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レビューを書こう!効果的なレビュー

 前話に書いた『俺達は今だからこそ「宇宙船サジタリウス」について深く考えなきゃならんのだ』のPVが伸びたり、レビューがとんでくの笑う。

 『つこさん。』おつかれさまです!

 レビューの仕事とはなんだろう?

 レビューの仕事は読者を作品のトップページに連れていくことだ。


 トップページから、中を読むかどうかは……作品のあらすじの仕事。

 先を読み進めるかどうかは……作品の第1~2話くらいが読者を引き込むかの仕事。


 だから、レビューはPVを増やせれば仕事はしていることになる。ブクマが増えるかどうかは作者がその作品を魅力的に書けているかどうかということであり、レビュアーの仕事ではない。

 だからレビューしたけどブクマ増えなかったなーと気に病むことはない。レビューしたけど、PVが増えてないんだよなーは気にしてもいいかもしれない。


 まずはこのくらいで考えよう。


 もちろん、連載作品ならPVは伸びやすい(1人が複数ページを読むため)し、短編へのレビューはそんなに伸びやしない。すでに有名な作品をレビューしても、レビューを見るような人はそもそも知っている確率も高いし、仮に何名かが見に行ったとしても、読者数の母数に対して増加量が少なく、目に見えた効果はまず得られないと言える。


 では短編や有名作品にレビューしてはいけないのか?


 もちろんそんなことはない。『紹介したい』という気持ちがレビューを書かせるのだ。

 その作品の『読者を増やしたい』からレビューを書くのではないことに注意しよう。結果として読者が増えた、ファンが増えたなら嬉しいくらいの気持ちだ。

 レビュアーが、「ああ、ブクマ増えなかったな。レビュー失敗して申し訳ないな」なんて考えるのは無益なことだ。それを気に病んでレビューをやめるのであれば愚の骨頂だ。


 わたしの友人だと『暮伊豆』さんは積極的にレビューを書く作者だが、「書きたいから書く」というスタンスを自称しており、レビューによってその作品のPVが増えているかどうかなど気にしていないというように振舞っている。

 真意は知らぬ。彼には彼の思惑があると思うが、「書きたいから書く」というスタンスを出すのはレビューというものの垣根を下げるので良いことだと思う。


 さて、それでも。それでもなお、レビューに効果を求めたがる者たちよ。


 わたしもそうだ。ただ、わたしの良いところ……なのかどうかは知らないが、わたしが自分で良いところと思っていることとして、効果が仮になかったとしても気に病まないことだ。


 それはレビューした時もされたときもね。

 レビューされた人にも言っておこう。それでブクマが増えると期待はするな。その期待はレビュアーには重荷だ。


 話がずれた。改めてレビューに効果を求めるものよ。


 どうすれば効果的なレビューが書ける?名文を書けばいいのか?あなたの文章力が倍になったらレビューの効果は倍になるのか?……否、否だ。

 3話で西尾維新や三浦しをんが別名でなろうに登録して長編小説を書いてもすぐにメジャーにはなれないだろうということを書いた。

 同じことが言える。


 なろうに登録したばかりのプロ作家のレビューと、わたしが書くレビュー、どちらが内容的に素晴らしいのか、そう聞かれたら前者のがすばらしいのだろう。だが、実際に読者が行くのはわたしのレビューだ。

 それはわたしがレビューを書きなれ、貰いなれているから『ではない』。

 わたしはなろうで書き始めてからまだ1年も立たない新参だが、わたしにはわたしが作ったコミュニティがあるからだ。


 クラスタと言い換えても良い。

 クラスタという言葉はなろうにおいては悪意的に見做されることが多い。

 それは『相互評価クラスタ』というもののせいだ。

 簡単に言えば、そのクラスタに所属するA氏とB氏は、互いの投稿を特に読むこともなくブックマークし、評価点を10点つけるような関係のことを相互評価クラスタという。


 わたしのなろうにおけるコミュニティを『なまこクラスタ』と呼称するとして、この『なまこクラスタ』は決して相互評価クラスタではない。

 それはわたしが評価点を入れた作品と、わたしがお気に入り登録したユーザーのリストを作成して見比べてもらえれば簡単にわかることである。


 話がずれたが、わたしのレビューの方がプロ作家のレビューより効果的と言える理由はここにある。


 レビューしたことを『活動報告』に書くからだ。


 わたしをお気に入りユーザーに登録しているユーザーは現在94人存在する。


 彼らに、レビューを書いたぞ、君の友人たるなまこはこの作品を気に入っているぞ!


 とアピールできるからである。


 そうすると、この94人のうちの全部とは言わないが何人かは見に行くのである。


 『なまこクラスタ』だと少なくとも『間咲正樹』さんは必ず読みに行ってくれるだろう。彼はわたしが活動報告などで「これまさきさんにおすすめだよー」と言うとソッコー読みに行って感想残してくれるからね。

 あ、ちょうど今、彼がこの作品にレビュー書いてくれたね。ありがとう。


 つまり、レビューが効果的なのはそのレビューの文章の良し悪しよりも、レビュアーがインフルエンサーとしてどれだけの影響力を有しているかに他ならない。


 3話で『shiba』さんなら100のブクマを150にするレビューが書けるかもしれないと言ったのはそこにある。

 彼は、わたしよりずっと大きなコミュニティを有しているからだ。『もふもふクラスタ』は『なまこクラスタ』より大きいのである。 


 レビューの効果を高めたければ、自分が周囲に影響力を与えられるようになることこれが第一だ。


 ちなみに、わたしが受けたレビューの中で、最も影響力が大きかったのはなんだったか最後に教えよう。

 わたしのエッセイ『行きつけのインド人がやってるカレー屋でたまたま七福神の話題になったとき、七福神の中にインド人が3人いるよと教えたら、インド人のテンション⬆⬆になった話』(以下『インド人』)がいただいた紹介だ。


 あのエッセイは昨年の10月にバズって、単発のエッセイとしては異例の1800pt以上を稼いでいる。その後、わたしの友人たちの後押しもあって今は2432ptで年間4位にランクインされている。


 なぜ、『インド人』が短期に1800ptも稼いだのか。インフルエンサーに紹介されたからだ。ただし、『なろう』のレビューではない。


 『ゆうきょう』さんという2000人以上のフォロワーさんのいる住職さんが「素晴らしい(*´ω`*)」とツイートし、それを『カレー坊主@吉田武士(僧侶Lv.7)』さん(フォロワー6000人以上)や『本格ネパール・インド料理サラムナマステ』さん(フォロワー27000人)がリツイートしたためだ。


 ちなみに当時わたしはツイッターやってません。読者の方が教えてくれました。


 という訳で、レビューそのものの文章や効果よりも、レビュアーの影響力の重要さについては納得いただけたかと思う。


 次回はそれでも文章を、レビュー文そのものの効果を高めるにはどうすれば良いかについて。

 レビューいただきました!


『明らかに両想いな勇斗と篠崎さんをくっつけるために僕と足立さんがいろいろ画策する話』の『間咲正樹』さん、ありがとうございます!


 ついさっきお気に入り登録してくれた『ミミマル』さん!まだ話したこともないけど、この作品はあなたにお勧めだと思う。


 ところでこの6月、今のところなろうで一番レビュー貰ってるのわたしだから!よろしく!

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ξ゜⊿゜)ξ <筆者のメイン小説をよろしくですの!
i521206
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