第6話 渋滞
「やれやれ渋滞か」
どうやら、今しがた事故があったらしくいつもはスムーズな通りが車の列を作っていた。
「これは一時間はかかりそうだな」
「いっ、一時間すか!?」
助手席に座る佐藤が悲鳴に近い声を上げた。
「そ、そうだがどうし……」
そして察した。
「お、おい佐藤君、まさか、さっきトイレ行かなかったのか?」
「はい……」
「ったく何で行ってないんだ、わりと切羽詰まってたんじゃないのか?」
「だ、だってしょうがないじゃないっすか! なんか、その村尾ちゃん怖かったし……」
確かになんとなく電話口の村尾は怖かった。
「わ、わかるが、お前の方がセンパイだろ?」
「そ、そういう問題じゃなくてあうっ!!」
大きな声を上げた佐藤は慌てて前を押さえた。
「お、おい、まさか漏らしたのか?」
「も、も、漏らしてないっすよ!ちよ、ちょっと危なかっただけっす!」
「ちょっと危なかったって大丈夫か!? ここから降りてコンビニまで走ったほうがいいんじゃないか?」
「む、む、無理っす、た、多分、今から走っても間に合わない気がするっす」
「仕方ないな、それなら、そこに入ってるダッシュボードのやつを使え」
「け、携帯トイレっすか? あぁこのさいそれでも……っ」
佐藤はダッシュボードを開け中のものを取り出して顔を引きつった。
「ってこれってもしかして……」
「あぁ、そうだオムツだ」
「な、なんでオムツが入ってるんすか!? 部長のすか!?」
「俺のわけないだろう!? これの車、社用だぞ?」
「そ、それはそうっすよね」
「んで、どうするんだ? 別に今更この車の中で新しい染みが出来ても誰も何も言わん」
社用ってのもあって撮影でも使われるから、どうしたって色々な染みが出来ていた。
「そ、そういう問題じゃないないっすよ! あーも、もうダメっす!ぜ、ぜったいこっち見ちゃだめっすよ!!」
「うぉっと!」
慌てジーンズを脱ぎ始め、俺は慌てて目をそらした。
一瞬見えた脱いだ下着がぐっしょり黄色く濡れていたのは気のせいのはず。
気のせいだから忘れろ。
「つ、付けたけど、我慢できないからと言ってこの中にするのは……大人として……っ!!」
「ど、どうした?」
焦った声の佐藤を思わず見てしまった。
「み、見ちゃダメっすよ!!……あ」
変な声と共に静かな車内でくぐもった放尿音が聞こえる。
ブラウスから見える白い紙オムツがみるみるうちに膨らんで行く。
「あ……あ……やだ…だめ……だ……め……」
呆けた瞳でどこか気持ちよさそうにオムツの中におもらしをする佐藤に、この上無く興奮し同じように膨らませていたのだった。
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