レビューを書こう!ベテラン編
前回の内容は、主に作者向けにレビュー外の動きの重要性についての話だった。今回からはレビューそのものを効果的にすることについて考えていきたい。
効果的な、良いレビューとは何か?
これに対する回答は1つ。『PVが増えること』これに尽きる。
ではどうなるとPVが増えるのか?これも極めて単純な話で、そのための要素は4つある。
1:そのレビューが目に留まる回数が多い。
2:そのレビューを読まれる確率が高い。
3:レビューから作品に飛ぶ確率が高い。
4:レビューで興味を持つ人と、その作品の傾向がマッチしている。
つまり、そのレビューを100人が目にし(要素1)、そのうち20%がそのレビューを読み(要素2)、その30%が作品にとんだ(要素3)とすれば、6人がその作品の表紙にたどり着くこととなる。
前も話したが、この先を読むかどうかは作者さんの腕前と考えているので、レビューの仕事はここまで。
とは言え、例えばとても詩的で美しいレビューを書いて、その内容がドタバタコメディならどうだろう?もちろん、新規読者層を開拓できるかもしれないが……一般的に期待通りの内容であるほうが、継続しての読書率は高まるはず(要素4)。
上記各要素について、その精度を高めればレビューの効果は高まると言えるだろう。
1:そのレビューが目に留まる回数が多い。
レビューが目に留まるか否かは、結局のところ『小説を読もう』のトップページに存在するか否かに等しい。過去のレビューを遡って見る読者は極めて少ない。
つまり、他のレビューが少ないタイミングにこちらがレビューをあげればよいことになる。
しかし一方で読者がいないタイミングでレビューをあげても意味がないということも言える。
ここにすでに矛盾がある。レビューがあがるのが多い時間帯ということはアクティブな時間帯であり、その時間=読まれやすい時間帯と言えるのではないか。
まず、読者のアクティブな時間帯について考えてみよう。ちょうど良いデータ(読者数が多い、ここ数日更新していない、更新時間が一定でない)がわたしや友人の作品にはないので、ブクマしているなかから……『シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』(以下『シャンフロ』)のアクセス解析を見てみよう。人の作品のグラフをコピーするのも良くないかと思うので文字での表現で失礼するが、6/10の時間別PVのグラフを見るに。
多い← →少ない
20,12,22,23,21,19,18,0,16,7,17,8,15,13,14,11,1,10,9,6,2,3,4,5時台
となる。
『シャンフロ』クラスだと最多PV時間帯で10000PV/h以上、最少の5時台ですら2600PV/hもあるわけで、わたしも含めて中堅以下の筆者にとっては、その2600にすらPV/Dayが負けるのがせつなくなる、人によっては累計がそれに負けてよりせつなくなる訳だが……強く生きろ。
もちろん、細かく言えば色々変わってくるであろうが、一般的な夕食後から午前1時ころまでが最もPVとしては多く、昼休み休憩が次点、朝晩の出勤や通学時間帯の行き帰りと続き、そこまでは熱い時間帯。仕事や授業中である午前9~11時台、13~15時台は弱く、深夜帯が最も弱い、黎明・早朝の4~5時台が最弱となる。
これはどの作品もそうは変わらないと思われる。もちろん更新直後とかはPV付きやすいというのは当然あるだろうし、作品の種類によっても変わるだろう。
だが、マスデータとして考えたときに、読者が多い時間帯と『シャンフロ』のこのデータが大きく変わるという事はあるまい。『なまこ×どりる』だって、長期的にみるとこれと類型のデータとなる。
では一方で、レビューが書かれる時間帯はどうだろうか?
ここで問題だ。一日に書かれる平均レビュー数は?
そこから、一時間に何本レビューが書かれると言え、どの程度トップページに残っていれば時間的には長くいることになるのだろうか。
ちなみに、わたしこの文章書くために数えましたよ?くっそめんどくさかったですわー!ちなみに数えているときに6月最初のレビューがわたし宛てだったのが笑う。
5/25~6/7の2週間のデータで、正解は一日約40本、平日も土日もそう変わらないのが興味深い。平均すれば36分に一本のレビューが書かれることとなるが……。それは均等ではない。運が悪いと新着レビューが集中し、1時間程度で押し流されてしまうこともある。
何時にどれだけのレビューが書かれているかというと、以下のグラフのようになる。
見ての通り、普通にレビュアーも同じ生活スタイルの中で生きているため、似たようなグラフの形状になる。興味深いのは午前3時や10時14時が割と伸びていることで、レビュアーの意図が見て取れる。
例えば午前3時、寝る前にレビューして、朝の出勤時の読者の目に留まるようにしようということだ。アリな戦術で、わたしもやることはある。ただ、3時台前半だとその後に新着レビューに押し流されてしまう可能性もあるとも言える。PVの多い時間帯と、レビュー数の相関性から判断すれば、午前6時にレビューを投稿するのが間違いなく最良だろう。わたしは寝てるから絶対やらない。
ただし、気になることはある。朝にレビューから小説を探すのか?ということだ。例えば登校時にスマホでなろうを見るとして……レビューから作品を探すのか。
これに関しては良かったらわたしの活動報告にでも、新着レビュー見るか、見るとして何時頃が多いのかでも書いていただければ、後日作中で紹介させていただきます。
2:そのレビューを読まれる確率が高い。
旧ユーザーインターフェースならこういう持論だった。「タイトルを長くしろ」したがってわたしの書いたレビューはタイトルが長いものが多い。以前紹介した『鳴海酒』さんへのレビューもそうだし、例えば『瀬川雅峰』さんの『辰巳先生の国語科授業』という作品に書いたレビュータイトルは、
『なあ、君。森鴎外の『舞姫』を読んだことあるかい?無いならこの作品を読むと読んだ気になれる。読んで、好きならこの作品は刺さる。嫌いなら見方が変わる。エリスたんはぁはぁ?おお同志よ、語り合おうか。』
である。クソ長い。レビューなんて使い捨てで、クリックされなきゃ意味がないので、こうした長いタイトルは有効的であった。なろうの作品がタイトル長いのとまったく同じ考えと言える(そう言いながら、自分のメイン作品は『なまこ×どりる』と7文字しかないわけだが……)。
ところが現在はレビューのタイトルは100字まで付けられるが、40字程度しかトップ画面に表示されないのである。同じ条件でいかにキャッチーなタイトルをつけるかにシフトしていると言える。
また、100文字程度、内容も表示されるようになったため、良いレビュー文とは以下のように定義できる。
『タイトル40字と、本文の先頭100字で見たものの興味を引く』
初心者編で「特徴、一番お勧めのところから書き出す」と言ったのはここにある。
最後にそれを書いても見てくれない可能性が高いのだ。
タイトルと開幕の100字で、美しい詩的な表現でも、笑わせても、作品の特徴をガツンと書いても良い。
人を惹きつけるレビューはそこにある。
『俺の母乳で娘を育てる!! ~ダンジョンに女の子が倒れてたら母乳を飲ませるしかないよね? ね?~』の『しいたけ』さん!
読み専の『山田の中の山田を自称する山本(偽名)』さん!
レビューいただきました!ありがとうございます!