近所の弟の友達に話し掛けるお姉さん目線で言ってしまった。

思わずしまった!っと思ったけど、どう出るんだろ?ドキドキしながら待ってると



「全部!」


王太子がニッコリ笑って子供らしい笑顔をしてた私はホッとして、その後も会話を続け、お開きになった。

悪役令嬢って高確率で王族と婚約してますね。

まぁこの話もその流れを行きました。

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