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馬車が屋敷に戻っても少し眠っていたらしい。恐らくアーロンが運んでくれたのだろうか?
瞼を数回瞬きをして頭を起こし、丸まって寝ていた為、伸び伸びと手と足を伸ばした。気持ちいい、前世でこれをすると毎回足がつって痛かった。若いって素晴らしい、あっ、前世の歳は10代後半だったから、そう年寄りってほどでもない、私がベッドから起き上がると同時にノックが鳴り、ロッテが目覚めのハーブティーを持ってきてくれたので、ロッテが準備をしてる間にハーブティーを飲み、何してたっけ?とぼんやり思い出す。
着替えて下に降りたら、後1時間位で夕食の時間らしい。今日は珍しくお父様が速く帰ってくるらいので私は嬉しくなる。お父様はハグが痛くなければ家族大好きな人なのだ。そう。ハグが痛くなきゃ、そこはアーロンに任せる。
私は港で買った魚を塩焼きにして欲しくて、調理場へ向かう。私が調理場に向かうのをロッテは止めるけれど説明が難しいのだ、少しだけっと更にお願いをして、少し強引に向かう
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調理場に居たのは料理長と補佐をする人達だ
調理場に現れた私を見て皆はギョ!っとはしていたが、魚の処理と塩焼きの方法を聞くと、渋々っと言った感じで了承し私の調理法を真面目な顔で聞いてくれる。聞いてくれない時は必殺"お嬢様のわがまま"を繰り出す予定だ。
「お嬢様魚を丸々お皿に乗せるのですか?!」
料理人達はビックリするが、塩焼きの焼き方と皮に着いた塩分で更に美味しくなる!っと言っても、料理人達は納得出来ない顔で首を傾げ何とか納得してくれたが。それでも食い下がり意見するのは料理長だけだ。気持ちはわからなくも無いので、お互いに妥協案を探す。
「せめて半身にして下さい。小骨が引っかかると調理してる側からすると、こちらの胃が縮みます。」
ぐぅ。。流石に私は前世で食べ慣れているが、他の家族は分からない。お魚がある間は半身でって事にした。ついでにとても酸っぱい果物は無いか?と尋ねたら、カボスがあった。果物の名前そのままっぽい。私としては有難いのでそれを半分程切って添えて貰う事にした。
「このカボスは何に使うので?」
料理長アムスが言う。
「カボスの酸味が塩気を和らげるので、塩気が弱くなって酸味が加わりとても美味しくなるのです」
「後黒い液体と、紅茶の原料の葉がありますが」
私はすかさず、
黒い液体は塩焼きに掛けるととても美味しくなるのですが、とても塩っぱいので、小さい入れ物に入れて、塩焼きと一緒に出して下さい。っとお願いをした。
葉っぱはしんなりするまで蒸して私に下さい。っと更にお願いする。私はここでお嬢様の我儘を炸裂させるのだ!
前世緑茶を作った事は無いが発酵は加熱によって止まるので、蒸してしまえば止まる。
大きなキッチンの横を借りて蒸した茶葉の水分が少し飛ぶようにして広げ、少し冷ます
少し冷ましたら葉っぱがまるまる様に揉む
揉むと茶葉が線状に丸くなるので、それをザルに広げて乾かす。なんちゃって緑茶が完成した。後は飲んでみて試行錯誤をするだけだ、
「お嬢様これは何です?」
私の周りに料理長達が囲む
「これはなんちゃって緑茶です。紅茶の様に砂糖を入れたりミルク入れたりはしません。少し渋いけど美味しいんですよ」
はぁ・・・っと分かったのか分からないのかの返事を貰い明日迄そのまま置いておく事をお願いする。
果物の名前が思いつかず。そのままになりました




