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ドレスをどうやって書こうか散々悩み、色々とググッたのですがドレス=プリンセスドレスと頭に浮かび、平凡に終わりました。


【⠀】→「」への修正終わりました。確かに読み辛い(´-ω-`;)

報告ありがとうございました。


 

 今日はお城で王太子の婚約者を決めるお茶会の日、速く帰ってきた父様(とは言っても夕食後)に苦しいくらいのハグをされつつ、母様は私を解放しつつ予定を教えられる。明日は朝から大忙しよ早く寝なさい、と解放されたついでに、そのまま寝る前の挨拶を手早く済ませそそくさと部屋に戻り眠った。


「お嬢様おはようございます。お支度させていただきます。」


 5歳の幼女に早起きは辛いのです。だが朝日がまだ登ったばかりの頃に起こされるのはお決まりらしく、全身をピカピカに磨かれる、眠いので身体は起きておらずゆらゆらしていてたまに頭がカックンとなる、するとロッテに優しく起こされる。これを数回繰り返すうちにようやく頭が起きる。貴族って大変、


 昨日のうちに決めていたドレスを取り出し、ロッテは手際よく私に着せていく、いつ仕立てたのだろう?かなり良い生地のシルクみたいなドレス、脛辺りまであるミントグリーンのプリンセスドレスを着せ替え人形の様に着て鏡の前に立つ、ここまでになると生きる人形になった気分だ。

 ドレスを着たら髪を結んでいく、ニシヨンにして緩く編み上げる。春らしく淡いピンク色した花の髪飾りを差し込み準備完了、ピチピチな5歳の肌に化粧は要らない、寒いからと保湿クリームを塗る位だ。


 色々ゴテゴテとするのは嫌だ。長年仕えてくれる私の侍女ロッテに全ての飾り付けを任せ、私のすることといえば最終判断をすること、記憶が無かった頃からシンプルを好んでいたらしく、ロッテは嬉しそうにやってくれるはとてもありがたい、だがこのドレス可愛すぎないか?綿菓子の様にふわふわだ。それを見てお腹がグーッとなりそうなのを気合いで止めるが、これで3回目、視線は自ずと隣に置かれてるクッキーに釘付けだ。まだ頭を動かしてはいけません。と言われてから随分経つ、頭の飾り付けも終わったし食べてもいいよね?私も朝が早かったがロッテの朝はもっと早かった筈だから聞くことにする。一応お腹すいたアピールも入れておこう、


「ロッテまだ?」


 甘い香りがする一口サイズクッキーを早く食べたい、

 身支度してると朝ご飯を食べる時間も無いため、時間の掛る時にはドレスが汚れない軽食が来るらしいが、この前試作したクッキーをどうしても食べたいとお願いをしたら、タマゴボーロの様なサイズであり、貴族令嬢として一口で食べても怒られないサイズを料理人達が準備してくれた。味はこの前作った緑茶味と紅茶味だ。沢山食べると水分持っていかれるので余り食べられないのが欠点だ。その間もロッテは時々視線が下がる私の頭が動かないように、クイッと持ち上げ時々サイドから見ても変ではないか確認をしてる。


 「もう少しお待ちくださいお嬢様、」


 手は凄い速さで動いているのに余りブレが無い、

 何か魔法でも使ってるのだろうか?としばらく観察する。靴はピンク色の踵が低いのを選んで完成だ。


 季節は春先なので着脱ぎ出来る可愛らしい白いふわふわな外装も羽織る。手触りがいい素材はなんだろ?魔物なのかな?それとも動物?

 ふわふわの手触りを楽しんでいたら、ロッテがニッコリ微笑み


 「このふわふわな毛皮はリッシュって魔物のものです。」


 魔物の毛皮なのね。どんな魔物なのか分からないけどそれでも魔物にも命がある。でも共存は難しいのは分かるので、心の中で合掌するありがとう。ごめんなさい。

 クッキーをお腹が鳴らない程度に食べたら、お父様が待ってる玄関へ降りる。


 「おはようトゥカーナ今日はとても綺麗だ。ずっと家に居ていい嫁に出したくない、」


「まぁお父様奇遇ですね。私の可愛いトゥカーナを外に出せばすぐに攫われてしまいます。トゥカーナ今日は私とお茶会しましょう。王太子殿下の婚約者選びと言っても沢山いらっしゃるのでしょう?なら1人居なくても分かりませんわ。」


 父様の嘆きに姉様が便乗してカオスな状況になってしまった。

 姉様が視線でロッテにサインを出すと、ロッテがすかさず私を背に庇い前に出た。父様に感動のハグなんてされたら今までの苦労が水の泡だ、そう姉様は思ってくれたのだろう、だが言葉の端々に王家に聞かれたらいけない言葉が混ざってる。もし婚約者に選ばれたら不敬罪にならない様に……いやいや私が選ばれるわけがない、今日の私は沢山いる令嬢の中に埋もれ目立たない様にするんだから、

 そう思い、仁王立ちして私を守ってくれるロッテの後ろから顔を出し、とても小さなため息をつく、


「ボレアリスもそう思うか?トゥカーナ嫁に行かなくていい、お父様がずっと養ってあげるよ、」


「出来れば私達に孫を見せて欲しいわね、嫁に出してください、さぁトゥカーナ今日は王太子殿下とお茶会でしょ?お待たせしてはいけないわ、ほら旦那様もお仕事に行ってらっしゃいませ、」


 嫌だ!嫁になんて出さない!と泣き出したお父様を慰めるお母様は苦笑いして私に微笑む、

 いつも見送る側だから何だか恥ずかしい気持ちになる。家族が勢揃いで見送りしてくれる、緊張してたから嬉しい。私はロッテの背中から出て優雅に挨拶をする。


 「おはようございますお父様、お母様、お兄様、お姉様、」


 「トゥカーナ?緊張してない?」


 姉様に言い当てられたが、今日はお父様と一緒に登城する。


 「お父様が一緒だから大丈夫・・・多分な、」


 お父様は多分を聞いて悲しそうな顔をしていた。

 兄様が耳元でお父様にボソボソ何か言った後、元気になっていた。兄様何を言ったのですか?まぁ元気になったならいいか、


「さぁ私の可愛いお姫様一緒に行きましょう。」


 家族皆の見送りをして貰いながら、お父様にエスコートをして貰い向かい合わせで乗り込む、

 公爵家の家紋が入ってる馬車で王城へ行くのは初めてだから、とても緊張してしまい父様を見て微笑む笑顔もなんだかぎこちなく感じる。私のぎごちなさを感じた父様が私の隣に来て私の手を握る、ふわっと温かい気持ちになる。まるで前を向きなさいと言われるみたいだ。


 「緊張するかい?王太子殿下とのお茶会を楽しんでおいで、」


「あまり目立たない様に隅っこでお茶を楽しんで来ます。お友達が出来たらいいな、」


「例えトゥカーナが隅にいても、可愛いから目立つ、目立ちなくないなら今からでもうちに帰るかい?」


「お父様大丈夫です。それに今日はロッテと早起きしてここまで来たのです今更帰れません。」


「そうか……なら良いんだ。楽しんでおいで、」


 お父様に聞かれたが兄様との会話が気になったが、大丈夫ですと微笑んだ。でも父様が何だか申し訳がなさそうな感じ私に優しく微笑むと、また向かい側に座ると、たわいも無い話を始める。何だろう?気になる。でも聞いたらダメな気がしたからそのままにした。


 馬車が王城に着くまでの間に色々な話をした。こんなに沢山喋るのはとても久しぶりだ。


「今度マヨネーズを作ってみます。これでお兄様の嫌いな野菜を克服させてみせます。」


「トゥカーナは野菜も好き嫌い無くよく食べるからね、それは楽しみだ。さぁトゥカーナ着いたよ、」


 まだまだ喋り足りない位で城門に到着し、家紋を確認すると、そのまま王城へ入っていった。


 お父様とお茶会の会場前に到着すると、そこで別行動になる。少し寂しくなって


「お父様行ってきます。」


「トゥカーナいってらっしゃい、帰りは一緒じゃないのは寂しいが、今日家に帰ったら教えて欲しい、楽しんでおいで、」


「はい、お父様もお仕事頑張って下さい、」


 私は王城のメイドの案内でお茶会の会場へと向かった。

お読みいただきありがとうございます。

ブックマークと評価ありがとうございます。


休みも明日1日・・・仕事行きたくない病が出そうですが、幼女編終る様に頑張ります!

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